同じホーリーバジルでも、品種によって全く違う香りになるということを初めて知りました。

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今年になってから、自分の中でのバジルについての世界観が少しずつですが広がりが出ていることもあり、楽しくなってきています。

ホーリーバジルについては、今月初めに苗を頂くことができたので、今庭で育てていますし、レモンバジルやシナモンバジルも先日ホームセンターで見つけることができたので育てています。

昨年までは、スウィートバジルしか知らないような状況だったので、今年に入ってからのこの変化を日々楽しんでいます。

バジル関連の過去の参考記事は以下。

【過去記事①:ホーリーバジルを主に栽培しているハーブ園が宮崎県にありました。

【過去記事②:【スウィート・ホーリー・シナモン】バジルの種類別のレシピが参考になる記事

そんな中、つい先日、インスタグラムを見ていたときに、ホーリーバジルについての気になる投稿を目にしました。以下です。

この投稿を見て、ホーリーバジルの中には複数の品種があるということが分かり、この方は少なくともオオヤトゥルシーとカプーアトゥルシーの2つの品種を育てていることがわかりました。

私が気になった部分は「スパイシーな香りと甘い香りが辺り一面に漂っていました」というところで、

「もしかして、品種の違いで全く香りが違うのか?」

という疑問が沸きました。

そこでこの方に「この2種類の間で、風味は結構違うんですか?」という質問をしてみたところ、以下の回答を頂きました。

okumura.herb.garden@enjoyherballife

こんにちは😄この2種類のホーリーバジルは全く風味が違うんです。オオヤトゥルシーはスパイシな香りで味もエスニックな感じです。カプーアトゥルシーはとても甘い香りで、味はミントのような爽快感にちょっとピリッとした刺激があります😆

 

同じホーリーバジルでも、このような違いがあるということを初めて知ったこともあり驚きました。

日本ホーリーバジル協会のホームページによると、

「オオヤ」というのは、日本ホーリーバジル協会の初代理事長である大矢泰司さんの名前に由来していることが分かりました。

協会のホームページの「ホーリーバジルとは」という部分に、ホーリーバジルの種類のこと、及び、オオヤ・トゥルシーがどのように誕生したかについて以下の記述がありますので抜粋します。

ホーリー・バジル トゥルシーは奇跡のハーブ

インドの古代言語で現在もヒンズー教や仏教などの礼拝用言語であるサンスクリット語でトゥルシー(比類なきものという意味)の名を持つホーリー・バジルは古くから神の化身とたたえられる奇跡のハーブです。

数百の薬効があるハーブなのに誰もが手軽に栽培できる「ホーリー・バジル」数百の薬効を持ち、副作用の心配もいらないという優れものです。

吉祥女神の友にして、愛の体現したるもの 罪障から解きはなち、功徳積ませるものがインドで長年にわたり伝わってきました。 それが、ホーリー・バジル トゥルシーです。

インドでは次のように言われています:

「玄関にトゥルシーをかまえる家は聖地なり死神の使者はかように家に入ること叶わず風はトゥルシーの香りを運びて、辺りを浄化す。」

元理事長・大矢泰司のホーリーバジルとの出会い

1994年4月頃のお話です。 北インドのダラムサラに亡命政府を置いているチベット亡命政府のダライラマ14世に面談する機会をいただいたときに「私はインド伝統医学体系のアーユルヴェーダとギリシャ医学のユナニ医学を勉強をしています」といって「チベットの医学体系を勉強するにはチベットの薬草園はあるのですか?」とお話をしましたら、
近くにあるから責任者を同行させますというので車で1~2時間ぐらいの所に案内していただきました。

それはチベット亡命政府のものではなく「インド中央政府が研究所:倉庫:と地元政府のヒマチャル・プラデッシュ州の土地」の共同の薬草園でした。 ここをインド政府から許可を得てチベットの薬草も栽培管理、実験研究をしていたところでした。 皆様方がよく言うところの「ダラムサラ:ダラムサーラ」と呼んでいるところです。 ここはダライラマ14世の宮殿があるところです。

オオヤ・ツゥルシー HOLY BASIL=OYA YULSI 誕生

ダラムサラ:ダラムサーラの薬草園はインドで最も北に位置することから日本に移植するには良い環境の土地でした。

ここのハーバリスト達と約10年間ぐらいの共同で栽培などを実験しているうちに~OCIMUM SANCTUM=HOLY BASIL=TULSIがインド政府もあげて「ホーリーバジルの森」(TULSI VAN)を作る運動をしていて、チベット亡命政府も栽培実験をしていたのです。

ホーリーバジルに三種類があった

そしてTULSIはインドで最も有名なホーリーバジルに3種類があることを知りました。 それらを基に(3種類のトウルシー)にインド北西部にあるジャンムー&カシミール州の植物医学研究所のハンダ所長とハイブリッドの共同栽培研究をしていました。

そうして共同研究をしている時に新種の(OCIMUM SANCTUM=OYA TULSI)が見つかり香り、味、成分等が日本人に向いていると思い「新品種」とすることに決めていただきました。 そしてインド中央のラクノウ市にあるユダヤ系アメリカ人の経営する「オーガニックインド社」に新品種の種子を持ち込み委託栽培をすることになったのです。

この「OCIMUM SANCTUM=HOLY BASIL=OYA TULSI」はインドで正式に命名されて「OYA TULSI」で輸入されるようになりました。

 

非常に興味深い経緯です。

元々、3種類で、新種のオオヤトウルシーが追加されて、現在は4種類ということでしょうか。それとももっと増えているのでしょうか。

1994年~10年間の間の話ですので、その後、種類が増えている可能性があるかもしれませんが、ネットで調べた限りでは、ホーリーバジルの品種について詳しく書かれている記事が見つかりませんでした。

今後、ホーリーバジルの事については、もっと掘り下げていきたいと思います。

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