日本人の生活に当たり前のように存在している「パセリ」。情報を調べてみると侮れないことがわかりました。

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今から5年前に自宅の庭を持ってから、様々なハーブを育ててきましたが、昨年まで「パセリ」を育てたことが無かったので、今年初めて育ててみることにしました。

パセリは生まれたときから、家にいてもレストランに行ってもよく料理に添えられており、日本人の生活の中に当たり前のように浸透しているというのは、誰もが納得すると思います。

そんな存在なので、自宅の庭で育ててみようという気持ちがしばらく起きなかったのですが、「パセリって何者なの?」とふと考えた瞬間から急に育ててみたくなり、鉢植えで育てて収穫し、料理に添えたり、そのままモリモリ食べたりしていました。

近くのスーパーで売られているパセリに比べ、収穫したてのパセリの美味しさが際立っており、今まで当たり前のように存在していたパセリを見直すきっかけになりました。

純粋に、「パセリってこんなに美味かったんだ!」という感動が沸き、「パセリ」の歴史・成分などに興味が沸いたので少し調べてみることにしました。

まず、パセリの概要をWikipediaから抜粋します。

パセリ(和蘭芹、旱芹菜、旱芹、 英: parsley [ˈpɑːrsli]、学名: Petroselinum crispum)は、セリ科の1種の二年草。野菜として食用にされる。和名はオランダゼリ(和蘭芹)。フランス語名はペルシ (persil [pɛʁ.si])、漢名は香芹(こうきん、拼音: xiāngqín シアンチン)

品種改良によって葉が縮れているものがよく使われ、カーリーパセリ (curly parsley) 、またはモスカール種とも呼ばれる。イタリアンパセリ(学名:P. neapolitanum、プレーンリーブド種とも呼ぶ)は同属別種。中国パセリ(コリアンダー、学名:Coriandrum sativum)は同科別属。

コリアンダー=中国パセリ」という部分に妙に納得。

次に、パセリの”歴史”、及び、”日本国内の生産量”に関するデータを以下のページから抜粋します。

パセリの歴史

パセリの原産地はヨーロッパ中南部から北アフリカにかけての地中海沿岸といわれています。古代エジプトや古代ギリシャではすでに食用とされ、薬用や歯磨き用としても使われていたそうです。

9世紀頃にフランスへ伝わり、その後16世紀までにはイギリスやドイツなどにも浸透。さらにヨーロッパからの移民によってアメリカにも広まりました。

日本には18世紀初めにオランダからもたらされ、貝原益軒の「大和本草」(1709年)では、「芹」の項目で「紅毛芹(オランダセリ) 根は羊の蹄に似ていて黄色い」と記されています。パセリの栽培が本格的に行われるようになったのは明治から大正時代にかけてだそうです。

日本で本格的にパセリが栽培されはじめてからまだ100年くらいなんですね。意外と歴史が短いと感じました。

あと生産量については、長野と千葉で国内生産の50%を占めることも全く知りませんでした。

さらに、パセリに含まれる栄養素と効能については以下のページから抜粋します。

■パセリに含まれる栄養素と効能

パセリの漢名は香芹(こうきん)といいます。「名は体をあらわす」といわれるとおり、さわやかで、どこか苦みを感じる香りが特徴のセリ科の植物です。
あざやかで濃い緑色は、いかにも栄養がありそうなイメージがあります。
実際のところ、パセリに含まれる栄養素とはどのようなものがあるのでしょうか。

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・鉄やカリウムなどのミネラルが豊富
ミネラルは、人間の生命を維持するのに必要で不可欠な栄養素です。
パセリに含まれる鉄とカリウムは、野菜のなかでも1、2の多さをほこります。この鉄とカリウムも、ミネラルの種類のひとつなのです。

