チョコレート&コーヒーミュージアム(マレーシア・ペナン島)で、今まで全く知らなかった情報に触れてきました。

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マレーシア・ペナン島滞在中、日中の熱い中ジョージタウンを歩いていた時に、気になる建物を見つけました。

こちらの「CHOCOLATE & COFFE MUSEUM」です。The Chocolate Boutiqueというチョコレート会社が運営するチョコレートとコーヒーの博物館です。

直感的に、今まで自分の知らない情報に触れることができると思いましたので、ふらっと立ち寄ってみることにしました。

中に入ってみると、最初はチョコレート・コーヒーの歴史・製造法について書かれた壁を見ながら通路を歩き、最後は売店に誘導される流れになっていました。

ちょっと驚いたのは、この博物館を運営するチョコレート会社のオーナーは、Mr.Masaki Nonomiyaという日本人でした。(こちらの写真の右側の人だと思います)

では、壁に書かれていたことを写真に撮ってきましたのでご紹介します。

チョコレートの原料となるカカオ生産のシェアです。シェア1位(40%以上)の「IVORY COAST」はコートジボアールの事です。マレーシアは7位です。
カカオ生産ランキングに入っている国を俯瞰した図ですが、だいたい赤道付近の緯度に集中していますね。

以下は、ココアがチョコレートとして世に出回るまでの歴史です。

※カカオは植物名で、ココア(カカオの種子)は食品名。

①メキシコ人と古代アメリカ人が、神への捧げものとしてココアを使用していた。
②スペイン人が新しいレシピとテクニックを公表した。
③1828年、Van Houtenがココアプレスマシンを製造。(Van Houten(バン・ホーテン)という名前はよく聞いていましたが、何をした人なのかは知りませんでした。)
④1847年、イギリスの会社「J.S.Fry&Sons」によって、ココアバター・砂糖・ココアパウダーで世界初のチョコレートがつくられた。
⑤1875年にスイスで、Daniel PeterとHenry Nestleによってココアにミルクが導入された。(スイスのネスレ社の創業者ですね)
⑥1879年、Rodelpher Lindthがコンチングマシンを開発。
これがコンチングマシンです。
このコンチングの手法が発見されるまでは、チョコレートは砂のような感じで評判が良くなかったんですね。非常に勉強になりました。
⑦今日では、チョコレートは市場で有名になりました。
チョコレートの効能です。「抗酸化物質が豊富・食欲のコントロールを助ける・体力回復と気分の改善・フラボノイドが豊富(がん細胞と戦う)・マグネシウムが多い(心臓にいい)・肌を柔らかくする・血圧を下げる・発作を防ぐ」

続いてコーヒーの歴史です。

①9世紀、エチオピアで、ヤギ使いがコーヒーに対するヤギの反応に気付き、修道院長へ報告。
②16世紀、エチオピアからエジプトとイエメンにコーヒーが広がった
③コーヒーがアラブに到達したあと、アラブ人はそれを用いて交易を始めた。
④17世紀、ロンドンでコーヒーが社会活動の中心となった。
⑤1727年、天候不良により北ブラジルで生産作物の転換が進む
⑥1800年-1850年、ブラジルがコーヒー生産に適した環境であることがわかった。
⑦19世紀、中華系移民がマレーシアに「WHITE COFFEE(ホワイトコーヒー)」を広める。

ホワイトコーヒーについては以下の記事がよく纏まっています。

ホワイトコーヒーとはひとことで言うと、マレーシアで飲まれている伝統的なコーヒーであり、コーヒー豆を焙煎する過程でマーガリンを一緒に入れて浅めに焙煎することが特徴的で、苦味がないものの味は濃厚でマレーシアでは大人気な飲み物です。

ホワイトコーヒーの発祥地はマレーシアのペラ州にあるイポーという都市です。そのために「イポーホワイトコーヒー」と呼ばれることもあります。ホワイトコーヒーが生まれたのは19世紀とかなり昔からあったようです。

もともとマレーシアではコーヒー豆を焙煎する段階で、マーガリン、砂糖、小麦粉を混ぜる伝統がありました。すごい組み合わせですね(笑)

※Hack Coffee Beansの記事(http://hackcoffeebeans.com/whitecoffee/)一部抜粋

ところで、昨年、コスタリカへ行った際に訪問したコーヒープランテーションでもコーヒーに関する少し学んできました。

【過去の参考記事:コーヒー以外の事も色々知ることができるコーヒープランテーション「Cafe Tio Leo」@コスタリカ

このコスタリカのコーヒープランテーションでは、人類がコーヒーの可能性に気付いたのは、「エチオピアのコーヒーの実がいっぱい成っているところで山火事が発生して、そこにたまたま雨が降ったことがきっかけ」と教わりました。

恐らく諸説あるんでしょうね。

チョコレートとコーヒーの歴史は、今後も色々な角度から情報を入手していきたいと思います。

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