世界3大医学と言えば、「ユナニ医学・アーユルヴェーダ・中国伝統医学」というのは、日本メディカルハーブ協会(JAMHA)のハーバルセラピスト養成講座の中でも覚えました。
しかしながら、それぞれの医学の基本的な考え方をじっくりと学ぶ授業というのは無かったのと、その後自分で考え方を学ぶことをしていなかった為に、
「どういう考え方の元に成り立っている医学なんですか?」
と質問された場合、どの医学の事も答えられない状態でした。
でもそれは、日本メディカルハーブ協会(JAMHA)の資格を持つ者として良くないと思い、昨日、東京・青山で毎週末行なわれているファーマーズマーケット内で行なわれていた「Tea for Peace」というイベントで、
eatreatを主宰する小林静香先生の「体と心を整えるアーユルヴェーダ式スパイス&ハーブティーワークショップ」を受けてきました。
その内容がとても素晴らしく、自分の中でアーユルヴェーダの基本的な考え方について理解することができ、且つ、今後アーユルヴェーダの事を深く学んでいきたいと思うきっかけにもなりましたので、ワークショップのレポートをしたいと思います。
※「Tea for Peace」のことについては以下の過去記事を見て頂くと概要は把握できると思います。
【下記の参考記事:「Tea for Peace」で見えた、ハーブティー領域におけるひとつのトレンド】
小林先生のお話がスタート。
「アーユルヴェーダと聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?」
という質問からスタートし、
「おでこにオイル垂らすやつでしょ?」とよく言われるんですが、、と笑いを誘っていました。
アーユルヴェーダは、インドではその専門の病院や大学があるれっきとした医学体系で、社会が現代化されるのに伴って、少しずつ現地の人とアーユルヴェーダの距離も開いているようですが、インドの家庭でもアーユルヴェーダは「予防医学」として息づいている旨の説明が冒頭にありました。
そして、早速、自分自身の体質を知るためのチェックシートに答えるため、以下の3つのカテゴリーのシートに全員回答しました。
私の場合、VATAは4点、PITTAは10点、KAPHAは5点でした。(点=当てはまった質問の数)
では、このVATA・PITTA・KAPHAとは何なのでしょうか。
私たちの体は「ヴァータ(VATA)」 「ピッタ(PITTA)」「カパ(KAPPHA)」という3つのタイプのエネルギーで成り立っているというのが、アーユルヴェーダの基本的な考え方として存在し、それらのバランスが人によって異なっており、日々変化しているとのこと。
自分の状態に気づかないまま、どれかのエネルギーが過剰になりすぎてしまうと、 体調を崩してしまうので、過剰になりすぎたエネルギーを鎮め、崩れたバランスを取り戻そうというのがアーユルヴェーダの考え方だそうです。
実際にブレンドを開始する前に、以下の表についての説明がありました。これらの16種類のスパイス&ハーブが今回用意頂いたものです。
それぞれのハーブ&スパイスは主役・中間役・脇役・超脇役(ほんの少しでOK)と4つの分類がされていました。
私の場合、PITTAとVAVAが優勢なので、「体質との相性」のところに「PV― K+」(=PITTAとVATAを調整し、KAPHAを増やす)と書かれた【シャタヴァリ】を”主役”に据えました。
そのような感じで、主役→中間役→脇役→超脇役の順で決めていきます。
インドで良く使われるスパイスをメインにしたスパイス&ハーブティーの世界は今まで知らなかったのですが、これは明らかに今後のハーバルライフの幅を広げてくれるものという実感を持ちました。
小林静香先生の「体と心を整えるアーユルヴェーダ式スパイス&ハーブティーワークショップ」で学んだことは、自分の中で今後の大きな財産になりました。
※メモ:今回初めて知ったスパイス。
※メモ
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