サステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」の取り組みに衝撃を受けました。

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今年は3月以降、Stay Home中心の生活になっているので、例年に比べるとハーブ目的の外出が減り、直にハーブに触れる体験は相対的に減っていますが、それをプラスと捉えるかマイナスと捉えるかで、自分自身の成長速度に大きな変化が出ると考えています。

動き回ることが減ることで、じっくりと情報を探すことに振り向ける時間が増えているので、来年に向けての行動の源泉となる貴重な情報と巡り合う可能性が高まっていると感じています。

この「Enjoy Herbal Life」のブログは、今後のハーバルライフの中で持続的に財産となっていきそうな情報を扱っているので、「毎日更新する」イコール「今後の自分自身の行動の幅の拡張につながる」という想いで日々更新しています。

なので、”自分自身のメモとして書いている”という意味合いが濃いのですが、情報が蓄積していくにつれて、内容に対する様々なフィードバックを頂くようになってきているので、その部分も大きなモチベーションとなっています。

本日ご紹介する場所の取り組みは、強く衝撃を受け、すぐに行ってみたいと感じましたので早速取り上げます。

都心から車で1時間。クリエイティブな農場で味わう極上のリトリート体験

近ごろ東京で見られるようになったアーバン・ファーミングをはじめ、人や社会の豊かさを意識した新しい形の農業が今、注目を浴びている。そんな環境や食、農業を取り巻く新潮流を体験できるニューアドレスが、昨年、千葉県木更津市のサステナブルファーム&パーク、「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」だ。ここでは、食やアート、農業を通じて人や自然の本質的なあり方を見直すことができる。都心からも車で1時間で行けるので、リトリート目的で自然の豊かさを体験しに行くのにもうってつけだ。

サステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」は、レストランやカフェを通して生産者と都市をつなぎ消費のあり方を提案する「kurkku」で、かねてからサステナブルに取り組んできた音楽プロデューサー小林武史さんによるプロジェクトである。オープンは昨年末だが、実は2010年からこの東京ドーム6個分という広大な敷地の食を支える“農業の実践場”として開墾してきたとのことで、スタッフが一丸となり今の状態まで土地を育ててきたとのことだ。

「KURKKU FIELDS」の仕組みを知ることで食の循環が分かる

場内の草木や農作物のキラキラと生命力に満ちた様子に圧倒。

小鳥のさえずりや澄んだ空気、太陽のエネルギー、農業に励むイキイキした人々など……。この地に一歩踏み込みむと感じられるのが、生物とのつながりや農作物の発するパワーである。そんな「KURKKU FIELDS」の営みの原点にあるのは食であり、シャルキュトリーやベーカーリー、シフォンケーキ工房などの直売所を目当てに遠方から訪れる人々の姿を見ることができる。プレスの勅使河原さんによると、ここで味わえるほぼすべての食材はこのひとつのフィールドのなかで成り立っており、農場と加工場、食の施設、それを食べる人々の循環をもって「KURKKU FIELDS」が提案する循環のシステムが完成するという。

そんな循環の一部を体験できるのが、約10数種の野菜を育てている「オーガニックガーデン」やハーブや食用花を栽培する「エディブルガーデン」を巡って野菜やハーブを収穫する農業体験である。収穫した食材は、BBQの食材として使ったり、持ち帰ることも可能であり、そんな循環を身をもって体験することで、より「KURKKU FIELDS」の目指す理想の生命の仕組みを理解することができるだろう。

Harumari Inc.
Harumari Inc.

さらに、毎日即完してしまう自家製のモッツァレッラチーズの原乳を搾る水牛やブラウンスイス、鶏や乳牛などの家畜たちも、「KURKKU FIELDS」の食の循環に欠かせない。家畜の糞を「オーガニックファーム」や「エディブルガーデン」の堆肥として使用して畑の栄養にする循環作りにも積極的に取り組んでいる

シェーブルチーズに欠かせないヤギ。

そのなかで衝撃を受けた循環システムが、「KURKKU FIELDS」のプロフェッショナルたちの手によって作られた微生物や植物の浄化作用を活かした循環型濾過装置、バイオジオフィルターである。このイラストにあるようにダイニングで調理時に出た排水は、下水道を通った後、場内をめぐる水路を通すことで濾過される。そして、水路に使われている多孔石に微生物が生息し、水中の栄養素を分解し、クレソンやなどの植物が育っていく仕組みだ。

パーマカルチャーデザイナー、四井真治さんが描いた循環の模式図。

さらにその水は濾過されながら場内の奥地「マザーポンド」と呼ばれる池に流れ込む。太陽光発電で動くポンプでここから汲み上げられた水は再び水路をめぐり、ゆっくり時間をかけてピュアな水に戻る。そしてその水が野菜を育て、それらがダイニングの食卓を作るという、スケールの壮大な循環を目の当たりにできる。

アートを通して自然の見方を変える

Harumari Inc.
Harumari Inc.

