世界的にラベンダーで有名な場所と言うと、南フランスのプロヴァンス地方や、スペインのブリウエガを真っ先に思い浮かべます。
以前もその二つの地方については記事にしました。
【ドローン映像で見るラベンダーの聖地 南フランス・プロヴァンス地方に魅了されました】
【スペインの「ブリウエガ」の方が、プロヴァンスよりもラベンダー畑の単位が圧倒的に巨大なのでは?と思う件】
そんな中、先日、クロアチアに「ラベンダーの島」なるものが存在するという情報を得ました。ヨーロッパ全体のラベンダーに対するポテンシャルはやはり半端じゃないなあと思いながら、情報を集めてみました。
その島は、クロアチアのフヴァル島(Hvar Island)と呼ばれるところで、位置的には、イタリアの右上にあります。恐らく、日本人にとって「クロアチア」と言われても行ったことが無い人にとっては地理的な関係がイメージしにくいと思います。Google Mapを貼っておきます。
世界的に有名なリゾート地ということで、ネット上では観光情報がたくさん出てきます。
色々と見てみましたが、フヴァル島の雰囲気が掴みやすいブログは以下の2つでした。
イタリアのベネチアを彷彿されるような雰囲気で、街の中は家の壁同士が狭い道をはさんでそびえ立っているような感じです。
ラベンダーグッズが屋台で売られていたり、ホテルの中は、石鹸、シャンプー、ベッド等がラベンダーのコンセプトで統一されていたりするのが分かります。
上の2つのブログ以外でも、フヴァル島のことを色々と調べてみたのですが、日本語のサイトではほとんど”ラベンダー畑”についての詳細な雰囲気についてわかるものがありませんでした。
どうしてなんだろう?と思いつつ、「Croatia Hvar Lavender」のキーワードでググってみました。そうすると、ラベンダー畑についての情報が出てきました。
そして、以下のブログを見て重要な事実を知りました。
記事の上から二つ目の写真を見てみてください。丘に延々と続くラベンダー畑を見ることができます。でもこの写真は20~30年前の光景であって、今ではこの光景は見られなくなってしまったようなのです。
この記事の筆者は、移民や壊滅的な山火事、その他の要因によって消滅してしまったのが原因と書いています。
非常に残念でなりません。こんな光景が今も存在していれば、ラベンダー好きにとっては絶対に外せない場所になると思います。
そんな事情により、今存在しているラベンダー畑は比較的小規模な畑が多いようでYou Tubeの映像を見てみてもアットホームなラベンダー収穫の映像が多いです。
以下の映像が一番、現在のラベンダー畑の雰囲気がわかりやすいと思います。
積み上げられた石の壁に囲まれているところにラベンダー畑があるのが非常に独特で、恐らくこれは城の跡地ではないかと思いますがどうなのでしょうか。。
少し情報をまとめると、「ラベンダーの島」と言いつつも、過去にラベンダー生産で繁栄した島という意味合いが強く、現在はその威光を利用してラベンダーのイメージを強く残している島というように捉えました。
よって、「ラベンダー畑を楽しむ」という観点では、フランス・スペインがいいとう結論です。
ただ、リゾート地としては非常に良さそうな場所です。世界のセレブ達が泊りに来るということなので、お値段は高くなりそうですが、、。