昨日、YAHOOニュースを見ていた時に、ハーブ・アロマ関連のニュースで”見慣れない名前”を目にしました。
そのニュースを早速以下に取り上げます。
アロマ生産2倍に拡大 白山・ミントレイノ 地元ハーブ活用 大型蒸留器導入
白山市女原の市観光施設「ハーブの里・響きの森ミントレイノ」は13日までに、白山麓産のハーブを原材料にしたアロマ(芳香)事業を本格化することを決めた。大型の蒸留器を導入し、10月にも化粧品などに使われるアロマオイルやフローラルウオーターの生産量を従来の約2倍に拡大する。再整備を進めている施設内の花壇で栽培したハーブも今後活用し、香りや美容をテーマに山麓の豊かな自然を発信する。
ミントレイノは1996年に旧尾口村がハーブを目玉とした誘客施設として建設し、約2万2千平方メートルの敷地にハーブガーデンや農地が広がる。2013年度から一般社団法人ミントレイノが指定管理者となり、市内産の食材を生かしたレストランやオルゴールセラピーを柱に運営している。
施設は今年度、荒廃が進んでいたガーデンの再生に着手した。5月にラベンダーやレモングラスなどの苗約350株を植え、7月に約10キロ分を収穫した。白山麓で栽培する別のハーブを含め、試験的にアロマオイルとフローラルウオーターを製造し、化粧品メーカーに卸したところ、「香り高い」と好評だったため、本格的な生産に乗り出すことにした。
アロマオイルとフローラルウオーターは、蒸留器にハーブを入れて高温の蒸気で成分を気体化させ、冷却層で冷やして抽出する。施設は、蒸留器の構造が、豆腐の製造で粉砕した大豆を煮る釜と似ていることに着目し、メーカーの高井製作所(野々市市)に大型の蒸留器の製造を依頼した。
新しい蒸留器は2時間でハーブ20キロからオイル150ミリリットル、ウオーター200リットルを取り出すことができる。施設によると、蒸気の熱が均等にハーブに加わるよう改良され、これまで所有していた蒸留器より生産量が約2倍増え、電気代の節約も期待できる。
施設は10月以降、クロモジやヒノキ、能登ヒバなどを原材料にオイルとウオーターの製造を本格化させる。来年は施設内ガーデンの栽培規模も倍増させ、アロマグッズの開発にも取り組む方針で、大本健太郎理事(40)は「アロマを白山麓の新たな魅力にしていきたい」と話した。
北國新聞社 最終更新:9/14(金) 2:05
※Yahooニュースより抜粋
自分にとって見慣れないワードは、”白山市女原”と”ミントレイノ”の2つです。
調べてみると、”白山市女原”は石川県にある地名で、”ミントレイノ”は、そこにある、「ハーブの里・響きの森 ミントレイノ」という『レストラン・カフェ・ショップ施設が併設されたハーブ園・自然農園』のことです。
施設の中では、オルゴールセラピーを始め、各種ヨガ教室の他、フラワーアレンジメント・アロマテラピー・園芸などの体験教室や、オルゴールコンサート・収穫祭などの各種イベントが随時企画されているようです。
そして、上記の記事で気になった部分は、『施設は今年度、荒廃が進んでいたガーデンの再生に着手した』というところです。
”ハーブの里”と謳いながら、そのガーデンが荒廃しているとはどういうことなのだろう、、と疑問に思いました。
ミントレイノのHPには、その件について以下の記載がありました。
この内容を見ると、2013年にガーデンの運営管理者が変わってから荒廃が進んだと読み取れます。
トリップアドバイザーという口コミサイトでは、2016年に以下の投稿がありました。
ミントレイノは、何年か前までは一面ハーブ畑でそれはそれは素敵なお店でした。
今回久々に行ってみたのだが、ハーブはほとんど無く、オルゴールが売りのレストランになってました。。
やはり、かつてはハーブ園は栄えていて、それが2013年以降、新たな運営者の力点が異なり、ハーブ園の手入れがされずに荒廃していったという流れは正しいようです。
そうなると、冒頭のYAHOOニュースの記事は、相当な『心機一転』的な内容になってくると思います。
ハーブ園の面積を来年以降倍増し、新たな蒸留器を導入して、そこから採れる精油、フローラルウォーターの生産も増やしていくというのは、
『オルゴール主体→ハーブ・アロマ主体』
への転換を意味しているのではと思います。
来年以降の、「ハーブの里・響きの森 ミントレイノ」の動きから目が離せません。