もうひとつ、この「KURKKU FIELDS」の象徴であるのが、場内のあらゆるところに点在するアートだ。草間彌生やカミーユ・アンロらによる作品が設置され、小さなギャラリー内にはアニッシュ・カプーアやデイヴィッド・ホックニーの作品が飾られている。さらにギャラリー内で使われている家具は、スクラップ材木や工業廃棄物を素材にさまざまな家具を発表しているピート・ヘイン・イークのものであり、サステナブルに対する徹底ぶりを垣間見ることができる。このように場内に突如現れるオブジェのようなアートを媒介にして、また違う視点で自然との触れ合いを楽しむことができるのだ。

オランダ人アーティスト、ピート・ヘイン・イークによる廃材で作ったチェア。

食べることで自然の恵みを実感する

1番の人気商品である畑の野菜をのせたカンパーニュ。

「KURKKU FIELDS」が提案するサステナブルな取り組みを自分が心地良いと感じるかは、見るだけでなく自分が当事者になることが大切だ。冒頭でも述べたように、「KURKKU FIELDS」の醍醐味は食にある。自分も循環の一部となり、場内で見た農作物を実際に食べてこそ、自然の摂理を知り、共存する楽しさを感じられるようになるだろう。

例えば、農場の大切な作物である小麦を使ったベーカリーでは、味だけでなくその循環の仕組みが面白く、場内で有機栽培した野菜やハーブを使った自家製酵母などを利用してパン作りをしている。農場で採れた小麦は市販の小麦と比べ毎年安定していないからこそ、それぞれの特徴を見極めてパンにする必要があり、そこがパン作りの面白さだとベーカリーの店長の藤田さんはいう。

調理場のメンバーがレストラン「ダイニング」のメニュー開発をしているとのこと。

さらに、「KURKKU FIELDS」の農場の恵みをまるっと体験できるのが、レストラン「ダイニング」のメニューにある日替わりメニュー「農場ランチプレート」だ。この日に出してもらったのは、「オーガニックファーム」で採れたばかりの季節のサラダやブロッコリーのスープ、猪のハンバーグや平飼いたまごのゆで卵などを盛り込んだボリュームたっぷりの食材たち。農場で採れた食材で構成されているため、スタッフさんに一つひとつの食材のストーリーをうかがいながら食べるのがおすすめだ。開放的な「ダイニング」の窓からは、畑や牛舎などが一望できるので、より自然への感謝が湧いてくるだろう。

農場ランチプレート 1,600円〜、水牛モッツァレッラのマルゲリータ 1,500円、自家製コーラ 600円 (税抜き)

「KURKKU FIELDS」の食のオリジナリティを加速させるのが、ゲートすぐにあるシャルキュトリーの販売所である。シャルキュトリーとは食肉の保存性を高める手段としてヨーロッパで培われた技術であり、精肉はもちろん、内臓や血も無駄にしないで加工する方法だ。畑を荒らしたりしてやむなく駆除される鹿や猪などを有効活用し、ソーセージやベーコンに加工している。それだけはなく、シャルキュトリーに畑で採れた野菜やハーブを用いることで自然とコラボレーションしたメニューが多く揃っているのが魅力である。

Harumari Inc.
Harumari Inc.

サステナブルな社会を目指す食と農業の循環はまだまだ無限に可能性を秘めている。「KURKKU FIELDS」で食のサイクルを目の当たりにすることによって、これまで当たり前のようだった消費の概念を変えるきっかけになるかもしれない。今年の夏は、そんな学びのあるショートトリップに出かけてみるはいかがだろうか。

撮影:服部希代野

※Harumari Tokyoの2020年7月16日の記事(https://harumari.tokyo/49754/)より抜粋

こんな素晴らしいコンセプトの場所が存在していたことに、ものすごく驚きました。また、このプロジェクトリーダーが、非常に有名な音楽プロデューサーの小林武史さんだったことも驚きました。(個人的には、My Little Loverのイメージが強いです)

このKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)の中で、一つのエリアの中で生態系が構築され、循環システムが緻密に機能しているというのはまさにこれからの社会に必要な究極の仕組みだと思っているので、実際に足を運んで様々なことを学び取りたいです。

抜粋記事の中にでてくる「パーマカルチャー」の概念については、以下の過去記事が参考になると思います。

”パーマカルチャー”という概念を基に企画された『ハーブ、島野菜などを住民が無農薬で栽培できる庭園』構築プロジェクトについて】(2019年2月28日)

以下に基本概念を抜粋します。

 

「パーマカルチャー」

=”持続可能な農業や暮らしを目指し建造物やシステムのデザインを設計するという概念”

「パーマカルチャーの基本になる3つの要素」

1.自然のシステムをよく観察すること
2.伝統的な生活(農業)の知恵を学ぶこと
3.現代の技術的知識(適正技術)を融合させること

 

このパーマカルチャーが壮大、且つ、緻密に体現されているKURKKU FIELDS(クルックフィールズ)は必見ですね。

ワクワクしてきました。

KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)のHP

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