東京・神楽坂で世界旅行をしてみる!異文化体験ができるスポット7選

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「食における東京の魅力は何か?」と聞かれたら、和食料理店の魅力はもちろんなのですが、個人的には、”様々な国の本格料理”が食べられることも魅力のひとつだと感じています。

今日は、私にとって馴染みの薄い東京・神楽坂の異文化体験ができるスポットを取り上げたいと思います。

神楽坂で異文化体験ができるスポット7選! なんちゃって世界旅行に出かけよう

和の風情が色濃い一面も持ちながら、この界隈、フランスをはじめさまざまな国の専門店が集まる。歩き回って異国のグルメ、カルチャーに触れるうち、気分はまるで世界一周!?

1カ国目はやっぱりフランス。東京の“プチ・フランス”とも言われる神楽坂に近い『欧明社』 は、教材も実用書も、漫画、児童書、雑誌、新聞、DVDもある幅広い品揃え。現地のポストカードも買えて、本当にパリの本屋に来たみたい。日本の漫画のフランス語版から挑戦してみようかな。

外国人旅行者も利用するというシェアハウスには、旅行者も利用するからか、オール英語表記でトリコロールカラーのコインランドリーが。

『Abu Essam(アブイサーム)』では、エジプト人シェフがソースから手作りするアラブの軽食を。高揚感あるアラビアンなBGMとは裏腹に、味付けは思いのほか自然派でシンプル。でもご飯にマカロニもスパゲティも混ざるコシャリはなかなかのインパクトだ。

パッと見、何屋かわからないほどしゃれた外装のバーガーショップ。

イメージを変える楽しさ、豊かさ

2021年5月に開店した『cliccmi+(クリックミープラス)』は、ドイツ人女性が営む雑貨店。ドイツ製品=質実剛健なイメージだったけど、ここのは鮮やかな色で遊び心もあって楽しく使えそうなものばかり。

『大洋レコード』では日本の裏側のブラジルとアルゼンチンへ。「ポルトガル語にスペイン語と言語は違いますが、案外ミュージシャン同士の交流が盛んなんです」と店主の伊藤さん。サンバとタンゴだけじゃない両国の音楽は知れば知るほど実に豊か。

神楽坂通りには、チェーン展開するフランス発の冷凍食品専門店も。

ショートカットで楽しめる各国の魅力

ランチは『バイヨン』でカンボジア料理に舌鼓。タイ料理のように辛くないが、わりと濃厚。カンボジアの人は一番好きなご飯をいっぱい食べたいから濃いめの味付けなんだとか。「オークン(ありがとう)!」

ニュージーランドの生ハチミツ専門店の『PBees(ピービーズ)』では、食べるだけでなく皮膚に塗ったりするという現地のハチミツ文化を知る。栄養補給に抗菌作用、免疫力向上に期待して、私も生活に取り入れちゃおうかしら。

さて、日も暮れて『Taihu Tokyo(タイフートウキョウ)』へ。南国フルーツを使った台湾直送クラフトビールを味わったら、本日の旅はこれにて終了。1日で回れて語学力不問、なんて気軽な世界旅行。思い立ったらいざ行かん!

複数の店が入居する『Borgo大〆』はまるで南仏にありそうな建物だ。

欧明社【 飯田橋 ・ フランス 】

東京のフランス愛を支え70余年

「お困りならフランスを愛する我々がご案内します」

1947年創業、フランス出版協会に日本で唯一認定されたフランス書籍専門店。語学学習者や在日フランス人のために揃えた多分野の蔵書は約2万冊。「文学賞受賞作やベストセラー作品は必ず入れています」と2代目店主・奥山由紀夫さん(右から2人目)。残念ながら22年2月末で閉店予定。

●10:00~18:00(土は~17:30)、日・祝休。☎03-3262-7276

日本で話題になった本や人気の漫画、童話もフランス語版がある。

Abu Essam【 神楽坂 ・ エジプト 】

エジプトをはじめアラブの味を気軽に堪能

「店名は"イサームのパパ"という意味だよ!」

エジプト人のイブラヒームさん(左)とスタッフのローラさんによるアラブの軽食が味わえるカフェ。ご飯とパスタが混ざった独特なコシャリ600円、ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)を挟んだファラフェルムシャッカルサンド750円、レモンミントジュース350円もみな手作りでハラール食だ。

