千葉県立薬園台高校1・2年生13人が取り組む「薬草園復活プロジェクト」を知って思ったこと

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過去約1年間、この「心と身体を整えるために in Herbal Life」というブログを書いてきて感じていることの一つとして、関東の中では”千葉県”がハーブを身近に感じていく上での取り組みが進んでいる印象があります。

それを最初に感じたのは、千葉県茂原市のま・よ・ら・な Aromatherapy & Herbal life 【Majorana】さんが、千葉県の高校とタイアップし、「高校選択文化講座」として【ハーブ】の授業を展開していることを知った時です。

2018年度の「高校選択文化講座」【ハーブ】の授業の様子はこちら

イベント的に、単発で講座を行なうというのは過去に高校で行なわれているということはあるとは思うのですが、このように定期授業として設定されているということに対し、「千葉県進んでるなあ~」と感じました。

自然豊かな千葉県の土地が、多くのハーブ・アロマ好きを定住させていることもあり、その中の人脈のつながりを通じて、地域のコミュニティーへの働きかけがされやすい土地柄なのかもしれません。

あとは、非常に有名な千葉県夷隅郡(いすみぐん)の大多喜ハーブガーデンの存在も、小さなころからハーブを身近に感じる雰囲気を作っているようにも思います。

千葉県には、表面(メディア)にはほとんど出てこないけど、すごい能力を持った魔女が山奥に潜んでいるのではないか?と個人的に予想しています。(半分冗談)

千葉県のハーブ事情についてはこれから深く調査していく必要性を感じているのですが、そんな中、朝日新聞で【千葉)船橋の薬園台高生、薬草園を「復活」】というニュースを見つけました。

内容について以下に抜粋します。

江戸時代、「薬園」があったことで知られる千葉県船橋市薬円台。その一角にある千葉県立薬園台高校(大沢次郎校長)で、園芸科の生徒が薬草園を「復活」させた。6月2日には地域の人らとの交流会を開き、育てた薬草を披露する。

同校農業クラブの1、2年生13人が、「薬草園復活プロジェクト」に取り組んだ。リーダーで2年の井出萌花さん(16)によると、昨年、当時の校長先生から薬園の話を聞き、興味を持ったという。

この一帯には江戸時代、「滝台野薬園(下総薬園)」があった。徳川八代将軍・吉宗の時代の1722年、幕府の命を受けた医師・丹羽正伯と薬種商人の桐山太右衛門が、約30万坪の土地で薬草栽培を開始。オランダからの種や朝鮮人参(にんじん)なども植えたが、経営は成功しなかったという。生徒たちは地元史を研究している「正伯塾」の奥田健造さん(77)から、こうした話を聞いた。

生徒たちは昨年9月、薬園について知っているかを全校生徒や地域住民にアンケートし、計1140人から回答を得た。全体では約6割が知っていたが、生徒を含めて若い人はほとんど知らなかったという。

そこで薬園のことを知ってもらおうと、薬草園づくりを考えた。市内にある日大薬学部や東邦大薬学部にも出かけ、栽培方法などを相談。10月、校内の約220平方メートルの畑で土作りから始めた。種や苗の半分ほどを日大薬学部から譲り受け、残りは自分たちで選んだ。紅花、薬用サルビア、ラベンダー、ゴボウ、パセリなど15種類を栽培しており、効能を書いたプレートも作った。

井出さんは「薬草園にベンチを設置したり、ビワ茶や紅花などの染め物にしたりして、今後も活動を続けていきたい」と話す。

交流会は午後2時から。薬草でストラップやしおりを作ったあと、生徒たちが薬草園を案内する。問い合わせは同校(047・464・0011)へ。(大谷秀幸)

※朝日新聞デジタル 2018年5月30日版

 

学生が自発的に行動を起こし、しっかりと前進している感が凄いと感じたことはもちろんなのですのが、学生の写真もすごいと感じました。

私が住んでいる地域の高校生の”目”よりずっといい”目”をしています。邪気が少ない目という感じでしょうか。

千葉県における学生の取り組み、ハーバリストと学生の連携の動きは、参考になる要素が多く、ハーブ・アロマ業界を活性化させる上で材料となる情報だと思います。

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