ここ1、2年で、福井県のハーブ関連のニュースが徐々に増えてきている印象があります。
以下が、過去に取り上げた福井県の記事です。
【過去記事:ハーブが繋ぐ縁。福井県池田町のホーリーバジル生産者のストーリー】(2021年10月2日)
【過去記事:福井県敦賀市産「ローゼル」を使い商品化に取り組んでいる女性グループ】(2021年6月28日)
【過去記事:伐採期以外の林業の「副業」として、福井県池田町の夫婦が「クロモジ」を使用したハーブティーを開発・商品化。】(2020年3月21日)
こうやってみると、様々な切り口の取り組みが複数のエリアで行われており、福井県の魅力がジワジワ伝わってきます。
今日も、別の取り組みとなる福井県のニュースを取り上げたいと思います。
薬草産地目指しヤマトトウキ出荷へ 高浜町
高浜町が婦人科系疾患の漢方薬の原料ヤマトトウキの栽培に初めて成功し、来年の春には生薬問屋へ60キロを出荷する予定。(11月23日)
漢方薬の原料の産地化を目指す高浜町は、いわゆる薬用作物の試験栽培に取り組んでいて、今年は初めて550平方メートルの畑でヤマトトウキの栽培に成功した。
ヤマトトウキは根の部分が漢方薬の原料になり、畑では町から栽培の委託を受けた合同会社の従業員がおよそ80キロを収穫して薬草育苗センターに運び乾燥させていた。
2か月から3か月後にお湯で揉んで土や砂を取り除き、再び乾燥させれば完成。
合同会社M&Nの松宮史和さんは「出来は最高でないか。薬草についてもっと知識を深めながら産地化に向けて頑張りたい」と語った。
ヤマトトウキの収穫は今月いっぱい続き、町では2022年春に生薬問屋へおよそ60キロを出荷する予定。
薬用作物は生産の8割を中国が占めていて、町ではミシマサイコやシャクヤクなどを含めた4種類を重点的に試験栽培し、安定的な出荷を目指す。
※FBCの2021年11月23日の記事(https://www.fbc.jp/news/news95qmsslwqr0avq4u1f.html)より抜粋
大和当帰(ヤマトトウキ)の”大和”は、奈良県の大和地方からきており、ヤマトトウキについては、奈良県も積極的に町おこしとしてアピールしています。
【過去記事:奈良県の『漢方のメッカ推進プロジェクト』の推進力が高まっているようです。】(2019年10月23日)
抜粋記事からは、ヤマトトウキの栽培は割と難しそうなニュアンスが伝わってきますが、以下の情報を見るとしっかりとしたケアが必要な薬草のようです。
個人的に、福井県もじっくりと周ってみたいエリアになってきました。