過去4年以上ブログを更新する中で、”ハーブ・アロマを切り口とした地域おこし”のニュースに度々触れてきました。
昨年、JAMHAによる全国ハーブサミットのバスツアーに参加し、柚子での地域おこしに成功した高知県安芸郡馬路村へ訪問してきたのですが、その際に、「香り」の地域産業に与える威力をまざまざと見せつけられました。
【過去記事:全国ハーブサミット in 中芸 JAMHAバスツアー【ゆず製品の工場見学-編】】(2021年11月7日)
【過去記事:全国ハーブサミット in 中芸 JAMHAバスツアー【柚子研究の第一人者による講義-編】】(2021年11月8日)
この経験をすると、今後の地域おこし関連のニュースが、自分の中でさらに重要性が増しました。
今日は、富山県で「香り」を通じた魅力的な活動をしている姉妹を取り上げたいと思います。
富山の自然 香りで発信 安藤さん姉妹、シソ原料にアロマオイル
香りの空間演出などを手掛ける安藤真理恵さん(31)、紀子さん(29)=ともに富山県富山市五福=の姉妹が、同市八尾町黒瀬谷地区で育てたシソを原料にアロマオイルを開発している。
試作と消費者へのヒアリングを重ね、3月の商品化を目指す。2人は「香りを通じて富山の自然の魅力を発信したい」と意欲を見せる。
安藤さん姉妹は昨年5月、天然香料のアロマオイル開発や、香りによる癒やし空間の演出などに取り組む会社「HERBAL(ハーバル)8」(富山市新庄町)を設立した。
県産素材を使ったアロマオイルを目指し、化粧品にも活用されるシソに注目。八尾町黒瀬谷地区の畑約1アールで、青ジソ、赤ジソ、チリメンジソを計約2千本栽培してきた。地域住民の指導で農作業も一から学んだ。
8月にそれぞれのシソからエッセンシャルオイル(精油)と香りの付いた蒸留水を抽出した。これらにライムやローズマリー、ジャスミンなどの香りを混ぜた試作品を複数用意。11月に県内外の展示会に出品し、来場者から意見を聞いた。今後、香りの持続性やバランスを考慮し、配合を決める。
既に同社ホームページで予約を受け付けており、3月に販売する予定。2人は「家庭やオフィスなどいろんな場所で使える商品にしたい。富山の豊かな土壌を香りでPRできれば」と話す。
※北日本新聞の2021年1月5日の記事(https://webun.jp/item/7817283)より抜粋
姉妹で同じ方向性を向き、活動を広げていこうとする姿に大きな魅力を感じますし、今後がとても楽しみです。
Instagramを拝見すると、HERBAL8の活動の一部を見ることができます。
東京・日本橋の富山県のアンテナショップでもシソを主成分とした精油を販売されていたようです。(過去に何度か訪問したことがあります)
今後、また富山県にいくことがあれば、安藤姉妹のお話を伺いたいです。