以前、東京スパイスハウスで販売されているのナツメ(棗)を初めて食べた時に、そのフカフカの食感に衝撃を受け、ナツメに対する見方が大きく変わった瞬間を今でも鮮明に記憶しています。
【過去記事:『ドライの棗(ナツメ)ってこんなにフカフカだったの?』と感動し、棗のことアレコレ調べてみました。】(2019年2月1日)
☝の記事の中で、福井県の棗地区のことを取り上げており、国産のナツメは福井県産が多いことを記事の前半の方で書いています。
自分の中で、国産の棗=福井県というイメージが根付いていたのですが、昨日以下の記事を目にしました。
特産品のナツメ収穫、台風なく豊作 岐阜県高山市
岐阜県高山市国府町で、特産品のナツメの収穫が始まりました。
ナツメは中国原産と言われ、乾燥させた後、漢方薬にしたり薬膳料理に使ったりします。
飛騨地方では収穫してから甘露煮にして食べる習慣があり、秋の味覚として多くの人に親しまれています。
高山市国府町では古くからナツメの栽培が盛んで、収穫時期を迎えた野村正さんの農園では、鈴生りに実ったナツメを丁寧に収穫していました。
今年は台風が来なかったことから実が落ちることもなく豊作だということです。
野村さんの農園では今月20日頃まで収穫作業が行われ、地元のスーパーなどで販売されます。
※メ~テレの2021年10月11日の記事(https://www.nagoyatv.com/news/?id=009298)より抜粋
この記事を見たとき、飛騨地方が棗の特産地であることを初めて知ったと思ったのですが、冒頭の過去記事の中でも、今読み返してみると
「ナツメは、日本では果物として流通することはないが、岐阜や福井など一部ナツメを栽培している地方もある。生のナツメは、甘味の少ないリンゴのような味だ。飛騨高山ではシロップ煮にして食べる、と聞いたことがある」
という記載がありました。
国府観光協会のページにも、ナツメの収穫と、甘露煮のつくり方についての動画が公開されています。
飛騨高山は今後ゆっくりと周りたいと思っていますが、棗栽培の歴史についてもじっくりと学びたいと思います。