昨日に引き続き、「初秋の北海道ハーブ巡り記」をお届けします。
【昨日の記事:初秋の北海道ハーブ巡り記【生の和種ハッカ事典 編】】(2020年9月16日)
農協の蒸留施設の脇にある和種ハッカの畑(秀晃園の近く)を後にし、次の目的地に向かいました。そこは、「陽殖園(ようしょくえん)」というフラワーガーデンです。
「この陽殖園がどんなところなのか?」を短いフレーズで言おうとする場合、以下の婦人画報の記事(2017年の記事)にあるように、
『今年76歳になる高橋武市さんがたったひとりで、60年以上をかけて、約8ヘクタールの山を花園に変えた庭です。』がインパクトがありわかりやすいです。
↑は3年前の記事で、且つ、フラワーガーデンを作り始めたのが中学2年生からですので、2020年現在では、”約65年間”ということになります。
「陽殖園」を作り上げた高橋武市さんの凄さは、以下の記事にわかりやすく纏まっていると思います。
8ヘクタールの土地に約800種の花を育て、農薬を一切使わず、且つ、品種の交配も高橋さんご自身でされ、極寒のオホーツクの真冬においても毎日庭仕事を続けられている、、、このような想いで作り上げられているフラワーガーデンに魅力を感じないわけがありません。
園内の植物の生き生き度合いが違うというか、喜んでいる感じすら伝わってきます。
時間の関係もあり、全長5kmの道の半分も歩いていないと思いますが、ここの魅力が十分に伝わってきました。私自身、花の知識が少ないにも関わらず、奥深い場所であることが伝わってきました。花の専門家にとっては恐らく何倍もの気づきがあるはずなので、タマラナイ場所であることが想像できます。
ここに来るお客さんの7割は本州からのリピーターであることを知り驚きました。お客さんが書いたノートを見ていると、今年だけで13回目の訪問をしているお客さんもいました。
高橋さんによると、1年に10回以上くるお客さんはザラで、そのお客さんは毎回「園内の変化」を楽しみに訪れているとのことです。
花のことを学べば学ぶほど、奥深さをより感じる場所なのだと思います。
私の心の中で「すぐにまた行きたい」と感じる場所です。自分には陽殖園の本質がまだまだ見えていないのが少し悔しいのかもしれません。
高橋さんの人生ストーリーを含め、幅広い視野で見聞を深めていきたいと感じました。
陽殖園を後にし、2時間かけて北見のホテルへ戻ることにしました。
帰り途中、先日紹介したオホーツク流氷公園のラベンダー畑を見るため立ち寄りました。
【過去記事:2011年に開園したオホーツク流氷公園のラベンダー園は見応えがありそうです。】(2020年8月7日)
ラベンダーシーズンは非常に見応えがありそう!今度は7月を狙ってみたいです。お店の人によると今年は根腐れを起こしたラベンダーが多かったようで苗の植え替えをかなり行なったようです。(そう言えば、秋田県の方でも同様のニュースを聞きました。)
明日へ続く。