無印良品の「おやすみ」というブレンド精油が非常に売れているということなので、どんなブレンドなのか確認してみました。

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全国的に店舗を展開している「無印良品」については、世界旗艦店である【無印良品 銀座】が今年4月にオープンして以来、話題になっていたことを記憶している人が多いと思います。

オープンした後に、その中にある『ブレンドティー工房』について取り上げたことがあります。

【過去の関連記事:「無印良品 銀座」のオーダーをしてからその場でブレンドしてくれる『ブレンドティー工房』について

「ブレンドティー工房」では、有機の緑茶・ほうじ茶・ルイボス茶の3種をベースにしたブレンドティー32種類が量り売りされているというのを知り、そのようなサービス形態は珍しいと思いました。

オープン以来、まだ行けていないので、年末までに足を運びたいスポットのうちの一つに入っています。

そんな無印良品で、今「おやすみ」というブレンド精油がかなり話題を呼んでいるというニュースが入ってきました。

まずは、その内容を見てみたいと思います。

マジで眠れる。無印良品の「おやすみ」エッセンシャルオイルが超すごい


SNSで「超眠れる」「朝の目覚めが異常にいい」と爆発的に話題になり、さまざまな店舗で売り切れ続出の「無印良品 ブレンドエッセンシャルオイル おやすみ」。

おやすみ

実際に私も友人が「眠れる!」と言っていたことから購入し、毎晩愛用しているのですが、使う前よりも熟睡できるようになり、普段は朝に目を覚ましてから起き上がるまで30分近くの時間を要していたのがすぐに起き上がれるようになったなど、かなり不思議な魔法の香り。

でも、どうして使うと安眠できるのか、どんな風に使うのがおすすめなのか……無印良品に直撃してみました。

◆リラックスして呼吸が深くなることが、安眠に繋がる


実は……エッセンシャルオイルは医薬品ではありませんので、「熟睡」や「目覚めが良くなる」などの具体的な効果が直接的に絶対出るか、と聞かれるとそうではありません。ただ、多くのお客様に好きだと感じていただけるような香りにブレンドしているので、よりリラックスでき、呼吸が深くなることで、多くの方の眠りの質が上がったのではないかと考えられます。

一般的に安眠の精油といえばラベンダーが有名ですが、この「おやすみ」には配合していません。ファンが多い香りであると同時に、好みが分かれる香りでもあるからです。
代わりに、好みが分かれない柑橘のエッセンシャルオイルの中で安眠に良いとされている「ベルガモット」と、親しみある「スイートオレンジ」、そして落ち着きある森林を感じる「サイプレス」「ホーウッド」の香りをブレンドし、おやすみ前の使用に最適な香りに仕上げています。

◆効果的に使うなら、この量をおすすめ


より効果的にアロマを取り入れたいのであれば、無印良品のアロマ用品と組み合わせるのであればこのくらいの量を使うのがおすすめです。

アロマストーン:推奨 5~10滴
超音波アロマディフューザー:推奨 2~3滴(水100mL当たり2~3滴/約0.1~0.2mL)
超音波うるおいアロマディフューザー:推奨 7~10滴(水350mL当たり7~10滴
/約0.35~0.5mL)

また、エッセンシャルオイルは植物から抽出された成分の集まりですので、原液を直接肌につけると強い刺激となり、炎症などになる可能性があります。そのため、たとえば枕にオイルをたらすなど、肌に直接ふれる可能性がある使い方はおすすめしていません。
アロマストーンやディフューザーをお持ちでない場合は、肌にふれないように、ティッシュなどにオイルを落としてベッドサイドに置く、などの使い方をおすすめします。

おやすみ

◆「おやすみ」以外にもたくさんある、無印のエッセンシャルオイル


無印良品のブレンドエッセンシャルオイルは、大きく「わたしの時間」「はたらく時間」と分け、使用する時間と場所のシーンを想定し、それぞれのシーンに合った香りの空間を作る最適なブレンドに仕上げてあります。

