最近はスーパーの中をうろついていると、じつに様々な柑橘類が売られていることに気付きます。
特に”ご当地みかん”的なものが急激に増えたように思います。
私もよく好奇心で様々な種類のみかんを味見するのですが、味・食感・香りにおける特徴がしっかりとあり、とても楽しむことができます。
今日は、”みかんの皮”の活用法と取り上げた記事を紹介しますが、以下の”みかん”は「温州みかん」を前提にしてください。
「みかんの皮」は捨てないで!料理や掃除に7つの活用法
みかんを食べたときに、皮をそのまま捨ててはいませんか? みかんは、実だけではなく皮にも栄養がたっぷりあります。また、みかんの皮にはクエン酸が含まれているので掃除でも大活躍するんですよ!
そこで今回は、家で簡単に実践できるみかんの皮の活用法を紹介します。
漢方として用いられている陳皮
みかんの皮がカラカラになるまで天日干ししたものを陳皮(ちんぴ)といい、漢方などでもよく使われています。細かく刻んだものを薬味にしたり、お茶に入れたりして使います。細かく砕いて、クッキーやケーキを焼くときに入れるとみかんのよい香りがします。
【陳皮の材料】
みかんの皮・・・2~3個分(何個でも可)
【作り方】
1.みかんの皮を水で洗いキッチンペーパーなどで水気が残らないように拭き取る
2.ざるのうえにみかんの皮をのせてカラカラになるまで約1週間くらい天日干しする(日の当たる室内に置いておいてもOK)
3.2を包丁で細かく刻み、瓶やタッパーに入れて保存する
みかんの皮のきんぴら
一度食べたらクセになる! みかんの香りが、きんぴらのよいアクセントになります。
【材料】
・みかんの皮・・・1~2個分
・ごぼう・・・1本
・砂糖・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1
・しょうゆ・・・大さじ1
【作り方】
1.ごぼうの皮をむき千切りに、みかんの皮は水で洗いヘタの部分を取り除き、千切りにする
2.熱したフライパンに油をひいて、ごぼうを炒めてしんなりしてきたらみかんの皮も一緒に炒める
3.2に火が通ったら砂糖、しょうゆ、みりんを入れて調味料がなじむまで炒め合わせたら完成
油性ペンや水垢にも!掃除に活用
油性ペンの汚れはみかんの皮の外側で擦れば、書かれた素材により効果は異なりますが簡単に落とすことができます。
また、水道の蛇口の汚れや鏡にこびりついた水垢もみかんの皮で擦ればきれいになります。
レンジや魚焼きグリルのにおい消し
【みかんの皮でレンジの中のにおい消しと掃除】
1.みかん1個分の皮を耐熱皿にのせて600wで1分温めます
2.1のみかんの皮の外側の部分でレンジ内の汚れているところを擦る(みかんの皮が熱かったら冷めるまで少し待つかゴム手袋をして行ってください)
3.最後に、布巾などで仕上げ拭きをして終了
レンジ内の消臭だけを行いたい場合は、みかんを温めるだけでOK。お菓子を焼いた後にこれをするだけで、バターのにおいも簡単に消えます。
【魚焼きグリルのにおい消し】
1.魚を焼くときにグリルの受け皿の水の中に、みかん1個分の皮をちぎって散らしていれる
たったこれだけで、魚を焼いた後のグリルがにおわない! さらに、みかんの皮に含まれるクエン酸などの効果により、いつもより汚れが落としやすくなってお掃除もラクになります。
肥料として活用
みかんの皮には、栄養がたっぷり入っているのでプランターや庭の土の肥料としても活用できます。やり方は、乾燥させたみかんの皮を土に混ぜるだけ。また、虫は柑橘系の香りが苦手なのでアブラムシなどの害虫除けにもなります。
みかんの皮の活用法を紹介しましたがいかがでしたか。どれも簡単に挑戦できるものばかりなので、気になった使い方があればぜひみなさんも試してみてください!
<文・写真:ライター やまさきけいこ>
※あんふぁんの2021年1月22日の記事(https://enfant.living.jp/mama/mamnews/keikoyamasaki/820397/)より抜粋。
みかんの皮を掃除向けに活用できるのは「クエン酸」が原因だったのですね。
レモンの皮もクエン酸が含まれており、同様に掃除向けに活用できますが、皮と果実の切り離しの容易さにおいてみかんに圧倒的な優位性がありますので、”活用しやすさ”においてみかんに軍配があがると思います。
また、個人的に、「みかんの皮のきんぴら」をすぐに試してみたいと思いました。
私の家族は、妻と娘が特にみかん好きなので、みかんの皮の家庭内供給量が多く結構無駄にしているため、きんぴらとして活用してみたいと思います。
楽しみになってきました。