話の流れでホタルを育てるということになり、幼虫を少し頂くために、昨日、ホタル飼育をしている方のお宅に行ってきました。
お宅に行く前、アテンド頂いた方から以下のメールがきました。
「●●宅では■■の源流のホタルの見学と同じで虫除け剤は禁止です。蚊が沢山います。長袖、長ズボン、首には手拭い、手袋などの対策と幼虫持ち帰り用の入れ物を用意してください」
私はいつも、水と無水エタノールとユーカリの精油で虫除けスプレーを作って出かけるので、昨日もそれを持って出かけました。
そしてお宅の庭に入って、「これはユーカリの精油で作った虫除け剤で、化学薬品は一切入っていません」と言って、承諾を頂いてからシュッシュしました。
ホタルの幼虫を頂く前に、その方のお話を約1時間半伺ったのですが、本当に初めて聞くことばかりで驚きの連続でした。
驚きの原因は、今までホタルの生態を全く知らなかったということも当然あるのですが、それよりも「育てているご本人の考え方から導き出されたもの」に対する驚きが大きかったです。
例えば、今ホタルを自宅で育てている人の多くは、「ホタルの水は定期的に変えなくてはいけない」「餌はカワニナをあげなくてはいけない」という情報をネット上、もしくは、先生から聞いて実践している方が多いそうです。
ただ、昨日お会いした方は、すべて「その情報は本当なのか?」から入り徹底的に検証をしたそうです。
その結果、「ホタルの水は、貝殻を入れておけば、変える必要はない。水が減ってきたら足す程度でいい」「餌はスーパーで買ったシジミでOK」という結論を自分自身の体験で導き出していました。
なので、「ホタルの水は定期的に変えなくてはいけない」「餌はカワニナをあげなくてはいけない」という観念でしか動いていない人からすると、否定されたような気になって、
「それ本当ですか?」という反応をされるそうです。
その質問は本来、逆の立場の質問だと思います。
その方が「ネット上のホタルに関する情報は嘘が本当に多い」と言っていたのが印象的でした。
でも、世の中の多くの人は、自分自身で検証をせずに世の中にあふれる情報をそのまま、それが正しいと捉えて反応してしまっているのではないでしょうか。
だからこそ、国をコントロールする立場からすると、国民の洗脳がしやすいと言えます。ちょっと話が逸れてしまいました。
ホタルのような昆虫の世界だけではなく、ハーブ等の植物の世界においてもそういう事象が多いと思います。
ハーブの世界の中でも、「権威的な立場にいるひとがこう言っているんだから正しいでしょ」という人がどんどん増えてきたら危ないと思います。
どう危ないかというと、仮にバブル的な盛り上がりが発生し、バブルが崩壊したときに、バブル以前よりもマイナスイメージに触れてしまう可能性があるという意味での危険性です。
自分で検証することをしないで情報に振り回されているとある意味「浮かれた状態」になり、着実なハーブ界の前進ができなくなってしまうと思います。
着実な前進ができているのであれば、多少のバブルが起こってもダメージは喰らわないはずです。
なんだかとてもエラそうなことを言ってしまっていますが、自分自身にも「検証に検証を重ねていく姿勢」を生涯大事にしていくことを言い聞かせるためにも書きました。
今日はこれから楽しみなセミナーに行ってきます!