【わたしの時間】

◆くつろぎ
ラベンダーを中心に、スウィートオレンジ、ゼラニウム等
リビングや寝室でのくつろぎの時間に合うように、やさしく穏やかな香りに仕上げています。

◆おでかけ
スウィートオレンジ、レモングラス、スウィートマジョラム等
旅先や出張先での使用におすすめです。日常から少し離れてほっとひと息つきたいときや、旅先でゆっくりとくつろぎたい気分のときにおすすめ。

◆ただいま
ユーカリやベルガモット等
帰宅時や玄関で使うのにおすすめ。空気の入れ替えや、帰宅して気分をリセットしたいときにぴったりな、すっきりとクリアな香りです。

【はたらく時間】

◆すっきり
レモン、ライム、ユーカリ
オフィスや会議室などで、気持ちを切り替えすっきりしたいときにおすすめです。

◆ひといき
ブラッドオレンジ、レモン、ジュニバーベリー
張りつめていた空気からひと息つきたいときにおすすめの、みずみずしく明るい香りです。

◆おもてなし
レモン、サイプレス等
上品で親しみやすさのある香りは、お客様をお迎えするときや、オフィスの受付・ゲストルームなど、来客の多い場所でのご使用におすすめです。

◆じっくり
レモンを中心に、ローズマリー、サイプレス
じっくり腰を据えて考えたいときのおともに。さわやかで落ち着く香りです。

ただ、たとえば「おやすみ」だからといって寝る前以外は使ってはいけない、など、使用シーンを限定するものではありません。どんなシーンであってもお客様が気に入った香りを使っていただくのが一番です。もし気になるものがありましたら実際に無印良品の店頭で香りをお試しいただき、その中で好みの香りを選んでいただきたい、と考えております。

担当の方がおっしゃるように「直接的に効果が出る」わけではないものの、なぜだかぐっすり安眠できる不思議な香り。「最近眠れなくて困っている……」という方がいたら、是非お手に取ってみてくださいね。(後藤香織)

▼無印良品 オンラインストア
https://www.muji.net/store/
CanCam.jp の2019年10月11日の記事(https://cancam.jp/archives/717585)より抜粋

こうやって、無印良品の精油商品のラインナップを見てみると、ネーミングも生活の中のシーン別に分かれていて魅力的です。

私が今回意外性を感じたのは、「おやすみ」というネーミングのブレンドオイルの中に、ラベンダー精油が入っていなかったことです。

「いい眠り=ラベンダー」というイメージが固定観念のように染みついていたので、いい意味で裏切ってくれました。

ベルガモットスウィートオレンジサイプレスホーウッドのブレンドは柑橘系の香りと爽やかなヒノキ系の香りが交じり合って、非常に心地よさの伝わるブレンドなのですが、

実は今年3月の記事【”無印良品”と”生活の木”などで人気のある精油。今受け入れられている香りとは】の中で、この「おやすみ」ブレンドも取り上げていました。

ラベンダーのように神経をリラックスさせる働きについては、”ホーウッド”のリナロール(ラベンダーにも含まれる成分)が請け負っている感じがします。

ホーウッドのことを調べると、”ローズウッド”のキーワードにぶち当たるのですが、メンタルケアに優秀な成分を含むローズウッドの伐採や輸出に制限がかかっているようで、その代用して「ホーウッド」が注目されているようです。

「ホーウッド」は、別名:芳樟(ホウショウ)なのですが、以前、芳樟の精油を目玉商品に据えている日本最古のハーブ園「開聞山麓香料園」のことを取り上げたことがあります。

【過去の参考記事:九州旅行に行ったら必ず行ってみたい日本最古のハーブ園「開聞山麓香料園」

人々に受け入れられる香りのニュースというのは非常に面白く、その香りに含まれる成分から様々な方向に話が広がります。

先程も、「開聞山麓香料園」の記事を振り返っているときに、ある大きな気づきがあり、明日早速ブログに書こうと思っているところです。

また自分の中で大きな世界が広がりそうです。

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