「風邪(かぜ)」と「インフルエンザ」の性質と対策の違いについて医師が語った記事について

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ハーブ・アロマのことに関わるようになり、冬の時期に突入する前の「風邪・インフルエンザ対策」に対する意識が年々高まりつつあります。

もちろん、自分だけの対策ではなく、家族全体への対策を意識しながら、今後のハーバルライフの中で、自分の中でのベストの解を導きたいと考えています。

今年は、自分自身はインフルエンザに罹っていないのですが、小学生の息子(次男)が早速インフルエンザにかかってしまったので、来年以降、家族の予防についての課題が出てきています。

今年のインフルエンザ対策として何を検証しているかは以下の記事の中に記載しています。

【過去の参考記事:『インフルエンザ治療に使える「麻黄湯」の解熱効果はタミフルより上』という記事を読んで
※「クロモジ」(ハーブティー)と「イムネオール100」(アロマディフューザーで拡散)の2つを取り入れています。



息子(次男)がインフルエンザ感染が判明した直後、妻・長男・長女にクロモジのお茶をしばらく飲み続けてもらったのですが、(クロモジの効果がどの程度あったのか不明ですが)二次感染は防ぐことができています。

過去、家族内でインフルエンザの2次感染が常態化していたので、効果があったという見方もできますが、たまたまそうなったという見方もできると思います。

こればっかりは、毎年の検証を重ねていくしかないと思っていますので、様々な情報と触れながら前進していきたいと思います。

ただ、「風邪・インフルエンザ対策」と言っているけれども、自分自身が、風邪とインフルエンザの本質的な違いをしっかりと理解しているとは言い難い状況であることがわかったので、その違いについて書かれた記事に触れることで視野を広げる必要があると思いました。

今日は、医師がその性質・対策の違いについて述べた記事を取り上げたいと思います。

【風邪】

風邪予防は自宅で簡単にできる! 医師が方法を紹介

手洗いとうがいを徹底していても、なぜかひいてしまう風邪。今年こそは絶対にひきたくない! という人のために、医師に自宅でできる風邪対策を聞いてきました。

木村至信氏(以下、キムシノ氏)は、横浜のクリニックで働く女医さん。産業医としても活躍していますが、専門は耳鼻咽喉科。風邪は鼻やのどの疾患を伴うので、耳鼻咽喉科の医師は風邪治療の専門家でもあるのです。

さらにキムシノ氏は現役のシンガーでもあるので、風邪どころか声枯れさえも厳禁。風邪予防については一家言あり!

風邪予防にはビタミンC
キムシノ氏 「風邪予防にはとにかく『ビタミン戦略』です。ビタミンCをとにかくたっぷり内服し、さらにビタミン注射をすれば、風邪とインフルエンザ予防はバッチリ。風邪をひけない受験生にも好評です。体に負担がかからないので、妊婦さんにもお勧めできますよ」。

「風邪予防にビタミンC」は、単なる気休めのようなイメージもありますが、本当に効果があるんですね。効果がないのはそれは量が足りないだけなんですって。

キムシノ氏 「市販のサプリでも良いですが、処方薬の方が含有量もありお手頃価格なので、かかりつけ医に相談するのがベター。ビタミンCは錠剤でも粉末でも良いですが、酸っぱいのが苦手なら錠剤をどうぞ。成人なら1日2,000mg以上は取りたいですね。

ビタミンCは天然でも合成でも化学構造が同じなので、体内への吸収率や安全性も同様です。ほとんど副作用のないビタミンCで摂りすぎても自然に排泄されますが胃腸障害を起こす方もいます。過剰摂取は避けましょう」。

風邪予防にはヨーグルト
ビタミンC摂取に加え、日々の食事も重要。風邪予防に良い栄養素を意識しながら、食材や飲み物を効果的に取り入れたいところです。

キムシノ氏 「風邪予防に効果のある食材は、漬け物やヨーグルト、チーズなど。予防だけでなく、風邪をひいた後でも治りやすくしてくれます。特にヨーグルトの乳酸菌は重要。ヨーグルトを口から取り入れると、胃酸や胆汁酸などにより乳酸菌の一部は死滅しますが、一部は生きたまま腸に届くものも。『生きたまま腸に届く』をうたったものを選ぶと良いですよ。

