【千葉大】数学や情報数理学の手法を使い、トロピカルな香りのクラフトビール開発

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今月に入ってから、高校生がハーブ・アロマ商品の開発に関わったニュースを2つ取り上げました。

【過去記事:富山の農高生が400年前のレシピを再現しハーブルームスプレーを商品化】(2022年2月11日)

【過去記事:仙台商業高校が共同開発した「ずんだアロマアルコール」とは】(2022年2月9日)

学生の関わるニュースはパワーが貰えます。

今日は、大学生がアカデミックなアプローチで、商品開発に関わったニュースを紹介します。

数学的手法でクラフトビール、教授と学生たちが開発…3月上旬には提供開始

千葉大の教員と学生たちが、数学や情報数理学の手法を使い、トロピカルな香りを感じるクラフトビールのレシピを考案した。3月上旬には、醸造元のブルワリー「むぎのいえ」(千葉県習志野市)で提供を始める予定だ。

ビール造りに励む学生(習志野市で)

 同大理学研究院の萩原学教授(47)が率いるビール造りプロジェクトで、今回は第2弾。昨年、千葉市と栃木県足利市の市制100周年を記念するビールを開発し、即完売する人気ぶりだった。

 新たに取り入れたのが、数学の「束」という手法だ。19種類のホップを「フルーティー」「スパイシー」「アロマ」などの味や香りの特徴ごとに分け、ビールに取り入れたい要素を結び付けやすいように整理した表を活用。萩原教授は「数学的なアプローチでレシピを作ることで、数学の面白さも伝えることができれば」と話す。

 プロジェクトに参加する学生の所属は、理学部や法政経学部、教育学部など様々。法政経学部2年の学生(21)は「数学にとっつきやすくなりますね」と笑う。

 発酵が一段落し、試飲したところ、味がやや苦めだったという。しばらく寝かせて、まろやかな味わいに仕上げていく。法政経学部2年の学生(20)は「目指したのはクラフトビール初心者でも飲みやすいビール。ぜひ飲んでほしい」と呼びかけている。

※読売新聞オンラインの2022年2月14日の記事(https://www.yomiuri.co.jp/national/20220212-OYT1T50240/)より抜粋

非常に興味深い記事です。

数学って、なかなか社会の中でどのように活かされているのかをイメージしにくい部分があると思いますが、お酒の風味づくりの分野で数学の考え方がダイレクトに反映されることの社会的意義が大きいように思います。

ブルワリー「むぎのいえ」から3月に発売されるのが今から楽しみです。

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