東京・高田馬場はミャンマー料理店の密集地帯であり、「リトル・ヤンゴン」と言われていることを初めて知りました。

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先日、「横浜のベトナム」と言われる”いちょう団地(横浜市泉区)”で、絶品ベトナム料理を食べてきた時のことをレポートしました。

【過去記事:「横浜のリトルベトナム」で、絶品ベトナム料理を堪能してきました。】(2020年11月15日)

過去に外国人のひとから、「日本以上に、様々な国の料理を食べることができる国が無い」ということを聞いたことがあります(事実かは別として)が、私自身も日本に居ながらにして、本格的な様々な海外の料理を味わうことができる幸せを感じます。

以下は、海外料理をテーマにしたお店を取り上げた過去記事なのですが、2021年はすべて訪問したいと考えています。

 

東京・蔵前の「セレンディッブ」のメニューを見ると、俄然、スリランカ料理に興味が高まります。(2020年12月18日)

シリア・ペルー・クロアチア等、東京都内で食べられるレアな海外料理店情報(2020年8月6日)

日本で唯一?ハーブたっぷりの「スロベニア料理」を食べられるレストランが京都にあるようです。(2020年7月31日)

東京・新宿に、「カヤトースト」が食べられるシンガポール発のレストランがオープン(2020年6月30日)

【保存版】「世界のスパイス&ハーブを堪能できる東京の6つのお店」を取り上げた記事。ほとんどが一度も行ったことのないお店でした。(2020年3月16日)

南フランス・プロヴァンス地方の郷土料理を味わえる老舗フレンチ料理店『ラブレー』(東京・代官山)(2020年1月13日)

 

今日は、上記の記事では取り上げたことの無い、ミャンマー料理に関する情報を紹介したいと思います。

実はミャンマー料理密集地帯! 高田馬場に新感覚ミャンマー料理店がオープン

【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#144】「シュエターニ」

ミャンマー料理を食べたことがありますでしょうか? 全国的に見るとミャンマー料理の専門店はまだまだ少なく、お店を見つけることすら困難なのですが、高田馬場にはそんなミャンマー料理の専門店が立ち並ぶがごとく、現在も10軒以上集まっています。

ミャンマー料理と言っても食べたことがない人には想像が難しいかもしれませんが、ミャンマーに隣接する国は中国、インド、バングラデシュ、タイ、ラオスであり、そんな国々に影響を受けた料理があるのです。インドやタイに影響を受けていますからスパイスを使用するのは日常的ですし、中国に影響を受けているので醤のようなものも使用します。それでいて辛すぎる料理はあまりなく、素朴で滋味深い田舎料理的な魅力があるのがミャンマー料理の特徴だと言えるでしょう。

そんなミャンマー料理密集地帯・高田馬場において、先月オープンした「シュエターニ」は、今までに無かったようなミャンマー料理を提供している注目のお店です。

どんな料理かというと、簡単に言えばモダンアレンジされたミャンマー料理となりますでしょうか。近年、インド料理やタイ料理、ネパール料理などでも、それらをフレンチなどほかの料理と融合させ、イノベーティブフュージョンとも呼べるような形に進化させたモダンスタイルの料理が注目を集めています。

シュエターニも料理の盛り付けにこだわりがあり、モダンな印象を受けるのですが、店内は若者向けのクラブ的な雰囲気でもあり、お値段もほかのミャンマー料理店と比べると少し高めですが、1,000円前後のものが多いのでイノベーティブフュージョンやモダンインディアンなどとはまた違う印象も受けるのです。

「チキンシーピャン」

「チキンシーピャン」880円は、分かりやすく言うならミャンマー風チキンカレー。メニューの英語表記にも“MYANMAR STYLE CHICKEN CURRY”とあります。ミャンマーのカレーは「ヒン」と呼ばれることが多いですが、シーピャン、あるいはスィービャンと発音されるものもあります。ミャンマーのチキンカレーでポピュラーな「チェッターヒン」とはまた違う形で、ミャンマーのビリヤニ的な料理である「ダンパウ」にのるカレー味のチキンを、そのままカレーとして成立させたようなスタイルです。

チキンレッグが丸々一本入っており、玉葱とスパイスと油で煮込んだもの。食べてみればカレーです。これに揚げたポテトをあしらっているのがおしゃれ。お皿にもこだわりを感じます。味はミャンマー現地の味であり、王道のおいしさでありながら、その盛り付けでモダンな雰囲気を演出しているというわけです。

「ナッピチャハン」

シーピャンにライスは付かないということで、普通のライスを頼もうかとも思ったのですが、「ナッピチャハン」990円を合わせることにしました。ナッピチャハンのナッピとは、ミャンマーの蝦醤のこと。これで炒めた炒飯なのですが、その周りに副菜が鮮やかに盛り付けられています。写真で言うとスプーンの下から時計回りに、薄焼き卵を切った錦糸卵の太いバージョンのようなもの、唐辛子、豚肉のグリル、生のニンニク、小エビの唐揚げ、レモンのみじん切り。

炒飯自体はしっとりという以上にねっとりとした口当たりで、パラパラな食感を求める方には違和感があるかもしれませんが、味は海老の風味が良く、副菜と共に食べれば様々な食感と香りや刺激が加わり、地味な印象のあるミャンマー料理としてはかなりゴージャスなものとなっています。スープもついてくるのですが、これも優しいおいしさ。炒飯にカレーをかけて食べても変化が出て良いです。

「揚げ豆腐」

「揚げ豆腐」660円は、いわゆる「トーフジョー」と呼ばれるミャンマー料理。こちらはサクっとしっかり揚げられており、チリソースを付けていただくのですが、どことなくフライドポテトを食べているような感覚にもなる仕上がりで、やはり個性を感じます。

どれもオーセンティックなミャンマー料理を基にしていながら、モダンな盛り付けにしていることが興味深く、ミャンマー人の店員さんに「ミャンマーでは最近このようなスタイルの料理が流行ってきているのですか?」と聞いてみると、「いいえ。うちのオリジナルです」と答えてくれました。

高田馬場においても独創的であり、ほかに類を見ないスタイルの新感覚ミャンマー料理の数々。ランチタイムはビュッフェ形式で色々な料理をいただけるようです。ミャンマー料理を食べ慣れている方には目新しく、ミャンマー料理を食べたことが無いという方にもとっつきやすいと言える、注目の新店です!

※価格はすべて税込

<店舗情報>
◆シュエターニ
住所 : 東京都新宿区高田馬場1-22-7 B1F
TEL : 080-5963-8276

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

※本記事は取材日(2020年12月22日)時点の情報をもとに作成しています。

文・写真:カレーおじさん\(^o^)/

※食べログマガジンの2020年12月25日の記事(https://magazine.tabelog.com/articles/135909)より抜粋

大学時代(20年以上前)によく高田馬場へ行っていましたが、その当時は、ミャンマーに関する情報を一度も聞いたことが無かったので、個人的には衝撃を受けた内容でした。

早速ネットで、「高田馬場 ミャンマー」とググってみると、高田馬場がなぜミャンマー街になったのか?や、お店に関する情報がたくさん引っ掛かります。(以下に一部の情報を貼ります。)

料理の雰囲気を見ると、中国、インド、バングラデシュ、タイ、ラオスの影響を受けているというのがわかります。面白い!

また、以下の記事は、日本にあるミャンマー料理店のリストですが、東京・新宿区の高田馬場が圧倒的に多いことがわかります。

まずは、ミャンマー料理を高田馬場で堪能してきたいと思います。 2021年が非常に楽しみになってきました。。

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