とはいえ、死んだ菌がまったく効果がないわけではありません。ただしヨーグルトは脂肪分が多い食材なので、低脂肪や無脂肪のヨーグルトを選んで毎日食べましょう」。

いくらヨーグルトが風邪予防に良いとはいえ、毎日ヨーグルトでは飽きてしまうので、季節の果物を入れてみるなど、多様な食材と組み合わせて楽しみたいですね。

キムシノ氏 「ヨーグルトの効果的な食べ方は、乳酸菌やビフィズス菌のエサになるオリゴ糖と一緒に食べることです。オリゴ糖は、はちみつ、バナナ、りんご、アスパラガス、玉ねぎ、キャベツなどに含まれています。

どんなに健康を意識していても、腸内環境は日々乱れてしまうもの。それを整えるには毎日100グラムのヨーグルトを最低2週間。食事のときは、根菜やきのこ、海藻を取り入れ、食後のデザートにオリゴ糖入りヨーグルトを食べればパーフェクトです」。

風邪予防には水分補給
ビタミンCと乳酸菌をクリアしたら、ダメ押しとして「温め戦略」です。水分をたっぷり摂って、体を温めたくさん汗をかきましょう。

キムシノ氏 「水分補給には、体液に近い経口補水液や甘すぎないスポーツドリンクなどがお勧めです。あるいは、お白湯でも十分。『紅茶でインフルエンザ』などの文言がネット上に並ぶこともありますが、残念ながら『効果について科学的根拠は少ない』が現在の答え。とはいえ、私は冬場にホットの濃いお茶をよく飲みます。しょうがを入れると体が温まり、免疫力アップにつながることは間違いないはず」。

ビタミン戦略に、体温を上げる「温活」を組み合わせれば、きっと風邪予防効果は100%に近づくはず……?

キムシノ氏 「100%の防御率が出せるのは、もともと基礎的な体力や免疫力のある人限定。そうでない人は、免疫力を上げるべく、腸内環境を整えましょう。免疫力の80%を司るのは腸内環境。腸内に善玉菌を増やすためには、やはりヨーグルト。それから、体温も上げたいところ。手っ取り早く体温を上げるには、やはり入浴。体温や代謝を持続的に上げてくれる入浴剤を選ぶと良いですね」。

取材協力 :木村至信(きむら・しのぶ)
女医。信州大学医学部卒業後、横浜市大医学部大学院にて医学博士取得。産業医・横浜市の往診耳鼻科医。夏バテの予防策や美肌、美声などについての監修仕事多数。 医師の傍らシンガーとしても活動中。

※マイナビニュースの2019年11月25日の記事(https://news.mynavi.jp/article/20191125-927175/)より抜粋

上記の記事を、ハーブでの対応という視点で見た場合、

ローズヒップ等のビタミンシCが多く含まれたハーブを、ハーブティーとして摂取したり、ハーブ温浴をしたりすることが当てはまると思います。

腸内環境を整えるという意味では、善玉菌を増やす直接的な作用というより、緩下作用等で腸内の環境を整えるという意味合いでハーブを活用できるのかなと思います。

【インフルエンザ】

インフルエンザは自宅の「水うがいと漢方」で予防する

1週間前後で治るとはいえ、風邪を引くと超ツライ。インフルエンザとなると、心も体もしんどい。今年こそ予防したい! という人へお役立ち情報を紹介します。

お話を聞いたのは、女医でシンガーの木村至信氏(以下、キムシノ氏)。「今年は絶対に風邪を引きたくない」という患者さんには、ビタミンC摂取×ビタミンC注射の「ビタミンまみれ戦略」を提案し、例年高い防御率を示しているそう。

インフルエンザと風邪の違い
風邪予防については、こちら(上の記事)に詳しく書きましたが、風邪より怖いのがインフルエンザ。インフルエンザの流行が話題になる頃にはすでに予防接種ワクチンが在庫切れになっていることもあるので、早めの接種がお勧めです。

ただし、インフルエンザワクチンは重症化を防ぐものであり、感染を防ぐものではありません。さまざまな予防法も組み合わせて完全防御したいところ。

でもそういえば、インフルエンザってなんだっけ。風邪との違いが分かりません!

