個人的な目標として、「自分自身の手でスパイスを調合して、様々な美味しいスパイス料理を作れるようになりたい」というものがあるので、スパイスを使った料理教室があれば参加したいと思っていました。
昨年12月に、東京・西荻窪のスパイスショップ【N.HARVEST(エヌハーベスト)】へ伺った際に、今年2月に自宅近くで、エヌハーベストの鈴木代表によるスパイス料理教室が開催されるという情報を事前に得ていたので、開催告知がされた時にすぐに予約を入れました。
【過去の関連情報:インド・ネパールの雰囲気漂う本格スパイスショップ【N.HARVEST(エヌハーベスト)】へ行ってきました。】
そして昨日、神奈川県横浜市都筑区にあるナチュラルハーモニックプランツにて、そのスパイス教室「N.HARVESTのスパイス講座~日本とインドの発酵レシピ」が開催されたので行ってきました。
その講座内容が今後の人生に活かせる素晴らしい内容でしたので、今日から数回にわたってレポートさせて頂きます。
N.Harvestの鈴木代表から、ホーリーバジル(トゥルシー)には、
ラーマ・トゥルシー
バーナ・トゥルシー
クリシュナ・トゥルシー
の3種類あり、今回のトゥルシーティーは、一番飲みやすいラーマ・トゥルシーを使ったものという説明がありました。
インドでは本当に信仰の対象になっていて、「神の化身」として捉えられているようです。
【過去の関連記事:ホーリーバジルのフレッシュハーブティーの美味しさに驚きました。】
講座の冒頭に、鈴木代表がスパイスの仕事に関わるきっかけとなった出来事について説明がありました。
20代前半に友人3人でバックパック旅行をしていた時に、パキスタンに「フンザ」という凄い場所があるという情報を旅行中に聞いた際、鈴木代表には”どうしても今行きたい”という衝動に駆られ、他の友人と分かれて一人でその場所に向かったそうです。
そのフンザ(パキスタン)にはじめて足を踏み入れた日が、奇しくも2001年9月11日で、アメリカ同時多発テロが発生した日であり、周辺にはビンラディンが潜んでいるという情報が流れていたタイミングだったのですが、鈴木代表自身は全くそんなことを知らなかったそうです。
そのフンザでの、人との出会い、スパイスとの出会い、そしてその壮大な自然環境が、鈴木代表の人生を大きく変えるきっかけとなり、今の仕事にたどり着いたとのこと。
今年も10日間のフンザツアーを予定しているそうで、近々告知を出されるそうです。
この時点で参加者のほとんどが「フンザ行きた~い」という声が飛び交っていました。一通りプロジェクタでの説明が終了後、講座で作る料理の説明がありました。
まずは、”ひよこ豆のホウレンソウカレー”の準備から取りかかりました。
この説明を受けているときに、
鈴木代表の方から、『インドではカレースパイスは時間勝負的なところがあり、作る直前にミックスしてスパイス同士のバチバチ感を楽しむんです。よくスパイスがあらかじめミックスされている状態で売られていますが、あれだと、いい意味で「まろやか」だけど、スパイスの特徴が生かされずに魅力が弱まってしまうんです』という説明がありました。
なるほど。この考え方は今後の人生においてスパイス料理を作る際は大切にしたいと思いました。
早速”ひよこ豆のホウレンソウカレー”に使うガラムマサラの準備から。
”ガラム=熱い・辛い(Hot)”・”マサラ=スパイス”という意味だそうで、
『マサラとカレーの違いは、マサラは濃度が高くドロッとしたもので、”マサラは水一杯と加えるの対し、カレーは水2杯”というイメージで掴んでいくといい』とのこと。
ガラムマサラの準備ができた後、ホウレンソウカレーの作成に取り掛かります。
(次に続く)