tabelの「石垣島の香り華やか月桃茶」と「霧島のすっきり爽やかカキドオシ茶」をはじめて飲んでみました。

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先日(9月9日)、「薬草大学NORM」というイベントに参加したときのレポートを書きましたが、このイベントを企画されているのは、TABEL株式会社の代表 新田理恵さんという方です。

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9月のイベント時の会場に、TABEL(株)が販売している薬草茶が売られていて、興味をひくパッケージでしたので2つ購入しました。

1つ目が「石垣島の香り華やか月桃茶」です。

オシャレなパッケージです。10個のティーバッグが入っています。
日本の南の島で健康茶が発達した背景、及び、月桃茶の説明が丁寧に入っています。
月桃以外にも、イヌビワが入っていますね。製造は、宮崎県の「山下薬草店」という記載があります。
ティバッグから取り出し、中身を確認してみました。非常に生き生きとしています。
早速、お湯を入れ飲んでみました。家でティーバッグタイプのハーブティーを飲むときは、内容物をしっかりと確認したいというのと、5感で楽しみたいというのがあるので、ティーバッグをいつも破いてしまいます。もちろん外出先ではティーバッグで飲みます。製造者の方にはちょっと申し訳ない感じもあります。。

月桃茶は人生初体験だったのですが、ショウガ科のスパイシー感と、品のある芳醇な香りが絡みあい、全く初めての風味で感動しました。品の高い風味のお茶という感じで、すごく美味しいです。

何故「月桃(ゲットウ)」という名前なのか、個人的に興味があったのですが、ネット上で、以下の記述を見つけました。

月桃(げっとう)の名称の由来の件は船越英伸氏が詳しい分野です。
月桃の花の房が三日月状であること、花の粒が桃のように見えることから月桃という、という説があるがこれは観光向けに作られたストーリーのようです。

船越先生によると台湾の現地語で「ゲータオ」と発音しているものに「月桃」と当て字をしたという説が有力とのことです。 

中国語がそのまま伝来したとも言われていますが、中国大陸では月桃のことを「艶山姜」といいますので中国語由来ではなさそうです。
尚、現在では中国大陸でも「月桃」で通じるようです。

日本月桃株式会社のHPの「月桃とは」より一部抜粋

また、月桃の種類の説明、月桃の花と種のこと、活用法については以下のページが参考になります。

あと、月桃の効能と使われている商品、葉の利用法については以下の箇条書きはシンプルで参考になります。

【効能といろんな製品】
月桃の葉の成分には防虫、防カビ、抗菌作用があり
消臭剤や防虫剤などが製品化されています。
月桃の繊維で壁紙や障子紙などの和紙は大人気のようです。
月桃の和紙を最大限に生かしたものに書類保存箱があります。
また月桃は保湿効果、皮膚の炎症を抑える効果があるといわれています。
このため化粧水、石鹸等にも利用されています。
月桃が特に有名なのはその消臭効果でしょう。
月桃そのものはスキッとしたでさわやかな香りでいやな匂いを消し去るので
消臭剤、お香、室内芳香剤も製品化されています。
沖縄では昔からお餅を包むのに使われているほど食べても安全なものです。
最近では赤ワインの34倍のポリフェノールが含まれていることが判明し
ミネラルが豊富で、その抗酸化作用も注目されています。
お茶に、クッキーに、カステラや麺類など多くの食品に
月桃を混ぜて製品化されたものが次々と販売されています。

【月桃の葉の利用方法】
衣類タンスに乾燥した月桃の葉を入れて防虫、防カビ剤として利用します。
食器棚や台所の隅に置いてゴキブリ除けにも・・
乾燥した月桃の葉を入れた枕を作ると月桃の香りの鎮静作用で
リラックスして眠れます。安らかな睡眠で日々のストレスを癒しましょう。
ついでにサシェも作ってみては・・
オイルに月桃の葉を漬けてマッサージオイルをつくりましょう
マッサージをしながら肌も心も癒されます
刻んだ月桃の葉をアルコールに漬けます
スプレーに入れてお部屋の消臭剤として、冷蔵庫、トイレ、ゴミ箱にも
刻んだ月桃の葉をウォッカに漬けて手づくり化粧水に
月桃の葉と水をミキサーに入れて月桃水をつくり、手づくり石けんの材料に、
月桃の煮出し汁を家のまわりに!天然のシロアリ防除剤にもなります。
他にもマスクにスプレーして花粉症予防に、
おもちを包んだりパウダー状にしてクッキーやカステラに

宮古島あぱらぎ工房HPの「月桃の基礎知識」より一部抜粋

活用法を見ているとかなりの万能ハーブですね。月桃のことを深く学んでいきたくなります。

続いて、2つ目の「霧島のすっきり爽やかカキドオシ茶」を試飲してみました。

tabelさんのパッケージは本当にお洒落。新田さんのセンスが光ります。
「霧島のすっきり爽やかカキドオシ茶」の説明です。鹿児島県の霧島かと思っていたら、宮崎県の霧島でした。
ティーバッグから出してみましたが、ハトムギもはいっていました。
お湯を入れると清涼感のある香りがスッと広がります。
早速試飲してみました。

以前、「摘み草のお店 つちころび」さんの”かきどおし茶”を飲んだ時よりも色が少し茶色がかっていますので、ハトムギの色も少し出ている感じです。

味は非常に美味しいです。ちょっとだけ酸味が混じったスッキリとした風味は、食後にもってこいのお茶だと思います。ハトムギが味に奥行をもたらしている感じもGoodです。

tabel代表の新田さんは、このカキドオシ茶については「水出し」をオススメしているのですが、水出しの方がより風味が滲み出る感じがしたので、恐らくそういうことなのだろうと思います。

因みに、「摘み草のお店 つちころび」さんの”かきどおし茶”を飲んだ時のレポートは以下の記事に書いています。

【過去の参考記事:野草を生活に取り入れるを提案する『摘み草のお店 つちころび』。魅力的なオーナーと野草茶でした。】

カキドオシの分布、特徴、採取方法、効能、名前の由来等については以下のページが参考になります。

食品というのは、作り手の心の状態、想いが味に深く反映されると思っているのですが、薬草大学NORMで新田理恵さんにお会いしたときの雰囲気を見て、間違えなく美味しいと感じこの2つの商品を買いました。

飲んだ結果、それは当たっていました。今後定期的にTabelさんの伝統茶は堪能していきたいと思います。

TABEL(株)が販売する”伝統茶{tabel}”について

植物の力を給ぶ、得る。
私たちは、在来ハーブをテーマにしてローカルの自然に即した生きる知恵を発掘し、おいしさと慈しみ、作り手や風土の魅力をお届けするブランドです。

北海道から沖縄までリサーチに出掛け、根付いた薬草文化と出会い、薬草茶などの商品を提案する伝統茶{tabel}を2014年より始めました。

西洋と東洋、伝統と科学の視点から一つ一つ検証し、からだで味わいながら、未来につなげたい仕事の在り方、健やかに暮らすことを探ります。

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