インド料理の中でも代表的なスパイス「クミン」の香りは、スパイス料理の魅力に目覚めるキッカケとなる確率が高いスパイスだと個人的に思います。
そのクミンの香りを活用した魅力的なおつまみレシピを集め、今後のハーバルライフを充実させていきたいという思いもあり、以前、クミンの香る”アボカドと長いもの青じそ包み揚げ”のつくり方を取り上げたことがあります。
【過去記事:インド・スパイス料理研究家による、クミン香る“アボカドと長いもの青じそ包み揚げ”が美味しそう】(2021年4月2日)
今日は、そのクミンを使った魅力的なマリネのレシピを取り上げたいと思います。
無限に食べられる!「紫キャベツのクミンシードマリネ」
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・外苑前のグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo」の音仲紗良さんに、一口食べると病みつきになる「紫キャベツのクミンシードマリネ」のレシピを教えていただきました。
【ダンツマ ~男子が喜ぶおつまみレシピ】
噛むと甘味とシャコシャコの歯応え!
食に効率を求め、パパッと空腹を満たせるファストフードへの需要が高まっても、健康は犠牲にしたくないもの。そんな欲求に応える次世代ワンハンドフードが、音仲さんのバインミーです。
米粉のフランスパンに肉や魚、なますや生野菜という構成は、日本人が普段から食べ慣れている和定食と同じ。手軽にバランス良く栄養を取り込めるところがミソなんです。
今回のおつまみに使う紫キャベツも、抗酸化作用のあるポリフェノールやアントシアニンが豊富で、生活習慣病の予防にも効果があるとされる食材です。噛むと甘味があり、シャコシャコの歯応えも楽しい!
クミンシードのスパイシーな香りと風味がシンプルな味付けのアクセントとなり、一口食べると病みつきに。これは無限に食べてしまいますね。
合わせるのは炭酸の刺激が心地よいハイボール。ソーダとスパイスは相性が抜群に良いのですが、「実は吟醸香の効いた日本酒にも合うんです」。何度でも作りたくなるツマミです。
材料
・紫キャベツ 130グラム
・塩 ひとつまみ
・クミンシード 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ1レシピ
(1)紫キャベツを千切りにし、ボウルに入れて塩もみ(分量外)して、しなっとなったら水で洗い、水気をしっかり切る
(2)1に残りの材料を加えて混ぜる本日のダンツマ達人…音仲紗良さん
▽音仲紗良(おとなか・さら)
1987年、東京都生まれ。女性向け情報誌で食や美容・健康にまつわる編集を担当したのち独立。ナッツ料理研究家、フードコーディネーター、フードプロデューサーとして活躍し、2016年にナッツ専門店をプロデュース。2020年3月、東京・外苑前にグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo 」をオープンさせた。マッシュルーム料理専門店「マッシュルームトーキョー」、江戸前寿司×現代アート「すし玲」など話題の店舗にも携わっている。▽Bánh mi Tokyo
ベトナム生まれのサンドイッチ「バインミー」の魅力に触れ、文化として日本に定着させようと2020年3月にオープン。「豆たまり」や「米麹甘酒」など伝統的な日本の食材で和食に再構築した米粉(グルテンフリー)のバインミーを提供。ヘルシーで飽きが来ない味で常連客を増やしている。東京都渋谷区神宮前3―1―25 1F。(日刊ゲンダイ2021年8月18日付記事を再編集)
(コクハク編集部)
※コクハクの2021年9月5日の記事(https://kokuhaku.love/articles/13068)より抜粋
秒速レシピとも言えるほど、超カンタンなレシピです。
クミンシードさえ常備されていれば、紫キャベツを買ってきた時にすぐに用意することができるのが魅力的!
レシピを提供してくれている音仲さんが運営するグルテンフリーバインミー専門店「Bánh mi Tokyo 」も気になります。
以下がHPなのですが、特に女性が喜びそうな商品の数々です。
東京・外苑前へ立ち寄った際はぜひ行ってみたいと思います。