以前、ご紹介したブータンのハーブティーが先日自宅に届きました。
【過去の参考記事:『シーバックソーン(サージー)』というスーパーフルーツをベースとした”ブータン産ブレンドハーブティー”が気になります。】
シーバックソーン(サジー)【学名;Hippophae rhamnoides】は、ユーラシア原産で、高山や砂漠、寒暖の差が激しい地域にも生息する生命力の強いグミ科の植物です。
アーユルヴェーダ(インド伝承医学)で認めている79種の植物の一つで、アーユルヴェーダではシーバックソーンの効能について、風邪や肺炎、ウイルス感染症、抗炎症、去痰治療として規定しています。(こちらの論文に記載されています)
その他に、ギリシャ神話やチンギスハン伝説にも登場したり、宇宙飛行士やオリンピック選手の飲むジュースにシーバックソーンが使われたという情報もあり、日本人にはまだ馴染みが薄いですが、世界的には昔から大きな力を秘めた植物として認知されていたことがわかりました。(日本サジー協会のHPに記載されています)
そんなシーバックソーン(サジー)がベースとなったブレンドハーブティーということでどんな味がするのかが非常に気になっていました。
ブレンドは4種類入っているのですが、一つ一つ確認しながら試飲してみたいと思います。
シーバックソーンは、実が主に活用されていますが、葉や種も効能が高いようで、葉については抗酸化作用が高く、種から採れるオイルは美肌効果が期待されているそうです。(研究が活発なようです)
お味は、シーバックソーン由来の葉の酸味の中に、日本の玄米茶の玄米の風味が入り混じった感じでとても新鮮な感覚です。
こちらはネトルの草っぽさ、ラベンダーの芳香、シーバックソーンの葉の酸味がトライアングルで響き合う感じでバランスがしっかりとれていて、厚みのある味がGoodです。
ミントのメンソールが強いですが、柔らかい蕎麦の風味もほのかに響く感じで初めての感覚です。
シャクナゲは、ヒマラヤ周辺ではハーブティーとして飲まれているようで、胃腸障害に薬効があるということで一般的に認知されているようです。
シャクナゲの花が入っていることでリラックス効果が高く、非常に落ち着く味です。
以上、4つのブレンドを紹介しましたが、それぞれが特徴があり貴重な体験ができました。
今回の体験を通じて、ブータン⇒ネパール⇒パキスタン方向に沿うヒマラヤ周辺のハーブの文化にとても興味が沸いてきました。
引き続き調査をしていきたいと思います。
今回ご紹介した、BHUTAN Organicsのハーブティーは以下から買うことができます。