今までローズ(バラ)というと、ちょうど母の日あたりに満開になるイメージが強く、日本においては『ローズ=春』というイメージが強かったのですが、先日、秋に咲くローズがたくさんあるということを知りました。
ローズのことを長らく愛する人にとっては、当たり前の知識だと思いますが、個人的にはすごくインパクトがありました。
以下のページには、春バラと秋バラの楽しみ方についての情報が記載されていますが、ローズの世界も本当に奥が深いです。
また、以下のページには、春と秋の両方のシーズンにおいて楽しめるバラ園の情報(関東)がいくつか掲載されています。
そんなローズの魅力的な商品を開発するバラ園が広島県にあることを知りましたので、ご紹介します。
朝6時30分、東京駅から新幹線に乗り、約3時間半後。広島県内主要駅の一つである「福山駅」に降り立った。そこからバスで30分、到着したのはマチモトバラ園。
■香り活かした飲み物やスイーツ
コチラのダンディな社長・町本義孝さんは、食用バラの有機無農薬栽培を行なっており、咲いたバラの花から独自技術でエキスを抽出し、バラティー(茶)、バラジャム、バラジュース、バラスムージー、バラアイスなどの材料に利用している。
どれもハーブティーのようなバラのエレガントな香りが漂っており、ほのかな甘みが特徴だ。スイーツやドリンクとの相性も良く、後味はさっぱりしている。
スムージーは、摘んだバラの花びら、牛乳、甘みを加えるためバラジュースの原液、そして氷。これをシェイクするとクリーミーで香り高い、まるでハーブティーのようなフレッシュな香りのスムージーが誕生する。非常に飲みやすく、バラの残り香がなんとも高貴な一杯だった。
このスムージー、正直、量が足りないくらいウマかった…。毎日飲んでいたら体臭がバラの香りになっているかも…と勝手に考えるほど、バラエキスがつまっていた。
■無添加、無着色の魅力
バラティーは、ティーバッグに入っているバラの花びらをお湯に浸す。最初は青い色が出て来るのだが、レモンをくぐらせると、酸化して真っ赤な色が出て来る。
それを実演して見せたのは町本社長の娘さん。
そこにバラジャムを少々加え、かき混ぜれば完成。ティーカップの底には、先ほどのバラジャムの花びらがふわっと花を咲かせており、見た目も香りも、もちろん味も素敵な一杯になっていた。
そしてバラジュース。これは甘みと香りが強い一本だ。濃縮タイプになっており、お湯はもちろん、氷水、炭酸水、さらにはワインにもあう。
「バラを使った食材、着色料や添加物を入れたものが多いけど、うちのは無添加。色も自然で、味わいや香りもストレートで強いでしょ?」と町本さん。
バラに対する情熱は人一倍でうんちくをわかりやすく解説してくれる。心からバラを愛するその姿を見て、リスペクトとエレガントさを込め「バラおじさま」と呼びたくなってしまった。
■突然山奥に向かう社長
記者陣みんなでバラの花を収穫していると、突然山奥につながる林の方に進み「ついてきなさい」という町本社長。「伝説のバラでもあるのか?」と記者陣もザワついたが、10分ほど経って到着したのは、バラと関係がない綺麗な竹林。
「これも素敵でしょう。伸びたマダケが、雪の重みで曲がり、アーチのように空を隠しているんです」と説明するように、まるで竹が屋根のようになっている一画があった。
「京都・嵐山のように整備されている場所もいいけど、されていない竹も時には良いでしょ? いつかここテーブルとかをもってきて、バラのお茶を楽しめる場所にしたい。作ったら来てくれる?」と笑顔。
とりあえず福山市職員としてこの日同行してくれていた楢崎遥加さんに立ってもらった。まさにポートレート撮影にもってこいのシチュエーションである。ちなみに楢崎さん、市の職員ながら2018年には「ミス・ユニバース日本大会」広島代表に選ばれるほどの美貌を持っている。
町本社長はそんな映えるスポットになれるようさらに整備を進めたいと話す。また近い将来、バラを使ったオリジナルの石鹸が作れるようなサービスにも着手する。バラを愛し、バラに愛された社長のアイデアは、今後も尽きる事がなさそうだ。
※ニュースサイトしらべぇの2020年10月28日の記事(https://sirabee.com/2020/10/28/20162438341/)より一部抜粋
非常に魅力的なバラ園です。
早速ホームページへ訪問してみたのですが、どれも欲しくなるものばかり。ローズをこよなく愛する人々にとってはたまらないのではないでしょうか。
(『福山バラード(薔薇人)』というブランドで商品を販売しています。)
私はオンラインショップから、早速バラジュースを注文してみました。
広島へ行った際は、必ず、マチモトバラ園へ行き、町本社長から色々とローズのことを伺ってみたいです。楽しみになってきました。