初秋の北海道ハーブ巡り記【人生初のハッカ農家の畑へ行く 編】

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昨日に引き続き、「初秋の北海道ハーブ巡り記」をお届けします。

【昨日の記事:初秋の北海道ハーブ巡り記【”道の駅 香りの里 たきのうえ”でのハッカ農家に関する情報収集 編】】(2020年9月14日)

「道の駅 香りの里 たきのうえ」で、ハッカ農家の畑がある場所が大体わかりましたので、香りの里ハーブガーデンでランチを食べた後、早速車で向かいました。

 

こちらの図のB,C,Dのあたりを目指しました。
Bのあたりに来ると、通り沿いにこのような光景を見ることができました。車から降りてみるとハッカの匂いが広がっていたのでこれは確実にハッカです。
近くに寄ってみるととてもいい香り。
ハウスの中にもたくさんのハッカがありました。蒸留する前のドライの工程とのこと。それにしてもいい香り!

こちらの畑は、「とんたんファーム」の畑であることがわかりました。オーナーの佐々木さんと少し話すことができて、このエリアで、和種ハッカの一番大きな畑を持っているのは、「秀晃園」とのことでした。

なのでそこから、秀晃園の畑に向けて車を数分走らせました。

秀晃園の看板が見えてきました。
オーナーの瀬川さんへ、私が滝上町のハッカのことに興味があって訪れたことを伝えると親切に案内してくれました。「北海JM23号」という和種ハッカの広大な畑。
こちらは、少し俯瞰し、同じく北海JM23号の畑。
ハッカが一か所に密集している光景を人生で初めて見たので、何度も写真を撮ってしまいます。眺めているだけで爽快な気分になります。
こちらは、有名な和種ハッカ「ほくと
近くへ寄ってみました。「ほくと」はこんな感じ。

ここで、秀晃園の瀬川さんから伺った話を以下にまとめます。

 

■滝上町には約6haのハッカ畑があり、そのうちの約4haが秀晃園の畑。三分の二の広さです!

■滝上町でハッカを栽培している農家は6件ほどで、精油を蒸留している農家は4件。

■”北海JM23号”という品種は、遠軽(えんがる)という場所で今から15年~20年前に品種改良された和種ハッカ。

■”北海JM23号”は、”ほくと”と比較して、香りがマイルドであり、近年需要が高く、菓子や化粧品に広く使われている。

■ここで栽培されている「ほくと」はほとんどがツムラ向けに栽培されているとのこと。

 

広大な畑を見せていただいた後、なんと蒸留釜を見せていただけるとのことで、車で移動しました。

非常にワクワクします。
こちらが、ハッカの蒸留所。農協の所有物とのことです。
こちらが蒸留釜です。かなり巨大!
深さも半端じゃないです。だいたい深さ3メートルくらいはあったと思います。
瀬川さんに蒸留の仕組みを教えていただきました。

以下に蒸留に関することで瀬川さんから教えていただいたことをまとめます。

 

■この農協の蒸留施設は、平成12年に滝上町のハッカプロジェクトの一環として建設されたとのこと。

■蒸留の時期になると数件の農家からドライのハッカが集められ、約3日間連続で一日中蒸留作業が続けられる。

■1日当たり、10釜分の蒸留が実施され、1釜あたり17KG~20KGの精油が採れる。

■1回の蒸留にかかる時間は1時間ちょっと。意外に短い?

■実はハッカの蒸留だけではなく、紫蘇(シソ)の蒸留も行われている。紫蘇のオイルはドレッシングなどに使われていて近年需要が増えており、佐呂間町や富良野でも蒸留する農家が増えてきているとのこと。

 

貴重なご説明を聞くことができ、大感激。

瀬川さんには蒸留施設をご案内頂いたあと、さらにサプライズな場所をご案内頂きました。

明日へ続く。

秀晃園の情報

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