【大分県杵築市山香町】住民レベルでの薬草や野草を活用した地域おこしの動きについて

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日々、「ハーブ・アロマ業界における本質的な成長とは何か」ということを考えながら行動をしているのですが、そのような視点を持ちながら活動していくと、業界における様々な動きをとても興味深く見ることができるようになります。

本質的な成長というのは、「個々人の生活の中でハーブ・アロマがどのくらい活かされているか?」でしか測れないと自分は考えています。

メディアに取り上げられることというのは、一時的な風が吹くので、一瞬盛り上がった気分になることが多いですが、あとから振り返ってみると個々人の生活レベルで見た場合、あまり変化していなかったという場合がほとんどではないかと思います。

私自身、北海道生まれで小さな頃からアイスホッケーをやっていたのですが、「面白いスポーツなのに、なぜこんなに人気が出ないのだろう」と思っていたところに、木村拓哉さんが主演のアイスホッケーのドラマをやるという話を聞いた時に、

「これはもしかしたら、アイスホッケー人気に火がつくのでは?」

という幻想を抱いたことがあります。

自分自身が置かれた立場で、

「個々人の生活の中にハーブ・アロマが活かされていく流れを作るにはどうするのがいいのか?」

と考えていくと、

「自分自身がハーブ・アロマを生活の中に取り入れて、その楽しさを色々な角度から発信し続けること」がベストな方法だというのが、現時点の自分の考えです。

発信の手段としては、ブログとInstagramが主なのですが、徐々に様々な反響を頂くようになってきており、自分の進んでいる方向性にある程度手ごたえを感じるようになってきています。

先日、住民が薬草や野草を活用した地域おこしを始めているという大分県のニュースを見たのですが、冒頭の「本質的な成長」に繋がりそうな動きだと感じましたので取り上げたいと思います。

薬草で地域おこし 山香町山浦地区の36人が「料理マイスター」に

持ち寄った薬草や野草を使った料理を試食する修了生=杵築市山浦の山浦地区公民館

杵築市山香町山浦地区の住民が薬草や野草を活用した地域おこしに取り組んでいる。国の補助金を活用し、地元に自生する植物の効用や調理方法を学習。高齢化が進む地域住民の健康増進に役立てようとしている。将来的には薬草を使ったお茶や弁当の商品化、野草料理の提供といった事業の展開も目指している。

山浦地区には蒸し湯で使われ、鎮静作用があるとされる植物セキショウが自生。別府市の入浴施設に販売してきた歴史がある。人口減少が進む中、薬草という地域資源を生かした活性化ができないかと住民団体「山浦地域活性化協議会」を中心に活動を開始。昨年度から九州農政局の補助金(2020年度までの3カ年)を受け、住民を対象にした薬草セミナーの開催や効用のある植物を栽培するハウスの整備などに取り組んでいる。

10月21日には山浦地区公民館で昨年11月から毎月開いてきたセミナーの最終回があり、地域住民ら男女36人が修了。講師を務めた矢野忠則さん(72)=NPO法人おくすり研究会代表・国東市=と薬膳講師の小倉倫子さん(45)=市内杵築=が一人一人に「薬草料理マイスター」の証書を授与した。

その後、受講者の持ち寄った料理を試食。野草をあえたパスタや山菜の煮物などを味わい、感想を言い合った。

阿部久美子さん(67)=会社員・同町吉野渡=は「いろいろな植物の良い部分を知ることができた。生活に取り入れたり、地区の住民グループで学んだ知識を生かして作った料理を提供してみたい」と笑顔だった。

修了生有志は12月8日にある地区のウオーキングイベントで薬草・野草を使ったお茶や弁当を販売する予定。地区の住民自治協議会産業部長を務める緒方薫さん(64)=山浦=は「年金暮らしの高齢者も収益を得られる事業に育てられれば」と展望を話した。

※大分合同新聞の2019年11月15日の記事(https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/11/15/JD0058688332)より抜粋

※上記の記事で取り上げられている「セキショウ(石菖)」について、こちらを参照ください。

”町おこし”というと「産官学」が主導となって進んでいくことが多いですが、40代~70代の主婦層を中心に住民主導で動いているという部分が、個人的には非常に新鮮に映ります。

このニュースは何気ないニュースのように見えますが、日本全国に与える影響度は割と大きいように感じます。

地域レベルで主婦層が繋がり合って、日本全国に同様の動きが出てくると日本のハーブ・アロマ業界の将来は明るいと思います。

 
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