京都には、様々な和菓子専門店が多数存在しているというイメージを持っていますが、昨夏、2020年5月にオープンした「菓子屋のな」を取り上げたことがあります。
【過去記事:ハーブや果物を使った和菓子を提供する「菓子屋のな」が気になります。】(2021年6月27日)
この記事を見た時に、ハーブや柑橘と和菓子のコンビネーションに関し、今後大きな進化を遂げていく予感がしました。
今日は、京都の「おはぎ屋」さんの記事を取り上げたいと思うのですが、その自分の感覚ははずれてはなさそうです。
祇園のおはぎ店が新作を携え再始動 京都府東山区「小多福」
様々なアイディアをもつ個性的な店が続々登場。新たな京都の名物菓子を、お買い忘れなく。
おすすめの和菓子とスウィーツのお店を7回に渡りご紹介。
思わず手を伸ばしたくなる、個性的なおはぎ
◆小多福(おたふく)
2021年5月に惜しまれつつ閉店した祇園のおはぎ専門店「小多福」が、新天地で復活。
長年愛されてきたおはぎの味を残したいという前店舗の女将の想いに応え、親交のある京都の豆腐専門店がその味を引き継いだ。
ショーケースに可愛く陳列。
あんこの炊き方にはじまり、女将からおはぎ作りを習った店主が伝統の味を忠実に再現。
粒あんやきなこなどの定番に加え、「伝統の味と対局にある、今どきのおはぎにもチャレンジしたくて」と、ハーブやスパイス、洋素材を使った新作も続々と用意。
左から、“青のり” 220円、“ベリー” 270円、“こしあん” 220円。
白あんにエスプレッソを忍ばせた香り豊かな“コーヒー”、もち米をトマトあんで包んだ“トマト”など、味を想像するだけでわくわくしてくる。
小ぶりな見た目も愛らしく、あれもこれもと手を伸ばしたくなる。
この“小多福のれん”が目印。
小多福(おたふく)
所在地 京都市東山区下弁天町51-4
電話番号 090-7908-5111
営業時間 11:00~17:00(売り切れ次第終了)
定休日 月・火曜
https://otafuku-ohagi.com/Text=Atsuko Suzuki、Azusa Shimokawa
Photographs=Makoto Ito、Kunihiro Fukumori、Masuhiro Machida、Ichisei Hiramatsu※2022年4月21日の記事(https://crea.bunshun.jp/articles/-/35870)より抜粋
和菓子は甘いだけではなく、”香りを楽しむ”という要素も大切にされているので、ハーブ・スパイスとの相性は抜群だと思います。
桜の葉、朴葉、ヨモギなどは和菓子の定番として使われていますが、今回の記事をみて、今後様々なバリエーションが和菓子業界に生まれていくと確信しました。
そのバリエーションを生むキーの要素して、ハーブ・スパイスは重宝されるはずです。
以下は、小多福の商品ページ。
個人的に和菓子業界から目が離せません。