国や県・各大学とさまざまな研究を行なう「香寺ハーブ・ガーデン@兵庫」の特徴について

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先日、袋に入ったドライハーブをそのまま装着する新発想のマスクをご紹介した際に、そのドライハーブは、兵庫県姫路市にある香寺(こうでら)ハーブ・ガーデンのものを使用していることがわかりました。

【参考記事:リリーベル まるごとドライハーブマスク』袋に入ったドライハーブをそのまま装着する新発想の商品について

そして、この香寺ハーブ・ガーデンのホームページを見ていると他のハーブ園にはあまり見られない特徴を持っていることがわかりましたので、紹介させて頂きます。

(株)香寺ハーブ・ガーデンの「会社概要」の部分に、以下の説明がありました。

香寺ハーブ・ガーデンでは、農薬や除草剤を使用せずに自然に近い状態でハーブを育てています。どこからか種を飛ばしてきた雑草やいろいろな昆虫、生き物達と生存競争をしたり、共生しながら育ったハーブには特別な力があります。

そして国や県・各大学とさまざまな研究を行い、世の中の役に立つ物をハーブ・ガーデンから送り出したいと考えています。

また、ハーブ・ガーデン内では、ハーブティーをはじめハーブの効能が生きるオリジナル石鹸やシャンプー、精油をお客様にお届けします。

一般的な植物園とは違って、華やかさはありませんが、自然と人間の関わりの大切さ、大地の豊かさや力強さを当ガーデンでより感じていただければ良いと思っております。

今まで取り上げてきたハーブガーデンや、行ったことのあるハーブガーデンの中で、公共機関、大学と研究を行なっているというところはなかったと思います。

どんな研究開発を行なっているのか。については「香寺ハーブ・ガーデンの研究開発内容」に記載がありますので抜粋します。

開発秘話

「秘話」と呼ぶほど大げさなものではありませんが、私たち香寺ハーブ・ガーデンが進めている「 西播磨・但馬のゆずとお茶に無農薬一貫栽培のハーブを組み合わせた新商品を開発していく」過程には、幾つかのストーリーが秘められています。それらを簡単にご紹介しておきましょう。

● 独自の抽出・発酵技術の開発
私たち香寺ハーブ・ガーデンは、昭和59年(1984)に開園以来、研究開発型のハーブ園として農薬や除草剤を使わずにハーブを育てる一方、大学や研究機関のご指導のもと、抽出技術や発酵技術を学んでまいりました。
こうして獲得した抽出技術により、当社ではハーブの有効成分、色素、香りを別個に取り出す独自の抽出機の開発に成功。その技術をハーブティーやハーブパウダー、ハーブを使った化粧品などの商品化に生かすとともに、長年培ってきた発酵技術を用いて、ゆずやお茶にハーブを加えて発酵させ、発酵過程で得られる二次代謝物質を抽出し、どこにも類のない高機能のエッセンシャルオイルを作っています。

● 探し求めていたお茶との出会い
私たちは地元産の安全・安心なゆずとお茶に、自社製のハーブを組み合わせた新商品の開発を志してきましたが、ゆずが播磨(姫路市安富町と神崎郡神河町)で無農薬栽培されているのに対し、無農薬でお茶を栽培している産地は播磨にはなく、ようやく出会えたのが播磨の北に隣接する朝来市で完全無農薬のお茶を作っている池本晃市さんでした。
池本さんは日本で数人しかいないという無農薬栽培の技術を持ちながら、産地が小さいためそれほど知られていなかった方ですが、「自然との共生」という当社の想いに共感をいただき、ともに手を携え、池本さんのお茶を使った新商品の開発がスタートしました。
ご承知のように、お茶は飲用に用いる一部の葉を除けば多くが廃棄されています。そこで当社では飲用向けの葉だけでなく、廃棄される葉や茎などの有効利用を考え、お茶のパウダーを練り込んだパンやクッキーやお茶のエッセンシャルオイルなどを商品化。現在ではお茶のシャンプー、石けんなどの商品開発にも取り組んでいます。

