昨年は、『テーブルオリーブ』の世界を知り、その世界のことを徐々に知見を深めていった年でした。
きっかけは、「シェリーズ」という会社が販売していたテーブルオリーブがとても美味しかったことでした。
イタリア産の早摘みオリーブの塩漬けを輸入し、それを日本人の味覚に合うように塩抜きをして出荷するという手法で、日本におけるテーブルオリーブの市場拡大に貢献している会社です。
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その後、小豆島産の新漬けオリーブ(東洋オリーブ産)を試食したのですが、オリーブの実が小ぶりだったものの、味はシェリーズと同等で美味しかったです。
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※「新漬け」というのは、その年に収穫された早摘みオリーブを漬けたものになりますが、シェリーズが販売している「新漬けオリーブの実」の場合はその定義からは外れます。
今年は、シェリーズ以外のテーブルオリーブをほとんど食べていない状況が続いていたのですが、
昨日、ニューヨークの食のセレクトショップ「Dean&Deluca」で、美味しそうなテーブルオリーブが売っていた為、試食してみることにしました。
「塩漬け」と書かれていますが、適度な塩分で、且つ、オリーブの味の深みがしっかりと伝わってきて、非常に美味しいです。
過去に、缶詰に入ったオリーブの塩水漬けを食べたときは、「塩分が強い」という印象が強く、オリーブの塩水漬けを食べるときは水で塩抜きをするのが前提だと思っていました。
しかしながら、このDean&Delucaのシチリアングリーンオリーブの場合は、塩抜きする必要が全くなく、適度な塩分です。
シェリーズのテーブルオリーブ商品と比較すると相対的に塩分が高いですが、ショッパイと感じるレベルではないです。
個人的な印象としては、シェリーズの商品は「単体でおつまみ用」として食べるのに向いていて、Dean&Delucaのシチリアングリーンオリーブは、単体もいいのですが、他の素材をひき立てる役目として使用するのがいいと感じました。
ラベルに書いていたように、パスタやサラダに入れるという使い方はドンピシャだと思います。
以前、元シブがき隊の布川敏和さんが薦める「オリーブ冷奴」を、シェリーズの商品で試したことがあるのですが、Dean&Delucaのシチリアングリーンオリーブの方がよりマッチするのではないかとも思います。
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テーブルオリーブの世界が自分の中で、また徐々に広がり、楽しくなってきました。
※Dean&Delucaのオンラインショップでは、まだこのシチリアングリーンオリーブは売られていないようです。