昨日に引き続き、”国際オーガニックEXPO2018”で目をひいた出展者について取り上げたいと思います。
国際オーガニックEXPOの概要は、以下に記載されていますのでご参考まで。
今日ご紹介するのは、株式会社アミザージが展開するブランド「AROMA HOLIC(アロマホリック)」です。
このブランドの見た瞬間、
「あ、インスタグラムでフォローしている」
というのを思い出したのですが、このブランドの特徴まではしっかりと追ってはいませんでした。
でも、ブースで女性の方のお話を聞いていた時に、「こちらはニームエキスを配合した水溶性のアロマなんです」というキーワードが飛び込んできたときに、
「あれ?精油って水蒸気蒸留法などで芳香水と分離して採取されるもので、”脂溶性”と教わったんだけどどういうことなんだろう」
と思い、興味が沸きました。
女性によると、”水溶性のアロマ”というのは、「精油と界面活性剤を混ぜた物」だそうです。
※界面活性剤とは(花王のページ)→こちら
特殊技術で「ニームエキス」を安定配合させることにより、
天然由来成分のみで「高い消臭力」「抗菌力」「抗カビ」「抗ウィルス」の機能を持たせることができ、
且つ、”水溶性”ということにより、キッチンやリビング、部屋のあらゆる場所、衣類、靴など利用用途を格段に広げているのがアロマホリックの大きな特徴というのがわかってきました。
私自身、ニームの忌避(きひ)効果について知っていましたが、それ以外のことは全く知りませんでした。インド伝統医学アーユルヴェーダで用いられるハーブで利用用途は広いようです。
ニームとは
インド伝統医学アーユルヴェーダで用いられるハーブ(薬草)。
インド神話では、ニームに関する神話がいくつかあります。
「神が与えてくれた最初の木」
「神の食べ物が天井からこぼれ落ちたもの」 など様々ですが、
いずれも、神様から授かった奇跡の木として崇められています 。
それを証明するように、インドでは古来より、
「ミラクルニーム」、「村の薬局」と呼ばれてきました。健康維持に
ニームは、アーユルヴェーダで用いられるあらゆるハーブの中で、
特に血液浄化、解毒作用が高いと言われています。
身体の中の老廃物や有害な物質・・・毒素 を排出(デトックス)することによって、
新陳代謝が良くなり、 脂肪燃焼効果も上がります。
ニームは、樹皮、種子、実、葉など全てに薬効があるといわれていることから 、
インドでは「村の薬局」と呼ばれ、ちょっとした切り傷や火傷、皮膚のトラブルや
内臓疾患などに幅広く用いられています。
健康維持のためにお茶として飲まれてきたニーム。
近年、 欧米、オーストラリアなどでは、ニームリーフの
サプリメントを飲む人々が増えています。スキンケアに
ニームは、抗菌性、抗ウイルス性、抗真菌性に優れていて
適度な潤いを与えることから、スキンケアにも用いられます。
インドやアフリカでは、皮膚疾患(例えば湿疹、乾癬、白癬、疥癬など)治療に
役立ってきました。
近年さまざまな分野で研究が進められ、スキンケアなど美容効果を期待されて
石鹸、化粧品などにも用いられるようになってきました。オーガニック栽培に
ニームの樹木に含まれる「アザディラクチン」という成分。
忌避効果があり害虫駆除に優れた効果を発揮します。
ニームの大きな利点として、農作物に繰り返し忌避剤として使用しても
動物等の哺乳類にはほとんど無害であるとされており、環境汚染を発生させることなく、
自然環境のサイクルに影響を与えることもありません。
そのようなことから、有機農業や無農薬のオーガニック栽培において、
オーストラリア、ドイツ、アメリカ、カナダなどで急速に利用され始めました。
日本でも、厚生労働省が「人体に害を与える恐れがない65物質」に
「ニーム」と有効成分「アザディラクチン」を指定したことから、
注目が集まっています。※ニームリッチジャパンのホームページより抜粋
このニームのエキスを安定配合することで高い機能性を持たせることができるのは納得ができます。
アロマホリックの香りのラインナップは以下の5種類。
・ベルガモット
・フレッシュローズ
・グレープフルーツ
・GAOGAO(ローズマリー+シダーウッド)
また、製品としては、以下の4タイプ。
私は、会場で、ベルガモットのファブリックミストを購入させて頂きました。
早速昨日、布団と枕にかけてみましたが、非常にいい香りです。
真夏の暑い時期にこれを使うことで、「高い消臭力」「抗菌力」「抗カビ」「抗ウィルス」の機能性がフルに活用できそうです。
一度使っただけで、とても品質の高い商品だということがわかりました。
天然成分でいかに機能性を高めていけるかは、今後のアロマ関連市場で大事になってくるポイントだと思います。