●11:00~15:00・16:00~22:00、不定休。☎03-5946-8014

店頭のショーケースにはローラさん特製スイーツが並ぶ。300円~。

cliccmi+【 神楽坂 ・ ドイツ 】

ハイセンスで実用的なカラフル雑貨

「このリュックもフェルト製。私のお気に入りです」

カラフルな高品質のアクリルガラスと天然石の玉を自由に組み合わせられるハンドメイドアクセサリー「cliccmi」リング1万1400円~をはじめ、ハイセンスで使いやすいドイツの雑貨を扱うセレクトショップ。「長年自分で使ってきたものばかりなんです」と店主のエルケさん(右)。隣は夫のギュンターさん。

●11:00~18:00、火・水休。☎03-6265-3256

箸置き5個500円ほか、メリノウール100%のフェルト小物「HEY-SIGN」。

大洋レコード【 神楽坂・ ブラジル アルゼンチン 】

南米から届く、ホットな音楽を手に!

「音楽通をうならせてきた今の音が楽しめます」

2005年の開店以来、ブラジルとアルゼンチンから直輸入したCDを販売。レコード店への卸や国内盤の制作も行う。「サンパウロの新しいスタイルの音楽家たち、みずみずしいアルゼンチンの川沿い音楽など、この店から着目されたものもあるんです」と店主の伊藤亮介さん。全商品試聴可能もうれしい。

●12:00~18:00、水・日休。☎03-3235-8825

トレードマークはクジラ。Tシャツやトートバッグなどのオリジナルグッズも販売する。

バイヨン【 牛込神楽坂 ・ カンボジア 】

都内で3軒だけの貴重な料理の味は?

「店名は、アンコール遺跡群の寺院跡の呼び名です」

染谷真偉(そめやまい)さん(左)と妻・スリョウさんが営むのは、都内で3軒ほどの貴重なカンボジア料理店。チャー・クダウ(豚肉のハーブ炒め)1200円やアモック(レモングラスで味付けした白身魚のココナツ煮)1350円など、その味はハーブや野菜を多用したやさしい味わい。

●11:30~14:30・17:30~2230、月休。☎03-5261-3534

チャー・トロップ(ナスと挽き肉の炒め)のランチセット1000円。

PBees【 牛込神楽坂 ・ニュージーランド 】

あの代表チームが認めるハチミツも!

「私たちハチミツ好きのスタッフが対応しま~す!」

世界一の消費量を誇るハチミツ大国・ニュージーランドから集められた現地産100%のハチミツ専門店。加熱処理をせず、完全無添加の生ハチミツは、レワレワやタイムなど蜜源ごとに味わいの異なる6種類以上。ラグビーのオールブラックス公認のマヌカハニー、蜂の巣をそのままカットしたコムハニーなどもあり。

●10:00~19:00、無休。☎03-3235-7858

コムハニー 4979円、瓶入りハチミツ各種110g1188円、マヌカハニー 2830円ほか。

Taihu Tokyo【 神楽坂 ・台湾 】

台湾のクラフトビールと“熱炒”料理に目覚める!

「ここはいつでも台式熱炒(台湾居酒屋)よ!」

台湾ビール醸造所「TAIHU BREWING」の日本直営店。タイフ―ドラフトハイ800円など、約10種類のクラフトビールと台式熱ルーチャオ炒の料理が満喫できる。「2階は家具も小物も台湾から持ってきました」と店長の田中真之介さんと台湾人シェフの長家リカさん。

魯肉に塩茹でホウレン草を合わせた魯肉燙菠菜800円、牡蠣を炒めた豆豉鮮蚵1200円。

タップのある1階カウンター。

Taihu Tokyo(タイフー トウキョウ)
住所:東京都新宿区神楽坂4-4/営業時間:17:00~23:00(土は15:00~23:00、日・祝は15:00~22:30)/定休日:月・火・木/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅、地下鉄牛込神楽坂駅から徒歩5分

取材・文=下里康子 撮影=オカダタカオ
『散歩の達人』2021年12月号より

※さんたつ by 散歩の達人の2022年1月8日の記事(https://san-tatsu.jp/collects/147822/)より抜粋

神楽坂エリアがこんなにも魅力的だとは、、、正直驚きました。

しかも「東京のプチ・フランス」と言われていたなんて、全く知りませんでした。

この記事で紹介されている順序通りに、神楽坂で一日世界旅行を必ず楽しんでみたいと思います!

ワクワクが止まりません。。

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