今日、日中に自宅の近くにある金木犀(キンモクセイ)の木を見てみると、花の蕾(まだ白い状態)がたくさん吹き出していました。あの甘いキンモクセイの香りが漂う季節がもう目の前に来ていると思うととても心が躍りました。
私にとっては、2018年がキンモクセイ元年であり、2年前からキンモクセイの魅力に徐々に気づきはじめました。
【過去の参考記事:自分にとって金木犀(キンモクセイ)元年だったので、金木犀のこと少し調べてみました。】(2018年10月19日)
今まさに始まろうとしているキンモクセイの香りが舞う季節を最大に楽しみたい!と思っていたところ、参考になる情報が入ってきましたのでご紹介したいと思います。
秋のはじまりを知らせる甘さと華やかさ。金木犀の香りのおすすめアイテム3選
秋のはじめの限られた季節にしか楽しめない、切なくも華やかなお花「金木犀」。今回は一藤さんが、金木犀の甘い香りを存分に楽しむことができるいちおしアイテムを3つ紹介してくれました。
この暑さはいつ終わるのか……、今年は秋が来んかもしれんぞ……とうなだれていたのですが、するっと秋がやって来ていた。うわ、風が涼しい! そういやマスクをしていても以前より暑さに悩まなくなった気がする! と最近はうきうき気分です。
秋を感じられるようになると途端に使いたくなる商品が、金木犀関連のアイテムだ。夏の間は「ハッカ油こそがジャスティス!」ってテンションで体をハッカ油製品で拭き清めスカッと爽やかなスメルになっている方(私)も、秋になるとこの華やかな香りのする小さなお花に夢中って人も多いのでは。
ということで今回は、涼しくなってきた今こそ使いたい甘やか金木犀のアイテムを紹介していこうと思う。
■生活の木「シアバターハンドクリーム キンモクセイ」
秋口になると各社からこぞって金木犀の香りがついたアイテムがじゃんじゃん販売されるが、
・香りがよく
・使えば肌が整い
・アイテムの種類も豊富と3拍子揃っているのは生活の木の商品だと個人的に思っている。
金木犀アイテムは生活の木に行けば間違いない! と思うような素晴らしい商品のラインナップが揃っているのだが、ひとつ問題点を挙げるとするならこのキンモクセイシリーズを販売スタートするのが8月の頭なことだ。夏真っ盛りの暑さもうもうの時期に先んじて販売するので、気温が下がりやっと金木犀に想いを馳せたときにはもう売り切れ……なんてこともある。毎年思うんやけど売り出すの早くない?「金木犀の商品……気になる!」となった方は読むのをここまでにして、さっそく店舗に向かうのをおすすめする。店舗に商品がなくてもロフトや東急ハンズなどではまだ取り扱っているところもあるので、ぜひ覗いてみてほしい。
おそらく今年の秋冬もアルコール消毒を徹底するので、手は例年以上にかさかさになってしまうのでしょうね。私は夏の間でも手洗いに加えてアルコール消毒をしていると、肌がパサパサになってしまった。秋冬の乾燥期は今まで以上に手肌の保湿に気を配らねばないよね……と考えている方におすすめしたいのがこのハンドクリームだ。
見ていただきたいのがこの頼りがいのある硬めのテクスチャ。夏の間はもっぱらジェルで保湿をしていた私。肌の上に出した瞬間から水に戻るような清涼感のある商品を使っていたので、このシアバターハンドクリームの硬さにうっかり笑ってしまう。しかし、硬いからといって伸びが悪いのか……と言われればそうでもなく、手の温度でじっと蕩かせばあとはするすると手全体を覆ってくれる優れもの。
塗った直後はややぺとぺとしているが、塗ったついでに手のマッサージなどをしていればすぐに馴染むので、出先などで使うのにも問題ないだろう。
個人的におすすめな使い方は、手を洗ったあと毎回塗るようにすることだ。慣れるまでめちゃくちゃ面倒くさいし、なんなら慣れていても「うーん、……今日はいいかな?」と思うほど面倒なのだが、このタイミングで塗っていると1週間ほどで自分の手がふんわり白くてしっとりした触り心地になる。ほぼほぼ乃が美の食パンよ。この触り心地を知ってしまうとそりゃ塗らざるを得ん。さあ今日も塗りましょうかね……って感じだ。
香りはもちろん金木犀の華やかさと甘やかさを再現しており、ここはさすがハーブとアロマテラピーを専門にしている店だなといった印象。餅は餅屋ですね。この香りもキツくはなく、塗った本人が鼻近くに手を持っていくとふわっと香る程度なので香害になりにくいのも◎
夜寝る前にこのハンドクリームを手に塗り、顔を覆うようにして深呼吸すればもう簡易型ガーデン・オブ・アヴァロン。王の話を聞く前に安らかな寝落ちを決められること間違いなしだ。
手肌に輝きを与え、また優しい香りでメンタルのコンディションも整えてくれる一品。秋の乾燥が強くなる前におすすめな商品ですよ。
■生活の木「キンモクセイ ブレンドティー」
まーた生活の木やないの! といったお声が聞こえてきそうですがまた生活の木です。生活の木から出されている金木犀アイテムラインナップの素晴らしさが窺えますね!
