イギリス在住ハーバリストが教える「食欲を抑えてくれるアロマ3選」

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2回目の緊急事態宣言が発動し、私自身は今まで週一回だけオフィスに出勤していた状況から、完全な在宅モードへと戻ることが昨日決定しました。

国全体として”STAY HOMEモード”になった時、個人的には、無駄な間食をしないように心掛けたいと思いますが、昨日、食欲を抑えてくれるというアロマの情報を目にしましたので取り上げたいと思います。

【イギリスのハーバルライフに学ぶ】過剰な食欲を抑えてくれる香り3選

Photo by Marcela Miranda on Unsplash

アロマセラピーで有名なイギリス。エッセンシャルオイル(精油)は手軽に購入でき、イギリスに住む人々はハーブやエッセンシャルオイルを上手く取り入れながら生活をしている人が多くいます。年末年始で食べすぎてしまった方、お家でゆっくり過ごしてなかなか動けなかった方へ!今回は食欲を抑え脂肪燃焼などのダイエットに良いといわれる「香り」をご紹介します。

香りと食欲

懐かしい香りを嗅いで昔の思い出がよみがえったり、場所や誰かを思い出したりそんな経験はないでしょうか。それは、香りが脳内の記憶を司る部分に働きをかけたことが原因だといわれています。また脳へ直接アプローチすることができるのは、五感の中で唯一嗅覚だけなのです。

例えば、料理をしている間に空腹感がなくなったことはありませんか?これも香りが満腹中枢を満たしてくれるからなのです。

またついつい食べすぎてしまう原因の一つとしてあげられるのが、自立神経の乱れ。食欲は脳の摂食中枢から信号がきて、満腹感は脳の満腹中枢から信号がきます。これらは自立神経によって調節されているのです。そのため何らかの原因で自立神経が乱れると食欲に影響を及ぼすことに繋がります。

その作用を活用して、食べ過ぎや間食の抑制、脂肪燃焼、自立神経の調整などに効果的なのがアロマです。

食欲を抑える香り3選

グレープフルーツ

ダイエットで有名なグレープフルーツ。フレッシュでほんのり甘さもあり苦味も感じる柑橘の香り。このフレッシュな香りには「ヌートカトン」や「リモネン」という成分が含まれており、交感神経を活発にする働きがあります。食欲抑制、脂肪燃焼、代謝アップなどの作用が期待できます。血行や老廃物の排出も促してくれるため、むくみが気になる方にもおすすめです。

Photo by Rayia Soderberg on Unsplash
Photo by Rayia Soderberg on Unsplash

ペパーミント

爽快感のあるスーっとした香りが特徴のハーブ。ウィーリンジーザス大学の研究で、5日間に毎日2時間おきにペパーミントの精油の香りを嗅いでもらった結果、空腹感がなくなり実験期間中のトータルカロリー摂取量が普段よりも3,485kcal減ったという結果が出たそうです。食べ過ぎや消化不良、下痢、胃痛などの胃腸トラブル改善にも期待できます。

Photo by Thúy Lâm on Unsplash
Photo by Thúy Lâm on Unsplash

バニラ

バニラの香りで食欲が増すのではと思いますが、意外にも食欲を抑えてくれるんだとか。バニラの甘くて優しい香りを嗅ぐと甘いスイーツを想起させるためその香りだけで満足感を与えるといわれており、アメリカの研究でバニラの香りで食欲を抑える効果があると実証されています。気持ちを落ち着かせストレスも緩和するともいわれているので、寝る前にお腹が空いて寝られないという時にもおすすめです。

Photo by Magda Fou on Unsplash
Photo by Magda Fou on Unsplash

これらの香りを食事の1時間から30分前に香りを嗅ぐことによって満腹中枢を刺激し食欲を抑えてくれます。

手軽に精油を数滴ティッシュやハンカチなどに垂らしものを嗅いだり、ディフューザーやキャンドルでも構いません。ご自身のライフスタイルに合わせて、日々の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ライター/成瀬美紀
ヨガインストラクター。2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。

※Yoga Journal Onlineの2021年1月8日の記事(https://yogajournal.jp/8181)より抜粋

食に対する好奇心が旺盛な自分にとってはありがたい情報です。

グレープフルーツの香りについては、以前、AEAJ(日本アロマ環境協会)が在宅勤務の際に活用できる精油として取り上げていたことがあります。理由は上記の抜粋記事にもあるように交感神経を優位にすること、及び、脳内処理速度を速めるためです。

【過去記事:AEAJ(日本アロマ環境協会)が公開している「在宅勤務でのアロマ活用法」について】(2020年5月15日)

その他に、美容の観点におけるグレープフルーツの有用性を扱った記事も紹介したことがあります。

【過去記事:グレープフルーツを美容的観点で多面的に見た情報について】(2020年8月8日)

また、ペパーミントについても過去にいくつかの視点で興味深い記事を取り上げたことがありますので、以下に貼ります。

【過去記事:科学的エビデンスと共に栄養士が語る「ペパーミントティーが秘める13のメリット」】(2020年9月24日)

【過去記事:頭痛に対するペパーミントの塗布効果を検証したドイツの実験について】(2020年7月12日)

【過去記事:一度見ると試したくなる「ペパーミント」の様々な活用法が詰まった記事】(2020年5月8日)

【過去記事:【ペパーミント】”免疫力アップ・抗菌”に関連するハーブの説明をJAMHAのホームページでじっくりと読み返してみるシリーズ】(2020年4月4日)

バニラの香りが食欲を抑えてくれるという情報は今回初めて知りました。

特定の香りについて、色々な角度から知見を得ていくことは、今後のハーバルライフにおいて「常に保持しておきたいアロマ」の選定プロセスでもあるのでとても楽しいです。

 

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