ハッカを再び広島県の特産品にすることを志す「nature farm ハレの高原」

ちょうど世界がコロナパンデミックに陥った2020年に、北海道でハーブ旅行を実施したのですが、その際に訪れた「北見ハッカ記念館」の記憶は今でも色濃く残っています。

一時は世界のハッカ生産量の70%を占めた北見のハッカ産業の盛衰に関する過去の資料がしっかりと保管されており、本当に目から鱗の連続の時間でした。

 

今日はそのハッカに関する興味深い記事が飛び込んできたので、以下に取り上げたいと思います。

【広島県世羅町】宿泊者限定!旅先で自分だけの香りを見つけるハーブティーブレンド体験会を開催


フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトは、「nature farm ハレの高原」と協力して、9月13日(土)にフェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅でハーブティーブレンドの体験会を開催する。

ハーブティーブレンドの体験会を開催

フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトは、全国に宿泊特化型のホテルを8月時点で29施設運営し、ホテルを拠点に「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」を提案している。

コンセプトは「未知なるニッポンをクエストしよう」。地域ならではの体験や、まだ知られていない魅力の発見を目的にしており、今回のイベントも広島県世羅町の魅力を深く感じてもらうために実施される。

世羅町のハーブに魅了された農園主の想い


清涼感のある香りが特徴のミントの在来種「ニホンハッカ」。大正時代、広島県は、北海道や岡山県と並ぶハッカの国内三大産地の一つだったそう。

当時、日本のハッカは世界の生産量の約8割を占めていたが、戦後に外国産のハッカが輸入されるようになってからは、「ニホンハッカ」の栽培が衰退。現在では北海道以外でほとんど生産されていないのだとか。


そんな「ニホンハッカ」をはじめとするハーブに魅了され、世羅町で「nature farm ハレの高原」を立ち上げたのが中尾友人氏だ。「ニホンハッカを、もう一度広島県の特産品へ」という思いから、自然豊かな世羅高原で農薬や肥料を使わず、自然の力を最大限に生かしてハーブを育て、質の高いハーブティーを作っている。

今回のイベントでは、中尾友人氏から「ニホンハッカ」の歴史や栽培への熱い思い、各種ハーブの特徴を聞いた後、ハーブティーブレンドを体験可能だ。「ニホンハッカ」の他、ワイルドベルガモットやホーリーバジルなど数種類のハーブを使って、自分好みのハーブティーを作れる。また、新鮮な「ニホンハッカ」を使ったお酒の「モヒート」も用意される予定だ。

イベント詳細

イベントは9月13日(土)の20:00〜21:30に、フェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅のロビーラウンジで開催される。開催日当日にフェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅に宿泊している人が対象だ。

参加費は一人3,000円(税込)で、定員は8人。自分でブレンドしたハーブティーの他、世羅町限定で販売している世羅高原ブレンドハーブティーと、「ニホンハッカ」のハーブティーも持ち帰れる。

申し込みは宿泊予約をとった後にフェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅のフロントデスクで受け付けており、支払いはチェックインの際に現金不可で行われる。

今後のプロジェクトについて


フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトは、これからも各地で地域の魅力を満喫できるイベントをたくさん開催していく予定とのこと。都会から離れた場所だからこそできるイベントを行うことで、宿泊者に滞在を楽しんでもらい、地域の観光活性化にも貢献していく。

イベントの告知は、公式HPやLINE公式アカウント、公式InstagramなどのSNSで随時情報発信を行われる。

世羅町ならではの特別なハーブ体験で、旅の思い出を彩ってみては。

■イベント開催概要
開催日程:9月13日(土) 20:00〜21:30
開催場所:フェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅 ロビーラウンジ
所在地:広島県世羅郡世羅町大字川尻字大柳2394-8
参加対象:開催日当日にフェアフィールド・バイ・マリオット・広島世羅に宿泊している人
定員:8人
参加費:3,000円(税込)
フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト詳細:http://www.fairfield-michinoeki.com
フェアフィールド・バイ・マリオット公式HP:https://fairfield-michinoeki-japan.com/ja

「nature farm ハレの高原」公式HP:https://hare-kougen.jimdofree.com

(丸本チャ子)

※ストレートプレスの2025年8月9日の記事(https://straightpress.jp/20250809/1400383)より抜粋

記事中の”nature farm ハレの高原”の中尾さんがおっしゃるように、広島もハッカの一大産地だったことが、北見ハッカ記念館にも展示されていました。(以下)

また、”nature farm ハレの高原”のHPへ訪れてみると、以下の記述があり、驚きました。

ニホンハッカはミントの中でも特に清涼感の強い日本の在来ハーブです。広島県はかつて一、二七六町(マツダスタジアム約五五〇個分・当時全国一位)の面積を誇った国内有数のニホンハッカ産地でした。現在「ハレの高原」では当時栽培されていた品種を育成し、改めてニホンハッカの普及に挑戦しています。

ハッカの栽培面積としては、全国一位だったことがあるんですね。野球の球場550個分と聞くと、とにかく巨大だったことが想像できます。

今後の中尾さんの活動を起点として、広島県のハッカ産業がどのような広がりを見せていくか、今から非常に楽しみです。

【参考記事】

2021年に実行した広島・島根ハーブ巡りの際に訪れた「天意(あい)の里ハーブガーデン」のカモミールの香りは今でも蘇ります。

※広告

名前 (必須)メールアドレス (必須)サイト

コメントを残す