昨年、台湾の山岳民族タイヤル族が愛用する「馬告(マーガオ)」というスパイスの存在を知り、ペッパーと同様の形状から放たれるレモングラス様の香りに驚いたことがあります。
※馬告.jpというマーガオ専門のページがありました。詳しい情報を知りたい方はぜひアクセスしてみてください。
今年2月に中国少数民族料理を食べに行った際、馬告のソーセージを食べたのですが非常に素晴らしい風味でした。
【過去記事:『中国旬菜 茶馬燕』で”絶品”中国少数民族料理をはじめて味わってきました】(2021年2月15日)
今日は、その馬告を使ったビール開発のニュースを取り上げたいと思います。
希少スパイス馬告と白麹を使用したHerb and Spice Ale「囍雨-Kiu-」を出荷開始
日本を代表するクラフトビールブランドCOEDO(コエド)は、台湾のクラフトブルワリーSUNMAIとのコラボレーションにより、それぞれ固有の文化から生まれた原材料を使用した、ハーブアンドスパイスエール「囍雨-Kiu-」を特別に醸造しました。8月25日より数量限定で出荷開始します。
開発経緯
台湾で人気のクラフトブルワリーSUNMAIと埼玉川越発のCOEDOは、醸造ポリシーの共感と敬意、そして双方の技術的な発展を目指して、2019年11月COEDOのブルワー(醸造家)が訪台、SUNMAI BREWERYにて「サンショウカムクワットエール“金運福臨”」醸造し、2020年2月台湾の旧正月に限定リリースしました。この時の一部は日本でも輸入販売されました。
2019年11月コラボレーション時の写真。台湾のSUNMAIブルワリーにて。(中央左が醸造担当者のクリスと肩を組むCOEDO似内(醸造担当者)
答礼醸造として、同年4月頃にSUNMAIブルワーが来日し、COEDOブルワリーにて新たに醸造する予定でしたが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響により延期となってしまいました。その後、コロナ禍で移動の制限が継続する中、リモートで打ち合わせを重ね、互いの知見とアイデアをもとにレシピを完成させました。
「囍雨-Kiu-」で使用する原材料として、台湾の山岳民族タイヤル族が古来より愛用している「馬告(マーガオ)」と、日本の焼酎作りに用いられることの多い白麹をビールに応用することで、馬告の柑橘やレモングラス様のアロマと白麹に含まれるクエン酸による爽やかな酸味が付与され、また抑えめのアルコール度数により暑い夏の乾いた喉にぴったりなエールに仕上がりました。あたかも、日照りが長く続き、干ばつ状態にようやく降る恵みの雨という意味を持つ季語「喜雨(きう)」のように、お楽しみいただけるよう想いを込めて醸造しました。
写真:SUNMAI
商品特徴
・コロナ禍で移動が制限される中こそ、リモートで打ち合わせを重ね、日台友好の証となるようなレシピを作成(COEDOブルワリーで醸造)
・台湾の山岳民族タイヤル族が古来より愛用している「馬告(マーガオ)」と、日本の焼酎で用いられる白麹を使用し両文化が融合したハーブアンドスパイスエール
・「馬告(マーガオ)」由来の柑橘やレモングラス様のアロマと、白麹のクエン酸がもたらす爽やかな酸味、4.5%の抑えめのアルコール度数
・旅ができない今だからこそ、乾いたのどと心を潤す恵みの雨のようなビールという意味で「囍雨-Kiu-」と命名
商品概要
商品名「囍雨-Kiu-」/品目:発泡酒
ビアスタイル:Herb and Spice Beer/麦芽使用率:50%以上
アルコール分:4.5%/仕様:350ml缶
賞味期限:180日/出荷開始:2021年8月25日販売先
酒販店、百貨店、COEDO ONLINE SHOPなど
※店頭販売開始8月27日以降COEDO ONLINE SHOP 先行予約販売
2021年8月21日12時より先行予約販売開始
※ソトコトの2021年8月22日の記事(https://sotokoto-online.jp/news/10364)より抜粋
とにかくワクワクするコラボですね。
元々COEDOビールは大好きでよく買っているので、より一層期待が膨らみます。
先程、COEDOビールの以下のオンラインショップで購入しました。
今から到着が楽しみでございます。。