~薬草をとおして「くすり」を学び、 気楽に集い学べる「塾」~『森のくすり塾(長野県上田市)』とは

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過去3日間にわたり、日本メディカルハーブ協会(JAMHA)が主催した薬草観察ツアーのことについてレポートさせて頂きました。

そのツアーの講師を務めてくださったのは、長野県上田市で『森のくすり塾』を主宰する小川康(おがわやすし)先生です。

【参考記事①:第4回薬草観察ツアーin 小諸(JAMHA主催)の初参加レポート【道中~1日目の途中編】

【参考記事②:第4回薬草観察ツアーin 小諸(JAMHA主催)の初参加レポート【1日目の薬草観察からの夕食編】

【参考記事③:第4回薬草観察ツアーin 小諸(JAMHA主催)の初参加レポート【2日目の座学編】

このツアーの中で小川先生から感じ取ったことは、常に事実ベース、体験ベースでの話をし、ご自身が実際に体験していないことについて、無責任に「そうみたいです」というようなことは絶対に言わず、ご自分の言葉の全てに責任を持って話されているということです。

なので、言葉から伝わるエネルギーが非常に強く、すべての参加者を惹きつけていたように思います。

また、薬草のまつわる古い文献を多岐にわたって調べており、過去から現在にわたっての薬草の歴史的背景が非常に明確に説明されるので、とにかく話に厚みがあり面白いんです。

「人にモノを教えるとはなにか」についての本質を学び取らせて頂きました。

今回、ツアーの参加者は確か16名だったと記憶しているのですが、そのうちの5名(私含む)は、小川先生の計らいで、ツアー終了後、『森のくすり塾』を実際に見せて頂くことができましたので簡単にレポートします。

森のくすり塾の場所です。長野県上田市の別所温泉駅から車で8分くらいの場所です。
駐車場で小川先生の写真を撮らせて頂きました。
では薬房に向けて歩いていきます。
杉林を歩いていくと、、
今年建った薬房が見えてきました。一般的な基礎は作らず、石を運んできてそれを基礎とし、近くに生えていた杉の木を使って柱にされたこだわりの薬房が見えてきました。右奥が薬房で、左手前が元カリス成城本店に勤務されていた小川先生の奥様のレイキヒーリングのお部屋です。
薬房の入り口です。
薬房の中をぐるっと見させていただきました。こちらの棚は古くからの民間薬の棚です。
こちらの棚はお茶と入浴剤がメインです。
こちらは、お香と精油系の棚です。小川先生の書籍も見えます。

はじめて見るものばかりで、色々と買い物をさせて頂きました。

薪ストーブも置いてありました。薪ストーブいいですね~。
薬房の前で薪割り体験も可能です。

ここで「森のくすり塾」のホームページを少し見てみたいと思います。

まずは「理念」から。

森のくすり塾

「森」のなかで、薬草をとおして「くすり」を学び、
みんなが氣楽に集い学べる「塾」のような存在でありたい。
そう願って名付けました。

森のくすり塾は次の三つの部門から成り立っています。

講演・ワークショップを開催する教育部門

書籍を出版する出版部門

医薬品、ハーブ、雑貨を販売する薬房部門

一つの薬草から歴史や文化、大自然、現代薬とつながり、
ひとりひとりの「くすり」の世界観を育むことを目的としています。
上田市を拠点に、小諸、佐久など東信州の山々、
さらにはチベット・ブータンがフィールドです。

薬の生涯教育

幼児から高齢者まで、すべての人たちが薬について
学び続けることをサポートします。

薬教育の3つの場

家庭・地域・学校

ワークショップ、講演の問い合わせ

0268-38-9606
tibetyakusou2012@gmail.com

メールや電話での健康相談、ならびに薬草に関するお問い合わせはお断りしております。

 

この内容を見ると、改めてツアーの中で小川先生から教わったこととしっかりと重なります。軸がしっかりとしているので、伝わるメッセージも本当に強いものがあります。

あと、「よくある質問」のところの内容が非常に面白く、小川先生のスタンスがよく伝わる部分だと思いますので貼らせて頂きます。

 

Q「森のくすり塾」はなにをするところですか? 薬局ですか?

A基本的に薬について総合的に学び合うところです。教育と出版と薬房の三部門から成り立っています。

Q日本でチベット薬が手に入りますか?

A日本では薬機法(旧薬事法)により処方できないので国内では入手できません。薬房でチベット薬の処方は行っていません。

Q薬草茶やハーブを販売していますか。

A販売しております。薬房のページを参照してください。

Q理想とされている「薬教育」はどのような教育でしょうか。

A歴史を学んで薬の現状を知り、薬の学びを通して多様な社会とつながり、自然のなかから薬を作りだす能力を育む教育です。

Qチベット医学における健康法を教えてください。

Aチベットの病院には200種類の丸薬や、さまざまな施術がありますが、日本人にとって一番大切な療法は「友人とおしゃべりを楽しみ、
木陰でのんびりと過ごし、散歩をすること(四部医典・根本部第5章)」だと思っています。

Qケミカルや農薬についてどのように考えていますか?

Aケミカル、つまり化学を知らない人には化学の素晴らしさを伝え、自然に親しみがない人には自然の薬草の素晴らしさを教えるようにしています。大切なのは極端に互いを否定しないで、学び合うことだと考えています。それが、薬剤師でありチベット医でもある私の役割だと考えています。

Q薬草の効果効能を教えてください。

A私は実験室をもっていないので、現代のエビデンス(科学的証明)に相当する情報は持っていません。したがって、ウェブで検索して得られる以上の情報を提供することはできません。ただ、森にいっしょに入って、薬草の見つけ方や、楽しみ方を教えることはできます。

Q裏山でワークショップを開催してもらえますか?

Aもちろんです。ただし、その土地に生活されている方々よりも、
薬草のことを詳しく語ることはできません。地元の方々と一緒に、
忘れ去られてしまった薬草の知恵を思い出すお手伝いができればと思っています。
詳しくは『ヒマラヤの宝探し第172話ハトムギ』を参照してください。

 

この姿勢は、私自身もたくさん参考にできる部分がありますので、今後人に対して情報を伝える上で大事にしていきたいと思います。

最後に、小川康さんの書籍のリンクを貼ります。

私はこの本を先程アマゾンで購入しました。

また、ツアーの中で、小川先生が参考にされていた書籍の情報もありましたので、そちらのリンクも貼ります。

森のくすり塾の情報

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