以前、古代エジプト時代から甘味料として用いられたマメ科の植物「キャロブ」のことについて取り上げたことがあります。
【過去記事:ココアやチョコの代替品として有名な、古代エジプト時代から用いられた甘味料「キャロブ」のことについて】(2020年1月14日)
この記事の中で、私が買ったキャロブチップスの写真がありますが、その商品は「ALISHAN」(アリサン)というブランドのものでした。
当時、海外ブランドなのかな?と思ったのですが、埼玉県にある会社「アリサン・オーガニックセンター」であることを知った時に少し驚いたことを記憶しています。
この会社が運営する「阿里山Cafe」(埼玉県)のことを取り上げた記事を見つけ、魅力的な場所であることがわかったので取り上げたいと思います。
豊かな自然を眺めながら、野菜たっぷりのオーガニックランチが味わえる「阿里山Cafe」
巾着田さんぽとセットで訪れたい人気カフェ
西武池袋線の高麗駅からのんびり歩いて約10分。高麗川にかかる鹿台橋に隣接する、ひときわ目をひくボルドーカラーの建物が阿里山Cafeです。世界各地のオーガニック食材や地元の新鮮野菜を使ったベジタリアンランチが評判で、遠方からわざわざ訪れる人も少なくありません。
店のオーナーはアメリカ人のジャックさん。約30年前に奥様のフェイさんとともにこの地に移住してオーガニック食品の輸入販売を始め、その10年後にカフェをスタートしました。「阿里山」はフェイさんの故郷、台湾にある山の名前だそうです。
天気がいい日は高麗川の清流を見下ろすテラス席がおすすめです。大きな木々の間から木漏れ日が降りそそぐリバーサイドのオープンテラスは、リラックスした雰囲気。川のせせらぎや野鳥のさえずりに耳を傾ければ、日頃の疲れも飛んでいく癒しの時間を過ごせます。
川のせせらぎが聴こえるテラス席は犬連れもOK
ボリューム満点のオーガニックランチ
「ローストベジタブルピザ」や「お豆と季節野菜のカレー」など、フードメニューはどれも野菜たっぷりでボリューム満点。肉や魚を使わないベジタリアンメニューながら満足度は抜群です。
中でも人気なのが定番メニューの「ベジバーガープレート」。野菜と穀物で作られた分厚いパテは、中に入っているひき割り小麦がまるで粗挽き肉のような食感です。おいしくて、食べ応え十分。お肉が苦手な人や、カロリーが気になるダイエット中の人にもおすすめの一品です。
ベジバーガープレート1500円。たっぷりのサラダにベジミートのナゲット付き(サイドメニューは日替わり)
阿里山Cafeでは、ヴィーガンアイスクリームを添えたホットアップルパイやベイクドバナナチーズケーキなど、手作りのナチュラルスイーツも豊富です。
名物は、オーナーのオリジナルレシピで作られるアメリカンスイーツ「ジャックさんのにんじんケーキ」。どっしりと食べ応えのあるキャロットケーキは甘さ控えめで、スパイスをきかせた味が後を引きます。砂糖や乳製品不使用なので、罪悪感なく食べられるのもうれしいですね。
ジャックさんのにんじんケーキ550円。豆乳アイス添え
世界各地から取り寄せたオーガニック食品が揃う
食後にはカフェ横のショップをのぞいてみましょう。ここでは世界中から厳選した質の高いオーガニック食材を購入することができます。ハーブやスパイス、ドライフルーツなども数多く、料理好きな人は見ているだけでワクワクするはず。
独自にブレンドしたハーブティーや、ジャックさんのお母さんのレシピをもとにしたグラノーラなど、阿里山Cafeで手作りしているオリジナル商品もあるので、自宅でも阿里山Cafeの味を楽しむことができますよ。
棚には茶葉や粉類、豆、ドライフルーツなどがずらり。冷凍食品やチョコレートも
お店の周辺には、ハイキングコースが充実した日和田山や、曼珠沙華の名所として賑わう巾着田など、美しい自然スポットがたくさんあります。阿里山Cafeでランチやお茶を楽しみながら、のんびりと周辺を散策してみてはいかがですか?
(左上)種類豊富なハーブティーや紅茶(左下)朝食用にグラノーラはいかが?(右上)カフェのレシピ本も販売(右下)オーガニックのナッツ類
※ことりっぷ(co-Trip)の2021年5月12日の記事(https://co-trip.jp/article/519250/)より抜粋
アメリカ人と台湾人の夫婦が立ち上げたブランドであることを知ると、この独特のブランドイメージが構築された理由が少し理解できました。
このカフェで最高のランチを味わいつつ、併設されたショップで買い物を楽しみたいです!
埼玉県へ行った際は絶対に外せないスポットになりました。ジャックさんにも色々なことを伺ってみたいです。