キムシノ氏 「まずは風邪から。風邪は、正式には風邪症候群と言い、さまざまなウイルスなどにより起こります。インフルエンザは、インフルエンザウイルスが病原体となったもの。風邪症候群より重症化しやすく、ウイルスの感染力も非常に強いという特徴があります。ウイルス表面には、タンパク質のトゲが突き出していて、人が吸い込むとのどの上皮細胞にくっつきます。

諸説ありますが、8~12時間以上くっついたままだと、そこで細胞増殖を開始しします。その増殖力がすさまじく、1個のウイルスが1日に1万個にもなるとも言われます」。

なんて恐ろしい感染力。予防方法ってあるんでしょうか?

キムシノ氏 「インフルエンザウイルスは、寒冷乾燥を好みます。日本の冬は空気が乾燥し、部屋を暖房することによりさらに乾燥が進みます。そのため、インフルエンザが流行するのです。その代わり、インフルエンザウイルスは高温多湿に弱いという性質があります。『温度20度以上、湿度50~60%』が実現できれば、空気中での感染力が下がることが分かっています。

この方法は、風邪のウイルスや細菌にも有効です。高温多湿の環境は、鼻やのどの粘膜の乾燥を防ぎ、もともと粘膜が持っている免疫力を維持してくれます。ちなみに、毎年話題になる『紅茶のインフルエンザ撃退効果』について科学的根拠は乏しいです。それより、漢方のほうが効果が期待できます」。

インフルエンザ予防には加湿器
ということは、加湿器はマストですね。選び方と使い方を教えてください!

キムシノ氏 「加湿器には、大きく分けて2つのタイプがあります。水を霧状にして拡散させる『超音波式』と、水を加熱してできる水蒸気にする『加熱式』です。お勧めは、これらを融合させた『ハイブリッド式』。そして、使い方に注意するポイントが5つあります。

1:水を毎日交換する
2:タンクを1日おきに清掃する
3:使いっぱなしにせず部屋を定期的に換気する
4:少し高いところに置く(湿気が広がりやすくなる)
5:湿度70%以上にしない(70%以上になると、加湿器の中に細菌やカビが育ち、長期間吸い込み続けることによりアレルギーを発症する恐れがある)

インフルエンザ予防を外出先でも
なるほど、家の中での予防法は分かりました。では、外出先などで注意すべきことって?

キムシノ氏 「職場に加湿器がないなら、濡れたタオルを干したり、複数のコップに水を入れて置いたりしましょう。水分をこまめに摂り、口の中を潤すのも有効です。空気の乾燥とは、空気中に水滴などの水分が少ないこと。せきやくしゃみなどで飛び出した飛沫が、遠くまで行きやすい状態です。飛散したウイルスを防御するために、マスクは必須。

帰宅したらうがいです。うがいのやり過ぎやうがい薬が濃すぎたりすることで、逆に粘膜を傷めることかあるため、水で20秒でOK。それから意外なのは鼻毛。抜きすぎると鼻の粘膜にある異物を排除する細胞を傷つけてしまいます。鼻毛って、風邪やインフルエンザ対策の味方です(笑)」

やはり、地道な対策が冬を健康に乗り切るコツのよう。やるべきことはたくさんありますが、体調を崩さずひと冬超えるのは、達成感があるものです!

取材協力 :木村至信(きむら・しのぶ)
女医。信州大学医学部卒業後、横浜市大医学部大学院にて医学博士取得。産業医・横浜市の往診耳鼻科医。夏バテの予防策や美肌、美声などについての監修仕事多数。 医師の傍らシンガーとしても活動中。

※マイナビニュースの2019年11月28日の記事(https://news.mynavi.jp/article/20191128-929947/)より抜粋

インフルエンザの本質的な対策は、”気温と湿度”の管理が大切だということだと思います。

冬の季節は、寝る前に、アロマポッドに水を張って精油を垂らして焚くというのは、インフルエンザ対策という面で割と理にかなっているのかもしれません。

ただ、どうしても冬場の生活において乾燥したスポットに触れることは多々あり、そういうところで菌が入り込む可能性を加味し、インフルエンザウィルス繁殖を抑えるクロモジを活用したりしながら、総合的な対策が大切という事かもしれません。

【過去の参考記事:「クロモジ」エキスのインフルエンザウイルス増殖抑制効果は、摂取して24時間後にウィルス感染しても抑制できる可能性があることが確認されたようです

 
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