以前、香りデータの分析に特化した人工知能(AI)を利用し、リゾート地で採取した香りデータの割合や傾向などの特徴を分析後、あらかじめ学習させておいた175種類のハーブの香りデータと照らし合わせて、その特徴がマッチするようにハーブティーをブレンドするプロジェクトについてのニュースをお伝えしました。
【過去の関連記事:ゴールドコースト観光局などが推進するAI(人口知能)を活用したハーブティー「Kaori Tabi」について。】
このニュースを見た時に、AIとハーブティー(香り)の融合を初めて見た瞬間でもあったので、非常に大きなインパクトを感じました。
AIの進化に合せて、ハーブ・アロマ業界とのつながりが今後徐々に広がりを予感させるニュースだったのですが、ちょうど今朝、「ここまで来たか」と思わせてくれたニュースが飛び込んできましたのでご紹介します。
仮想空間で匂いや風を感じる時代へ。VRゴーグルに取り付けるオプション登場【やじうまWatch】
VRゴーグルで匂いや風、霧、振動などを体感可能にする外付けデバイスがKickstarterに登場、わずか1時間あまりで目標金額を達成した。
「Feelreal」と名付けられたこのデバイスは、Oculus GoなどVRゴーグルの下部に取り付け、VRゲームなどで匂いや風、霧、さらには振動などを体感できるようにするデバイス。
匂いは255種類以上のアロマを使って作り出される仕組みで、VRゲームの種類に応じたアロマカートリッジを専用ストアで販売するという仕組みだ。
VRゴーグルと合わせて顔のほぼ全面をすっぽり覆ってしまうこのこのデバイス、実は約4年前にもコンセプトモデルの状態で出資を募るも目標額に到達せず失敗。
しかし今回は具体的なプロトタイプと専用ストア、実際に匂いなどを体験できるサンプルゲーム、さらには開発用のSDKなどひととおりの準備を整えて再びKickStarterに降臨。
わずか1時間で目標の達成に成功した。さまざまなVRゴーグルに対応しているので、手持ちの製品で使えるか、リンク先でチェックしてみてはいかがだろうか。
Feelreal – The World’s First Multisensory VR Mask by FEELREAL, Inc.(Kickstarter)
https://www.kickstarter.com/projects/feelreal/feelreal/Store(Feelreal Multisensory VR Mask)
https://feelreal.com/store/FEELREAL Multisensory VR Mask
https://feelreal.com/※Internet Watchの2019年4月18日の記事(https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1180771.html?ref=gunosy)より抜粋
クラウドファンディングで達成した額とみると、日本円で一千万円以上が集まっており、且つ、それが1時間で集まったという内容を見ると、この製品に対する期待度の高さがわかります。
私も、子供たちとNitendo Switchを一緒にやることがあるのですが、ゲームの中の景色に応じそれにマッチした香りが漂ってきたとしたら、より楽しみが増幅されるのが想像できます。
この製品の技術は、VR(仮想現実)とAI(人工知能)が結びつく事で可能になったということだと思いますが、このニュースは今後のアロマ業界の拡大にも大きく影響を及ぼすことになるのではないかと感じました。
ゲームを切り口に、一般家庭で香りを楽しむ時代の到来がもうそこということですね。
非常にワクワクします。