今年9月からジムに通って以来、身体の「むくみ」について意識をするようになりました。
むくみ(浮腫)というのは、「細胞と細胞の間の水が、異常に増加した状態」と一般的に言われていますが、以下のページの中で、むくみの原因として一番多いのは腎臓病であり、そのほか、体重の増加、心不全、肝硬変、妊娠高血圧症候群、薬剤の使用(ステロイドやホルモン剤など)などでもむくみが発生する主旨の記載があります。
上記リンクのページの一番下に、むくみ解消法について以下の説明があります。
むくみに効く食べ物として、特にあずきが昔から効果的と言われていることは知りませんでした。
今日はそんな”むくみ”におすすめのアーユルヴェーダ式のハーブティーについての情報を取り上げたいと思います。
むくみにおすすめ「コリアンダーのブレンドティー」|アーユルヴェーダのスパイスティ
心地よさを大切にするインドの伝統医学、アーユルヴェーダ。オイルやスパイスなど、自然のものを使って、無理なくデトックスできます。今回は、気軽に試せるスパイスティーのうち、むくみにおすすめの「コリアンダーのブレンドティー」のつくり方 を紹介します。
(『天然生活』2016年1月号掲載)アーユルヴェーダの3つの体質タイプ
風(Vata:ヴァータ)
活動的で、情報量も多い。瞬発力はあるが持続力がないので、疲れやすい。不眠にもなりやすいので、こまめに休んだり、ときには、何もしない空白の時間をつくることが大切。
火(Pitta:ピッタ)
熱血漢。リーダータイプ。使命感が強く、疲労を感じにくいので、意識して休息をとることが大事。ときどき甘いもので体を冷やすのもおすすめ。目の充血や口内炎は、火の乱れ。
水(Kapha:カファ)
競うことが苦手でマイペース。基本的に体は丈夫だが、体内に未消化物が滞りやすい。とくに春先は鼻が詰まったり気分も塞ぎがち。元気になるには運動が最も効果的。
まずは、自分の体質タイプをチェック↓
アーユルヴェーダのスパイスティー
ちょっとした体調不良には、ぜひスパイスティーを飲んで対処しましょう。体質や季節に応じた体調管理にも有効です。
むくみにおすすめ
コリアンダーのブレンドティー
すっきりとした味わいが美味。コリアンダーは熱を冷ます作用があるので、夏にもおすすめの飲み物。また、消化を促すので、食べすぎたときにもよい。
火(ピッタ)に、とくにおすすめ
材料(2人分)
● コリアンダーシード 大さじ1 ● スターアニス 2粒 ● レモングラス 10本 ● 水 400ml
つくり方
1 コリアンダーシード、スターアニスをたっぷりの水で6~8分煮る。
2 レモングラスを加え、さらに1分ほど火にかける。こして完成。
◇ ◇ ◇
池田さんがインドに滞在中、印象に残った飲み物がありました。
「ムンバイの空港のお店でチャイを飲んだとき、黒こしょうが入っていて、びっくりしたんです。ぴりりとスパイスが効いていて、冷えていた体も温まりました。寒い、冬の朝にはぴったりでした」
インドでは、スパイスの使い方は地方によってまったく違うそう。気候に応じて、体を元気に保つため、スパイスの種類や量、配合を変えていくのが、現地の人々の暮らしの知恵なのです。
「アーユルヴェーダでは、スパイスは食事と薬の中間にあるものと位置づけられています。ちょっとした不調のチューニングに効果のあるものが多く、家庭で気軽に取り入れられる『キッチンファーマシー』なんです」
スパイスは、もちろん料理にも使われますが、気軽に取り入れやすいのはスパイスティー。消化不良や冷え性など、個別の症状を改善してくれます。
とくに症状がないときでも、火・風・水の、自分の体質に合ったスパイスティーを飲むと、増えすぎてしまいがちなエネルギーが抑えられ、体調を整えられるそうです。
「冬にはしょうがを、夏には体のほてりを冷ます作用のあるコリアンダーティーを。季節に合わせて、お茶を替えてもいいですね」
咳や鼻づまりにおすすめ「黒こしょうの豆乳ホットチャイ」 >>
〈撮影/柳原久子( ) 取材・文/嶌 陽子 イラスト/榎本マリコ(Taiko&Associates)〉
池田早紀(いけだ・さき)
HP:http://ayurveda-foryourlife.com/
アーユルヴェーダカウンセラー&セラピスト。
◆ インド国立グジャラート・アーユルヴェーダ大学提携 日本アーユルヴェーダスクール「アーユルヴェーダライフスタイルカウンセラー」 「アーユルヴェーダヒーリング コンサルタント」
◆ 米国補完医療大学「Ayurvedic Medicine Practitioner」
◆ 中国衛生省認定 中国足部反射区健康法足反射療法士
大学在学中より3000年以上前からの癒しの原点「アーユルヴェーダ」に携わり 、インド、中国、東南アジア、東欧、北欧など世界各国で研鑽を続ける。ヨーガスタジオ講師、クリニックでのカウンセラー勤務などを経て2009年にセラピストとして独立。Apple表参道、坂本龍一『健康音楽』などイベント、講演会も多数。銀座SISEIDO THE TABLEのレシピ監修。南風食堂・三原寛子先生とのアーユルヴェーダの暮らしと食の教室 “mahat tuning{target=”_blank” rel=”nofollow noopenner”}”は今年で6期目を迎える。山形ビエンナーレ2020では参加型のアーユルヴェーダプロジェクトを開催。トリートメントは東京都世田谷区の市中の静かでクラシックな一軒家Atelier Asha 105にて完全予約制。※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
※天然生活の2020年12月12日の記事(https://tennenseikatsu.jp/_ct/17415881)より抜粋
コリアンダーシードをハーブティーのブレンドとして使用するというのは、意外性があります。
ただ、以前アーユルヴェーダ式のハーブティーのワークショップに参加した際、コリアンダーシードを用いることを学んでいました。
【過去の参考記事:「Tea for Peace」で、インドの伝統医学”アーユルヴェーダ”の基本的な考え方について学んできました。】(2018年11月12日)
身体のむくみに敏感になっている今の自分にとっては、抜粋記事で取り上げたコリアンダーのブレンドティーレシピは魅力的なので、今後のハーバルライフで活用していきたいと思います。
【過去の関連記事:スリランカのスパイスティー『サマハン』を初めて試飲。含まれている知らないスパイスについてもチェックしてみました。】(2019年3月22日)