この金木犀のブレンドティーは白牡丹(緑茶をわずかに発酵させたもの)と甜茶をベースにしているので、砂糖を入れなくてもほんのりと甘いのが特徴。
三角形のティーバッグを切り開いてみると、茶葉の中には小さい小さい金木犀の花がわっと入っていてなんとも可愛らしい。
このティーバッグをグラスに入れお湯を注ぎ2〜3分ほど待つと、水色はだんだんと深い黄金になり、香りが華やかに漂ってくる。いやービジュアルがいい! これが8パック入って648円とは素晴らしいですね! 特別な日に満を持して出してもよし、普通の日の夜を特別に過ごしたいときに淹れるのもよしのお茶だろう。
ほんのり優しい甘さがあるが特にクセのない味わいなので、どんな食事にも合うのが嬉しいね。水出し用ではないが、濃い目に煮出して氷で割ればアイスティーとしても飲めるので、まだ暑く感じる昼間などにも美味しいお茶ですよ!
■古越龍山 桂花陳酒
酒! 飲まずにはいられないッ!
そんな方におすすめな秋の夜長のおともがこちらの桂花陳酒。金木犀の花を白ワインに漬けこんだ中国酒なのだけれど、これがうまいのなんの……!
この古越龍山の桂花陳酒はデザートのようにとろりと甘く、ロックで飲むと甘味が少し引き締まって万人受けする味わいに。
ソーダ割りは甘さ控えめのフルーツジュースといった飲み口で、食事中にもごくごく飲めてしまう。危ないうまさだな……。
そんなふうに食中に楽しむのもいいのだけれど、この桂花陳酒を手に入れたらぜひ試していただきたいのが、アイスクリームに垂らして食べること! こんなんうまいに決まってるやんなあ……!
作り方は簡単。アイスクリーム(脂肪分が高い方が個人的に好き)の蓋をはがしたあとにできるくぼみに桂花陳酒を垂らして、アイスを蕩かしながら食べる。それだけ!
食べ進めていってできたくぼみに追い桂花陳酒をすると、だんだん気分がよくなってくるぞ!
氷やソーダで薄めていない桂花陳酒は金木犀の香りがとても華やかで、濃いバニラアイスクリームにも負けず、むしろ相乗効果で鉄壁のうまさを誇る。金木犀やけれど口内は桃源郷になること請け合い。甘いものが好きな方におすすめする、秋の夜長に味わっていただきたい背徳のスイーツですよ。
※DRESSの2020年9月21日の記事(https://p-dress.jp/articles/12117)より抜粋。
桂花陳酒をバニラアイスに垂らすのは非常に美味しそうです。
生活の木のキンモクセイのブレンドハーブティーも美味しそうですね。
キンモクセイのハーブティーというと、今年4月に、HERBA MONDO(ヘルバモンド)の石山オーナーシェフから、『キンモクセイとローズのブレンドはかなりイケる』と教えて頂いたので試してみたいと思います。
【過去の関連記事:Herba Mondo(ヘルバモンド)の特製ブレンドハーブティー4種を飲んでみました。】(2020年9月29日)
上記の抜粋記事のほかにも、楽しみ方は色々とあるようなので、以下にいくつか取り上げたいと思います。
【モイストポプリの作り方】
【桂花茶の作り方】
【シロップ漬け】
【お酒の作り方】
【ジャムの作り方】
これからの約1か月~1.5か月の間、キンモクセイを楽しみたいと思います!