昨夜、以前、沖縄食材の専門店で購入したきり棚に眠っていた「クヮンソウ茶」というものを下ろし、初めて飲んでみました。
クヮンソウは、睡眠サプリの原料として使われるほどの安眠効果を持つハーブで、「眠り草」という呼び名もあるそうなのですが、非常に飲みやすいお茶でとても気に入りました。
以下の記事では、「琉球大学の研究では、1.5倍の熟睡を促すと科学的に証明されている」という記載があります。
また、以下の記事では、6日間、毎日茹でたクヮンソウを食べて、快眠度を測るアプリで安眠効果を検証しています。(安眠効果があると結論付けるまでの結果には至っていないですが、クヮンソウはめちゃくちゃ美味いという記載があります。)
クワンソウのことを知っていくとどんどん興味が高まっていくのですが、つい3日前に、このクワンソウの睡眠改善作用についての臨床実験に関するニュースが入ってきましたのでご紹介したいと思います。
伝統的な薬草 ユリ科「クヮンソウ」 睡眠改善の効果を実証 クレイ沖縄、機能性表示食品の届け出へ
健康食品を製造・販売するクレイ沖縄(那覇市、渡嘉敷哲代表)は5日、県庁で記者会見し、ユリ科の植物クヮンソウ(和名・アキノワスレグサ)の睡眠改善作用を臨床試験で実証したと発表した。来年1月をめどに、同社が販売するクヮンソウを使用した商品を「機能性表示食品」として消費者庁に届け出し、同年5月ごろの販売を目指す。
同社は昨年12月からことし2月にかけて、那覇西クリニックの玉城研太朗診療部長と関西福祉科学大学の竹田竜嗣講師の協力を得て、睡眠の質に問題を抱える成人男女32人を対象に、2週間の臨床試験を実施。睡眠前にクヮンソウエキスが入ったカプセルを飲ませ、睡眠時の脳波を測定した結果、入眠時間が早くなり、就寝中に脳が目覚める中途覚醒が減少。深い眠りの状態を指す「ノンレム睡眠」の割合が増加した。
クヮンソウには、睡眠改善に効果があるアミノ酸の一種「オキシピナタニン」が含まれている。今回の結果を受け、同社は、オキシピナタニンの含有量を多く含んだ状態で製造する方法を特許として申請している。
同社は来年5月をめどに、クヮンソウを使った全商品を「機能性表示食品」として販売する準備を進めている。クヮンソウの効能を認知しているインバウンドの中国人や、海外の華僑をターゲットに販路拡大を目指す。
同社の渡嘉敷代表は「沖縄の伝統食材のクヮンソウを沖縄ブランドとして、世界に広げたい」と意気込んだ。
クヮンソウは、沖縄や台湾など温暖な地域に育つ伝統的な薬草で、睡眠効果やリラックス効果があるとされ、琉球王朝時代から、人々の間で食されてきたとされている。
※沖縄タイムスの2019年12月10日の記事(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/gallery/508306?ph=2)より抜粋
この形式(科学的にエビデンスを取得→商品リリース)は、地域おこしや、商品プロモーションをする上での一つの雛形になってきているように思います。
養命酒製造も、クロモジのインフルエンザウィルスに対する効果を実証してから、クロモジの飴やお酒を出していますが、ビジネス上の効果も十分に得られていそうな感じを受けています。
【過去の関連記事:「クロモジ」エキスのインフルエンザウイルス増殖抑制効果は、摂取して24時間後にウィルス感染しても抑制できる可能性があることが確認されたようです】
昨日まで、クワンソウのことを全くと言っていい程知りませんでしたが、今後のハーバルライフの中でしっかりと取り入れていきたいと思えてきました。
クワンソウのこと、今後もっと理解を深めていきたいと思います。