『中国旬菜 茶馬燕』で”絶品”中国少数民族料理をはじめて味わってきました。

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以前、中国少数民族のマニアックな中華料理を食べることのできる『中国旬菜 茶馬燕(ちゃーまーえん)』(神奈川県藤沢市)というお店の記事を取り上げたことがあります。

【過去記事:中国少数民族のマニアックな中華料理を堪能できる『茶馬燕』@神奈川・藤沢】(2019年6月1日)
※お店の詳細情報を☝の記事で確認いただいた上で読み進めて頂けると、以降の内容をより楽しんでいただけると思います。

このお店へずっと行きたいと思っていたのですが、先週末ようやく行くことができましたので早速レポートしたいと思います。

藤沢駅南口から歩いて5分で、茶馬燕の入っているビルに到着。ビルの6Fにお店があります。

お店に入るとこんな素敵なデザインのお皿と共にセットアップしていただいていました。テンションがメキメキあがります。
ウェルカムドリンクとして、かめ出し紹興酒を選びました。
するとすぐにグラスにたっぷりのかめ出し紹興酒が届きました。とても美味しいです。
予約をしていた「少数民族コース」のメニューです。心の底から沸き起こる喜びを抑えながら、、一品目を待ちました。
■五彩毎位盆(五種前菜”少数民族の散歩道”)が届きました。
小皿を一品ずつ紹介します。こちらは米椒鶏(みーじゃおちー)。パクチー、セロリ、唐辛子、当帰、スターアニス等で味付けされているコクの深い鶏肉。
炸猪皮(豚皮チップス)。乾燥させた豚の外皮を油で揚げ、特製トマトソースでいただく一品。中国西南部の傣(タイ)族にとって定番の料理。
この特製トマトソースはファンチェナンミィ(ナンミィ=ソース)といい、トマト・パクチー・ミント・塩で構成。豚皮チップスと合わせて頂きました。
傣族薄荷皮蛋(ピータンと油揚げ・ミントの雲南タイ族和え)。刻んだピータンと油揚げを、ミントとともに自家製ソースで和えた前菜。雲南省の山間部で食べられる料理。ポイントは、パイナップル・ココナッツ・タイ産醤油で構成された自家製ソースのパイナップルナンミィ。写真がボケていました。。
馬告香腸(台湾タイヤル族の馬告腸詰)。台湾の原住民「泰雅(タイヤル)族」が、古来より調味料として長らく愛用してきた「馬告」(マーガオ)は最近少し知名度が上がってきています。見た目は黒胡椒のようで、ピリッとした辛味と ほのかな苦味に加え、レモングラスの香りを放つスパイスです。
炸雲腿白芸豆(雲南ハムと白いんげん豆の揚げ餃子)。ディルと相性が良いです。以上が、五彩毎位盆(五種前菜”少数民族の散歩道”)の5品目です。
■油底肉炒餌塊(油底肉とアルカイの炒め)。スパイスと塩で数日漬けた豚肉を低温ラードで炒めたものです。アルカイとは雲南餅のこと。
こちらの説明書きも見せてくれました。
■水豆鼓炒蛋(自家製貴州納豆と卵の炒め)。貴州省・雲南省・湖南省の西南部やタイの山奥で食べられるものを再現した一品。水豆豉(スイトウチ)と呼ばれる大豆を発酵させた自家製調味料を使用し、これを独自に”貴州納豆”と命名。卵との相性が抜群です。
ウェルカムドリンクが無くなったので2杯目のクコ酒を注文。ちょっと酔いが。。
■涼伴藏茶(チベットティーのスープ 雲南ジノー族からヒントを得て)。椎茸、発酵唐辛子、バイマックルー(こぶみかんの葉)、スターアニスなどが乳酸発酵させた茶葉と共に独特の旨味を生み出しています。
やばい、、美味しすぎてお昼からお酒が進んでしまう。。こちらは金柑(キンカン)酒。
■烤羊肉黄麺(汁なしウィグル麺)。ラム肉の串焼きを麺と一緒に食べるのは初めて。コクのあるチョイ辛汁との相性が良かったです。
■遊換口(本日のお口直し)。最中の上に山査子(サンザシ)とクリームチーズを和えた一品。この組み合わせは自宅で真似たいです。
■貴州風ドボン(お品書きとは違うメニューにて提供)。手前の肉はナマズです。
こちらの麻の実・唐辛子・コリアンダー等が入った熱々の発酵ハーブソースに落として食べるから「ドボン」だそうです。
でも実際は、ドボンはしませんでした。このソースのコクが旨すぎて、ナマズだけではなくソースも全て飲んでしまいました。。
■猛毒豆腐。すごいネーミングです。河豚の卵巣の麻婆豆腐で、魚卵が舌の上で感じられる珍しい一品。先程の自家製水豆豉(スイトウチ)も入っています。
■魚腥草米線(雲南屋台の米線 ドクダミ醤添え)。デザート前最後の食事になりました。
鶏ベースのスープに米麺が入っています。
このドクダミ醤が激ウマで、麺にたっぷりとかけていただきました。
■精美味甜點。最後の締めの杏仁豆腐。

杏仁豆腐を完食して気づくとすでに2時間が経過していました。こんな幸せな2時間は滅多に味わえないと思います。

最後に、中村秀行オーナーシェフと少しだけ会話ができました。

茶馬燕では、できる限り化学調味料を使わない心がけをしているそうなのですが、自然の調味料だけで”美味しい”と感じてもらえる料理を作るというのは結構ハードルが高いようです。でも、発酵食・ハーブ・スパイスがその余白埋めてくれる大切なパーツとなっていることを聞き、納得しました。

今回の体験を通じて、雲南省・貴州省の少数民族料理の雰囲気を掴むことができたことは非常に大きな財産になりました。今後のテーマの一つに中国少数民族料理の知見を深めていくというのがあるので、まずはスタートラインに立てたと思います。

また時間を置いたうえで、茶馬燕に伺い、違うメニューを味わってみたいです。

※中村シェフも著者のひとりです。

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