【カリウム】

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カリウムは体内の塩分(ナトリウム)を、尿とともに排出してくれる作用があるとされています。そのため、塩分のとりすぎが原因のひとつでもある高血圧の予防に役立つとされています。
また女性に多いむくみの症状。原因のひとつが塩分の過剰摂取であるといわれています。塩分を多くとると、からだの塩分濃度をさげようとして体内に水分がたまり、むくみとなってあらわれるのだとか。カリウムの作用で塩分を尿とともに排出することによって、むくみの予防に効果があるそうです。

【鉄】
鉄が不足すると鉄欠乏性貧血をひきおこします。とくに女性に多いといわれる貧血です。
鉄分が多い野菜として思い浮かぶものは、ほうれん草、という方が多いのではないでしょうか。ですが、パセリはほうれん草の4倍もの鉄分が含まれているそうです。

カリウムや鉄をはじめとするミネラルは、体内で合成することができないため、食物からとる必要があります。
ミネラル不足の予防に、パセリはぴったりの食材とされているのです。
女性に多いむくみや貧血の予防に、積極的にパセリを食べるようにしたいですね。

・ビタミンKを多く含む

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パセリはビタミンKがもっとも多く含まれる野菜といわれます。
ビタミンKは野菜のほか、魚や貝にも含まれ、また腸内の細菌によってもつくられる栄養素です。
カルシウムを骨に定着させる作用があり、丈夫な骨の形成にも不可欠な栄養素とされています。

またビタミンKには血液を固めるはたらきがあり、不足すると出血が止まりにくくなる、などの症状がでるそうです。

・ビタミンCは野菜の中でトップクラス

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パセリのビタミンCの含有量は、野菜のなかでいちばん多いといわれます。
ビタミンCは、活性酸素を抑制する作用があります。活性酸素が増えすぎると、からだの細胞がさびてしまい、これが老化としてあらわれます。また動脈硬化やガンなど、成人病の原因のひとつとされています。

ビタミンCは、ストレス解消にも欠かせない栄養素であるといわれます。抗ストレスホルモンであるアドレナリンをつくりだすのに、ビタミンCが大量に必要であるためです。

老化や成人病、ストレス。現代人がかかえる問題の予防に、ビタミンCは欠かすことのできない栄養素なのですね。ビタミンCの含有率が高いパセリを食べて、効率よく摂取しましょう。

・βカロテンが豊富
パセリにはβカロテンも豊富に含まれます。βカロテンは緑黄色野菜や、くだものなどの色素成分のこと。野菜が「緑黄色野菜」か「淡色野菜」に分類されるかは、このβカロテンの含有量で定められているそうです。

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βカロテンはビタミンC同様に強力な抗酸化作用をもち、活性酸素のはたらきを抑制する効果があるとされています。
また体内に取りこまれたβカロテンは、一部はそのまま吸収されますが、必要な量のみビタミンAへと変わります。
ビタミンAは、肌や粘膜をすこやかに保ち、免疫力を高める効果があるとされます。疲れや乾燥から目を守り、暗いところで目が見えにくくなる夜盲症の予防にも役立つといわれています。

・「アピオール」という精油成分

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パセリの独特のさわやかさをもつ香りは、アビオールという精油成分によるものです。
香りの好みは個人差があるものですが、アビオールには注目すべきすぐれた効能がいくつもあります。
アビオールは、腸内の有害細菌の繁殖をおさえ、食中毒の予防に有効とされます。胃液の分泌をうながし、食欲増進の効果もあるそうです。口臭予防に有効な成分も含んでいるため、食後に食べるとよいそうです。
さまざまな効能があるパセリの香り成分。料理のお皿に添えられたパセリを食べないのは、もったいないですね。

パセリの飛びぬけた栄養素の高さに驚かされました。

鉄・カリウム・ビタミンK・ビタミンCの含有率の高さにおいて、野菜の中でトップクラスというのは特筆すべき内容だと思います。

また、精油成分のアビオールの効能を知ると、多くの料理に添えられていることがとても合理的であることが理解できます。

「パセリ」を侮ることはできないです。来年はキッチン用ハーブとして、多めにハーブを植えたいと思います。

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