● ゆずのシャンプーの開発へ
私たちは播磨で無農薬栽培されたゆずを使ったパンやケーキだけでなく、「お口に入れていただいても安心な」ゆずのエッセンシャルオイルを抽出し、オイルを使ったゆずクリームやゆずの石けんの開発も行ってきました。
他社の類似商品のように合成化学品を使ってゆずの香りを添加したのではなく、正真正銘の天然由来の成分だけを用いたものなので、コスメの本場パリでも「土の香りがする」と大変ご好評をいただきました。現在ではさらに一歩進んで、ゆずシャンプーの開発にも取り組んでいます。
防腐剤を用いずにシャンプーを作るためには、まだまだクリアしなければならない課題が残っていますが、さらに研究開発を重ね、商品化したいと考えています。

● 容器にも安全へのこだわりを
私たちは商品そのものだけでなく、それを入れる容器にも安全へのこだわりを持ち続けてきました。
特に課題となったのが、防腐剤を使用しないという前提に立ったコスメ関係の容器で、その大きなヒントになったのが、古来、紅などの化粧品がその遠赤外線効果を見込んでか、陶製の容器に保管されてきたという歴史的事実です。
そこで私たちは、丹波立杭焼の大西文博さんにお願いして、白立杭の容器を試作。今後もさらに試行を重ね、コスト的にも充分見合った容器作りを実現していきたいと考えています。

開園以来、大学や研究機関と共にハーブの研究を重ねる中で、抽出技術や発酵技術についての知見を積み重ねているということが、様々な商品を送り出している香寺ハーブガーデンのバックボーンになっていることがよくわかります。

上記には、「地元産のゆずとお茶に、自社製ハーブを組み合わせた新商品の開発を志してきた」と記載されていますが、香寺ハーブガーデンのネットショップを覗いてみると非常に多彩な商品がラインナップされています。

こんなに商品の品揃えの多いネットショップを展開しているハーブガーデンというのは割と少ないのではないでしょうか。

香寺ハーブガーデンのネットショップ

ネットショップの中で、「播磨物語」というブランド名が付いたものが、当ハーブ園で特にこだわりを持っている商品だそうです。

「播磨物語」の誕生の背景には、2007年に経済産業省の「中小企業地域資源活用プログラム」に基づく商品開発の支援先の認定を受けたことが大きいようです。

「播磨物語」というのは、原材料からその容器に至るまで、できるだけ地元播磨(一部は但馬・丹波産)の素材を 用い、しっかりとした生産履歴(トレサビリティー)を持ち、安心して使ってもらうための、香寺ハーブ・ガーデンが届けている化粧品、浴用剤、食 品、飲料などの共通ブランド名。

いままでに、

● ゆずやお茶を利用したパン、クッキー、ケーキetc
(ゆずとさつまいものケーキやお茶のクッキーなど)
● ゆずのエッセンシャルオイル
● ゆずのクリーム
● ゆずの浴用剤
● ユズハーブティー

などが商品化され、

現在、研究開発中の商品としては
● ゆずのシャンプー
● ゆずの石けん
● 緑茶のエッセンシャルオイル
● 緑茶の石けん

などがあるとのことです。

素材となるハーブは香寺ハーブガーデンの無農薬一貫栽培のもの

緑茶はいっけん農園の池本晃市さん (朝来市立脇)、吉川茶園の吉川彰治さん(朝来市八代)が供給する無農薬栽培のもの。

ゆずは兵庫西農協神崎ゆず生産部会(神河町粟賀)、安富ゆず組合(姫路市安富町)供給の無農薬のもの。

ケーキ 等に用いる小麦粉は生産履歴がはっきりした北海道産のものを使用。

ゆずクリームの容器には立杭焼・丹文窯の大西文博さん(丹波篠山市 )が試作した白立杭を用いることを計画している、など。。

「播磨物語」には、すごいこだわりを持っていることが伝わってきます。

世の中に役立つ商品を届けるために、大学・研究機関との研究開発を長きにわたって進め、且つ、素材そのものに対する徹底したこだわりを持つ、香寺ハーブガーデンは強い魅力を感じます。

絶対に立ち寄りたいハーブガーデンです。

ホームページの中では、ハーブガーデンの雰囲気があまりわからないのですが、ブログの方ではこれからガーデンの様子がアップされていくと思いますので、ブログも要チェックですね。

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1件のコメントがあります

  1. 本当にありがとうございました()

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