ちょうど一昨日、ニュースを見ていて「お!」と興奮した瞬間がありました。
私の運営する「ハーブ・アロマの専門家の集合サイト」(Place aux Herbes:プラース・オウ・エルブス)に登録頂いている【白神アロマ研究所】の記事が掲載されていたからです。
「白神アロマ研究所」は青森県鯵ケ沢町に本拠地を置き、世界遺産の自然遺産に登録されている白神山地に樹木のアロマ商品を開発・製造を行なったり、クロモジ蒸留体験ツアーや草木染め体験等のイベント等を企画しながら、確かなエビデンスを基に着実に成長を続けている組織です。
まずは、どんな記事が掲載されていたかについて以下にご紹介します。
白神由来アロマオイル 介護現場に活用を/木の香りでリフレッシュ、殺菌効果も/鯵ケ沢・アロマ研
白神山地周辺の植物を材料に精油(アロマオイル)の製造を手掛ける白神アロマ研究所(青森県鯵ケ沢町、永井雄人所長)が昨年、県内の高齢者施設でアロマを体験してもらったところ、利用者や介護職員にリフレッシュ効果が見られたとする論文をまとめた。ヒバの香りには殺菌効果もあるとされ、永井所長は「新型コロナウイルスで介護・看護現場の疲労感やストレスが一層高まっている。解消の一助にアロマを役立ててもらえたら」と提案している。
論文は、佐々木甚一弘前大学元教授(盛岡市在住)との共著で、インドと英国に事務所がある科学・医療系出版社「ブック・パブリッシャー・インターナショナル」が近く刊行する「薬学研究の最近の動向」に収録される予定。
アロマに関する調査は、昨年9月、五所川原市の社会福祉法人・若菜会の協力を得て、同法人が運営する特別養護老人ホームとデイサービスセンターで行われた。使用したアロマはクロモジ、ヒバ、スギの3種類。クロモジは林野庁と契約を結び、年間500キログラムの上限で白神周辺で枝や葉を採取。ヒバは端材、スギは間伐材をそれぞれ細かく刻んで蒸留し、精油を抽出した。
デイサービスセンターのレクリエーション室で高齢者18人にアロマをかいでもらったところ、91%が「リフレッシュする」、9%が「ほっとする」と答えた。
特養ではおむつ交換の場面でアロマの芳香剤を用いたところ、介護者側から、交換時に普段気になるにおいがあまり気にならず、特にヒバは香りが強くてよかった、という声が寄せられたという。
永井所長は「施設内で気持ちよく生活してもらうため、アロマが役立てば。いろいろな場面で使える商品を開発したい」と話す。佐々木元教授は「廃材を有効活用している点が、環境問題に関心の高い海外の出版社から評価されたようだ」とみる。同氏はかつて別の研究で、ヒバのにおいに殺菌効果があることを確認しており、ヒバ油を用いたおむつの開発にも期待を寄せている。白神アロマに関する問い合わせは、同研究所(電話0173-82-7057)へ。
※東奥日報社の2020年5月4日の記事(https://this.kiji.is/630285760945276001?c=539260265700918369)より抜粋
非常に素晴らしい取り組みです。
「アロマ」というツールと活用することで、介護現場の雰囲気改善に繋がり、利用者の笑顔が増え、且つ、職員のメンタルに対しプラスに働くことを示す内容だと思います。
個人的には、アロマの更なるポテンシャルを感じる内容なのでテンションが上がりました。
やはり、地に足をつけて、一つ一つ検証を重ねていく姿勢というのが、本当の意味でのハーブ・アロマ業界の発展に繋がるということを改めて感じました。
「白神アロマ研究所」の取り組みは今後も追っていきたいと思います。
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