以前、余った保冷剤を活用した「アロマ消臭剤」の作り方について取り上げたことがあります。
【過去記事:【1分あればOK】”余った保冷材”で作る『アロマ消臭剤』の作り方】(2018年6月15日)
保冷材に使われている吸水ポリマーには消臭効果があるため、特に夏場の腐食がしやすいシーズンに取り入れる価値のある知恵だと思います。
今日も同様の知恵を紹介したいと思うのですが、機能性の面でより効果的な内容かもしれません。
余った精油でOK。アロマ重曹にして、リビングや玄関をカラッといい香りに
香りを楽しもうと買ってみたものの使わずそのままになっていたり、使用期限を過ぎてしまったりした精油。処分するにはもったいない。実はよい活用法があります。「除湿や消臭効果があるといわれている重曹に精油をプラスすれば、芳香剤としても使用できます。アロマ重曹は直接肌につけないので、使用期限が過ぎた精油などを使用してもいいでしょう」と話すのは、NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザーの加藤展子さん。
今回は簡単にできるアロマ重曹のつくり方やお部屋別のおすすめブレンドを教えてもらいました。
アロマ重曹は手持ちの精油や重曹があればすぐにつくれる!
まずはアロマ重曹をつくるのに必要な材料をご紹介します。準備するもの
- 重曹 100g
- お好みの精油 10滴
- ガラス容器
- 撹拌棒(スプーンなどでも代用可能)
精油はお好みのものを準備してください。肌に直接触れなければ、精油の品質についてそれほどこだわらなくてもいいでしょう。アロマ重曹であれば、使用期限が過ぎた精油でも香りづけに利用できます。
重曹は掃除などに使用できる工業用を選びましょう。量って混ぜるだけででき上り。香りが弱まったら、精油を足せばOK!
次に、つくり方を説明します。つくり方
- 重曹100gをガラス容器に量って入れる
- 1のガラス容器に精油を10滴加えて、撹拌棒(スプーンなどでも代用可能)で混ぜる
量って混ぜるだけなので、とっても簡単です!
香りが弱まってきたら、重曹に精油を足してかき混ぜると引き続きアロマ重曹として使えます。重曹の除湿や消臭効果が持続する期間は2~3か月程度。アロマ重曹をつくって2~3か月程度経過したら、新しいものと交換しましょう。
ニオイが気になる玄関やリビングに!おすすめのアロマブレンドを紹介
余った精油やお好きな精油をブレンドしてみましょう。今回はニオイが気になる玄関やリビングにおすすめのブレンド(重曹100gに垂らす量)をご紹介します。玄関や靴箱におすすめ!清潔感のある香り
- リトセア6滴
- ブラックスプルース2滴
- アカマツ・ヨーロッパ2滴
靴のニオイが気になる玄関や靴箱は、アロマ重曹を置く場所としてぴったり。レモンに似た香りのリトセアや森林浴気分が味わえるブラックスプルースやアカマツ・ヨーロッパをブレンドしてみましょう。
リビングにおすすめ!リラックスできる香り
- ラベンダー・スーパー6滴
- マンダリン2滴
- レモングラス2滴
リラックス効果や抗菌効果があるとされる精油をブレンドしましょう。レモンやティトゥリーなど爽やかでリフレッシュできる香りもおすすめです。
買ったものの使いきれていない精油があるなら、アロマ重曹をつくってみましょう。使用期限が切れたものでも十分に香りを楽しめます。手軽にできるので、はじめてのアロマクラフトとしてもおすすめです。自分好みの香りにすることで、気持ちもリフレッシュできるのではないでしょうか。
*精油を使用する際の注意
・精油が皮膚についた場合は、すぐに流水で流しましょう。炎症など異常が見られる場合は医師に相談してください
・火気など危険物に近づけないようにしましょう
・子どもやペットが触らない場所におきましょう●教えてくれた人/加藤展子さん
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー。4歳の男の子と1歳の女の子を育てながら、WEBライターとして活動中。生活にアロマテラピーを取り入れながら過ごしている※日刊住まい(Sumai)の2021年3月22日の記事(https://sumaiweb.jp/articles/231103)より抜粋
保冷剤と比較して、除湿効果が付加されている部分が重曹を用いることのメリットだと思います。
しかも、この抜粋記事を通じて、定期的に重曹を入れ替えつつ、且つ、季節・場所に応じて最適な香りをチョイスしながら、年中「アロマ重曹」を楽しみたいという気持ちになりました。
まずは、トイレと玄関に「アロマ重曹」を取り入れてみたいと思います。