今朝、マレーシアのペナン島から帰国しました。
今回の1週間のペナン島での滞在では、ハーブ・スパイスのことに触れる時間をたっぷり取ることができ、今までの自分自身の概念が覆るほどの情報が入手できたり、全く知らないハーブとの出会いなど色々とありましたので、これから様々な角度からレポートできればと思っています。
まず、今回のペナン島での滞在で一番印象に強く残ったことからご報告します。
それは「ナツメグ」のペナン島の人達の生活への浸透度合いです。
私自身、元々、ナツメグというとハンバーグを作るときに使われるスパイスくらいの認識しかなかったのですが、一番最初に興味を持ったのは、昨年10月に開催されたJAMHA(日本メディカルハーブ協会)主催の第4回薬草観察ツアーin 小諸(長野県)への参加がきっかけです。
その時に、講師の小川康先生(チベット医)が、イチオシのスパイスとして紹介していました。ナツメグは、サンスクリット語でジャーディーと呼ばれており、「インドと言えばナツメグ」というくらい、インド社会に根づいているものだそうです。頭痛の時に香りを嗅ぐと良くなったりと効果が色々とあり、ホールでワインに入れたりしても美味しいそうです。
【過去の参考記事:第4回薬草観察ツアーin 小諸(JAMHA主催)の初参加レポート【2日目の座学編】】
そのツアー以来、ナツメグを「スパイスとして」強く認識していたのですが、今回のペナン島での滞在を通じて、スパイスとしての認識は幅の狭いものであることを強く感じました。
今回のペナン島での滞在を通じて、どのようにナツメグへの認識が変化していったかについて、時系列でご説明します。
先程、飲んでみました。
以上が、トロピカル・スパイス・ガーデンへ行ったのをキッカケとして出会ったものなのですが、「なんだか、ナツメグの利用用途は広そうだ」と感じました。
その後、ペナン島のジョージタウンにあるリトル・インディア(インド人街)では、ナツメグジュースを見つけました。
別の日にフードコートへ行った際にも、ナツメグジュースを見つけたので、すかさず飲みました。
さらに、ジョージタウンをぶらぶら歩いているとき、売店でナツメグを利用した様々な商品を見つけましたので一挙にご紹介します。
ナツメグについては、常に”中毒に気をつけましょう”という情報がありますが、今まで、「ナツメグの果実」を意識したことが無かった為、今回のペナン島での経験を通じて、気をつけないといけないのは「種」なんだということがわかりました。
下記のサイトに中毒や死に至る可能性のある量について具体的な情報があります。
ナツメグについては、今後も様々な角度から情報を集め、分析を進めていきたいと思います。