「食欲の秋」と呼ばれるように、秋になると確かに、心を落ち着けて全身に美味しさが染み渡るような旬の料理を楽しみたいという欲が湧き上がってきます。
ハーブ・スパイス・アロマのことに関わっていくと、食への無限の好奇心が年々強まっていく感じで、常に新しい世界を求めている自分に気づきます。
その点、移動範囲を少なくして、様々な国籍の美味しい料理を食べにいくことができる日本の環境は本当に恵まれていると常に感じています。
また、海外と比較して、お店によって当たり外れの範囲が狭いと感じますし、平均して提供される料理のクオリティが高いと思います。
ここ数年で、食へのニーズの多様化に伴って、様々なコンセプトを持つお店が増えてきていますが、今日は、週刊文春が紹介する、免疫力アップにお勧めの”美味しく整える”レストラン4選の情報を取り上げたいと思います。
発酵や薬膳グルメで美味しく免疫力UP 今こそ訪れたい“整える”レストラン
目に見えない敵と戦うために大切な“食”。どうせなら美味しく楽しく立ち向かおう!
栄養価が高い食材をベースに、発酵や薬膳等、古来の力を借りて、コンディションを上げる。
今だからこそぜひ訪れたい4軒をご紹介。
酔いしれるほどの圧倒的発酵ワールド
◆発酵レストラン 和N
バクテリアマイスター・野村泰広さんが昨夏開業した“発酵レストラン”。
カウンターの他、奥には個室も。
店内に併設した発酵室で全ての調味料を自家発酵させ、添加物は一切使用しないという徹底ぶりに野村さんの覚悟がうかがえる。
“庭”をイメージしたフィンガーフード。
「食材の栄養素を酵素によって分解し、発酵させることで、人の舌は旨味をより強く感じるようになるんです。
三河湾で獲れる魚介や多くは出回らない鳳来牛など、東海三県の上質な食材のみを使用し、“美味しく健康に”を心がけています」(野村泰広さん)
1週間熟成させたアオリイカを夏野菜で彩ったNサラダ。
会席コース(3,540~10,620円)の他、平日限定の懐石プレート(1,800円)もお薦め。
天然マダイにはモロヘイヤなどを乳酸菌で発酵させたソースを添えて。奥は穏やかな酸味が夏に最適な自家製酵素ドリンク(レモンフレーバー)。
発酵レストラン 和N
所在地 愛知県名古屋市名東区名東本通3-53 リード星ケ丘1F
電話番号 052-212-9079(要予約)
営業時間 11:30~14:00、18:00~22:00
定休日 水、第1・第3日曜各種のネギにまみれて風邪も吹き飛ばす
◆negi negi
自家製ネギ味噌を添えた千寿葱のまるごとロースト(800円)。
オーナー・杉崎浩美さんの“ネギ愛”が高じて開業した長ネギ料理専門店。
看板メニューは、「千寿葱のまるごとロースト」「若鶏の唐揚げ~焦がしネギまみれ」「九条葱まみれ卵かけごはん」など。
ウォッカなどにネギを漬け込む(1杯600円)。
ドリンクも千住ねぎ焼酎の他、ネギボールなどのネギ尽くしで、グラスに刺さった長ネギはストローにしたり、持ち帰って翌朝の味噌汁の具にしたりと汎用性が高い。
昨夏には湘南辻堂店も開業し、その近隣で無農薬のネギ畑を耕し始めたとか。下仁田ネギや深谷ネギなどあらゆるネギを食せるが、“気兼ねなく飲める美味しい店”としても。
negi negi
所在地 東京都渋谷区本町2-16-7
電話番号 03-6300-4863
営業時間 17:00~24:00
定休日 月曜野菜・きのこ・肉に薬膳の力も添えて
◆六本木 香火鍋新天地
6,000円コース。左下は唐辛子や活性炭を配合したデトックスボール(各350円)。
今春、移転開業した同店なら、“美食”と“健康”を一つの鍋で噛みしめられそう。
香辛料をブレンドした鶏白湯と鶏紅湯のダブルスープで煮込むのはお替わり可能な国産牛や幻の豚と呼ばれる「TOKYO X」、そして「季節野菜盛合せ」と「きのこ盛合せ」だ。
食物繊維やビタミンなどの栄養素満載の“旬のきのこ”はトキイロヒラタケなど常時十種が揃う。
22種の薬味や調味料も揃う。
便秘や胃もたれなど体調に合わせスタッフが松の実や山査子などの薬膳食材をコーディネートしてくれるのも嬉しい。
漢方専門家と管理栄養士の二名が監修に就いている点も本気度を物語る。
六本木 香火鍋新天地
所在地 東京都港区六本木4-5-7
電話番号 03-5786-0710
営業時間 16:00~24:00
定休日 なし宝石のようなコースを目と舌で愛でたい
◆ブラン ルージュ
※写真はイメージです。 創業百五年、東京ステーションホテルのメインダイニングで、“免疫力とデトックス”を意識した「バランスアップランチ ロゼ “Rosé”」(8,000円/2020年9月30日[水]まで)が楽しめる。
※写真はイメージです。 色鮮やかな野菜と厳選食材で華やかに供される七品は酷暑と自粛に疲れた目と舌をほぐしてくれそう。
内装は“ヨーロピアンクラシック”がコンセプト。 考案した総料理長・石原雅弘氏によると、「タンパク質・脂質・炭水化物の三大栄養素を体内に摂り入れるために、繋ぎの役割を果たすのがビタミンなのです。今回のコースにも使用したうなぎはABCDEの全てのビタミンを含むためお薦めですね」。
ブラン ルージュ
所在地 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル2F
電話番号 03-5220-0014
営業時間 11:30~15:00、17:30~22:00
定休日 なし※出典:「週刊文春」2020年8月13・20日夏の特大号
文=週刊文春編集部
撮影=橋本 篤※CREAの2020年9月7日の記事(https://crea.bunshun.jp/articles/-/27718)より抜粋。
どのお店も気になりますが、個人的に、2番目に紹介されている東京・渋谷のネギの専門店が気になります。オーナーからネギに関する面白い情報が聞けそうです。
今日は、北海道ハーブ巡りの最終日ですが、完全燃焼したいと思います!!