昨日は、以前ご紹介した、セラピスト誌を発行するBABジャパン主催の「発見!アロマ&ハーブEXPO」へ足を運んできました。
【過去の参考記事:【2018年12月7日(金)~8日(土)】アロマ&ハーブEXPO開催】
もの凄い活気あふれる会場で、アロマ&ハーブ業界の今後の盛り上がりを肌で感じ取ることができました。
一昨日と昨日の会場の様子は、「発見!アロマ&ハーブEXPO」のFacebookページに2日間の写真と説明がたくさんありますので、そちらをご覧ください。
今回のイベント中、様々なアロマ・ハーブの専門家による講演・セミナー開催されていたのですが、私は事前に以下の2つのセミナーを予約していました。
◆ホーリーバジル蒸留会とお話会~セラピストの新しい働き方のカタチ~
大橋マキと「はっぷ」の仲間たち
◆冬を美しく乗り切るフィトケミカルクッキング
林真一郎&岡野真弥
この両方のセミナーを受講し、どちらも素晴らしい内容でしたので、今日と明日はそれぞれの内容についてご報告したいと思います。
では、今日は、「ホーリーバジル蒸留会とお話会~セラピストの新しい働き方のカタチ~大橋マキと「はっぷ」の仲間たち」についてレポートします。
講演中は写真撮影禁止なので、講演開始前に1枚写真を撮りました。
セミナーの前半は、大橋マキさんがアロマセラピストを志すまでのストーリーをお聞きすることができ、後半は、大橋マキさんが代表を務める「一般社団法人はっぷ(葉山つながりプロジェクト はっぷ)」が考えていること、及び、現在の活動内容についての説明をして頂きました。
大橋マキさんは、小さい頃、脊椎側弯症という背骨が曲がってしまう持病を持っていて、お風呂あがりにお母さんに背中をさすってもらうことが日課になっていたそうです。
ある日、お母さんに背中をさすってもらっていたときに、お母さんのタッチングから伝わる何かに反応し、涙がどっと溢れることがあったそうで、その時の部屋の畳や金魚鉢の情景が大橋さんの記憶の中に刻まれていたとのこと。
そして、フジテレビのアナウンサー時代に、アロマセラピストを取材した際、そのセラピストに背中を触ってもらったとき、その涙があふれた時の情景が鮮烈に蘇り、「これだ!」と思い、即日フジテレビに退社願いを出し、イギリスにアロマセラピストを志すために飛び立ったという説明がありました。
アロマセラピストの資格を取得後、地元三浦半島の葉山で、アロマセラピストとして活動していくなかで、
「アロマって、どこで買えるんですか?」
という質問が、お客さんとして関わる人達からよく質問されたそうです。
でも、葉山でワカメのしゃぶしゃぶを食べる時のワカメの香りや、自生しているノビルなど、葉山ならではの「アロマ」がそこにあるということに気付いたことにより、
「答えは日常にある」
という考え方にたどり着いたそうです。
そこから、アロマセラピストとして
「地元の香り・植物で地域をつなぎませんか?」
というコンセプトの活動(葉山つながりプロジェクト はっぷ)が約7年前にスタートしたとのこと。
話を聞いていて、大橋さんの素敵な笑顔と、人を巻き込む論理的、且つ、チャーミングな話し方にどんどん引き込まれました。。
(私自身、同世代ということもあり、大橋さんの20代の頃のアナウンサー時代の記憶しかなかったのですが、「この人すごい!」と鳥肌が立ちました)
セミナーの後半は、”はっぷ”の目指していること、活動内容がメインだったのですが、”葉山の香り・植物で地元の人々を繋ぐ”というテーマの中でも、ひと際大きなチャレンジとして、
「高齢認知症の閉鎖性をぶち壊したい」
というのが想いとして強いようです。
はっぷのメンバーは、三浦半島在住の園芸療法士、医師、看護師、理学療法士、鍼灸師、中医推掌整体師、セラピスト、ケアマネージャー、ホームヘルパーで構成される約20名くらいということなのですが、
高齢認知症の方が、園芸リハビリを主軸として、人間に必要な基本動作をしたり、感情が沸き起こる体験をすることで、常に記憶がリフレッシュされてしまう認知症の進行を抑えつつ、
「認知症になっても大丈夫!」と思える人が増えて欲しいという想いで活動されているということが伝わりました。
高齢認知症の方を含むシニア世代の方も生きる喜びを感じる地域にできなければ、本当の意味で地元を繋ぐことはできないという大橋さんの考えもあるのだと思います。
以前、アロマセラピストの方から、「アロマに関わっている方は優しい人が多い」という話を聞いたことがあるのですが、
”植物の固有性”に目を凝らすことが発端で、”人の持つ固有性”にも目を凝らすようになり、その中で人の固有性の素晴らしさに気付き、人に対して親切に対応することにできるようになるのではないかな?
と、大橋さんを観察していてちょっと感じました。
セミナーの最後に、大橋さんが人生において大切にしている言葉を紹介していただきました。
「生きるとは」
生きることは 問い続けること 人生とは それを楽しむこと
まさに、大橋さんがいま、そのことを体現されていると感じましたし、大橋さんの活動を今後応援していきたいと思いました。
(※賛助会員になることに決めました)
最後に、お話を頂いていたとき、ずっと葉山の畑で採れたホーリーバジルを蒸留されていて、お話が終わった後に蒸留水の香りを嗅ぐことができました。
ホーリーバジルの蒸留水は今まで香りを嗅ぐ機会がなかったので、貴重な体験をさせていただきました。
また、コーディアルも最後にプレゼント頂き、ホスピタリティ溢れる内容だったので、終了後の満足度はとても高かったです。
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