私が所属しているJAMHA(日本メディカハーブ協会)の副理事長である、林真一郎先生(グリーンフラスコ株式会社 代表取締役)は、メディカルハーブの業界では非常に有名な方で、私自身、著書もたくさん持っています。
その、林真一郎先生のブログの中で、先日、気になる情報がありましたので早速ご紹介します。
ニアウリ精油
ウイルス感染対策としてニアウリを購入する方が増えています。
私もニアウリは昔からお勧めの精油でこれがあると1本でティートリーとユーカリの役目を果たしてくれます。コミッションEモノグラフにも収載されていてドイツでも使われています。
ただしティートリーよりクロモジの方が抗菌・抗ウイルス作用が強いといった「強さ競争」はいかがなものかと思っています。
自然療法の本質は免疫や生体防御機能を高め、感染を未然に防ぐことにあります。
その意味で自然療法は攻撃型ではなく防衛型といえます。
あえて言うならば菌もウイルスも悪さをしない程度には居てくれた方が良いのです。
話はもとに戻りますが感染予防には空気を乾燥させず鼻呼吸を徹底し、野菜スープなど食べて睡眠時間を確保することです。
そのうえでニアウリの蒸気吸入をお勧めしたいと思います。
上気道粘膜の免疫誘導にはサプリの内服より精油の蒸気吸入が有効です。
※グリーンフラスコ 林真一郎の【統合医療実況中継】の2020年2月1日の記事(https://ameblo.jp/greenflask-yashiha/entry-12571961356.html)より抜粋
ニアウリの情報だけではなく、自然療法の本質、及び、ウィルス感染対策をする上での大切な習慣についての記載もあり、短い内容ですが非常に参考になります。
上記の抜粋記事の中にある”ニアウリ”のリンクは、以下です。
↑のページの中にある【>>「ニアウリ」データベース】のリンクの部分を以下に抜粋します。
ニアウリ(Niaouli)
ティートリーの近縁種であるニアウリはオーストラリアやタスマニア地方に分布するフトモモ科の常緑樹でやわらかい幹と海綿状の樹皮、それに細長くとがった葉と穂状花序が特徴です。
現地では昔から風邪の咳などの呼吸器系の症状や切り傷などの外傷に用いられてきた歴史があります。
ニアウリの精油は「ゴメノール(gomenol)」と呼ばれることがありますが、これは当時のフランス領東インドのゴメンからフランスに向けて海上輸送された歴史をもの語っています。
フランスではニアウリの精油が強力な殺菌作用を持つことを知り、病棟で消毒剤として利用したのです。
さらにはインフルエンザなどの呼吸器系の感染症やリウマチ、神経痛などの治療にも用いました。
また製剤の原料としては、うがい薬やマウススプレー、咳止めドロップにも使われました。
現在でもティートリーに比べてやや刺激があるもののコストの安さと軽い甘さを持つ清潔感のあるクリアーな香りで欧米のアロマテラピストに人気を得ています。
私自身、ニアウリを試したことが無いので、
『ティートゥリーとユーカリの役目』を果たし、且つ、『やや刺激があるもののコストの安さと軽い甘さを持つ清潔感のあるクリアーな香りで欧米のアロマテラピストに人気がある』という内容を見ると試してみたくなります。
時期的にも、この情報に出会えてよかったと思いました。