スペイン料理のパエリアの黄色い色素は、「サフラン」によるものというのは比較的小さい頃から知識としては持っていたと記憶しています。
ハーブのことに深く関わりを持ち出してから、赤く長い髭のようなサフランが高価なスパイスとして利用されているということを知りました。
しかしながら、サフランは「香り」というより「色素を出すもの」という印象が強く、スパイスとしてのサフランにはあまり興味が沸かなかったというのが正直なところです。
でも昨日、サフランに対する興味を刺激する内容をInstagramの中で拝見しました。(以下)
※この方の投稿は質の高い情報が多く、いつも参考にしています。
上記の投稿の中では、サフランの特徴、活用法が無駄なくシンプルにまとまっていて、「サフランは香り高いスパイスなんだ」ということが伝わってきます。
白ワインの香りづけとしても使えるなんて、今まで全く知りませんでした。
サフランは非常に高価なスパイスという認識がありますが、スペインでは日本とは比較にならないくらい安価と書かれていますね。スペインに行った際は、たくさん仕入れてきたくなります。
この内容をみて、今までの自分自身のサフランに対する偏見を壊し、色々と試してみたいという想いが徐々に沸いてきました。。
サフランを活用したレシピについては、エスビー食品のページに70種類記載されていて参考になります。
また、サフラン全般のことについてよくまとまったページがありますので以下に貼ります。
上記リンクのポイントを簡単に羅列します。
*1gのサフランを取るのに300個の花が必要なことから、現在でも最も高価な香辛料として知られている。
*サフランは赤い柱頭部分にしか独特な香りはない。したがって本来は柱頭部分しか使わないが、粗悪品ではサフランが高価なこともあり量をかさましするために、花柱もまぜて販売しているところもあるので注意が必要。
*香りの成分はサフラナールで、口の中に残る独特の香りがある。刺激と苦味があるが、芳しい(かぐわしい)風味もある。
*サフランには色素成分であるカロチノイド色素のカロチンやリコピンのほか、特有の色素成分であるクロシンを含む。クロシンは着色効果が非常に強く、クロシン1に対して15万倍の水を加えても、黄色と判別できるほど。
*クロシンは水溶性で油には溶けないので、利用の際は、まず最初に水かお湯でよく溶かして香りと色を移しだし、その着色液を料理に使うといい
*サフラワーはサフランと名前が似ているが違う。サフラワーは中国やインド、中近東及びメキシコで栽培されている。値段はサフランの数分の1と安いことから、悪質な業者ではこれをサフランとうたって、売っていることもある。このためニセサフランとも呼ばれている。
*サフラワーはサフランに比べて鮮やかさにかけ、オレンジがかっているのが特徴。料理の色付けには使えますが、味付けにはむいていない。サフラン特有の芳香がないので香りをかげばサフランかどうかはすぐにわかる。
*エジプトでは薬、香水、染料としておもに用いられ、クレオパトラも化粧品として愛用していたといわれている。ペルシャではサフランティーが鬱病を治すと信じられてきた。古代ローマでは皇帝ネロが街に入る際に通りにサフランを撒いたと伝わっている。
今月から月一回、私自身が家族にハーブ料理を振舞う日を設けたので、このサフランを使ったレシピも近々取り入れていきたいと思います。
あと、サフランの花が非常に綺麗なので、来年は自宅でも育ててみたいと思ったのですが、育てやすそうな植物です。
サフランの育て方については、以下のページが詳細に説明されていてわかりやすいです。
サフランのこと、これから探求していきたいと思います。