我が家では、朝食のおかずとして焼いたサーモンをよく食べるので、冷凍室には常にサーモンが置いてあります。
サーモンは、鍋にたまに入れるか、焼き魚にするかのほぼ二択の状態で、全くバリエーションがない状態が続いています。
でも、今日出会ったサーモンのレシピは、サーモンの活用の幅が広がると感じましたので早速取り上げます。
フランスのママの味!「サーモンとキャベツのフリカッセ」【小林まさみさん考案】
簡単ごちそう。サーモンとキャベツのフリカッセ【簡単15分!あったか煮込みレシピ #5】
最終回は、フランスの家庭料理の定番といえる「サーモンとキャベツのフリカッセ」をご紹介します。短時間で、ごちそう感のあるひと品ができあがりますよ。「フリカッセとは、フランスの家庭料理で“白い煮込み”です。一般的には鶏肉を使ったチキンフリカッセがポピュラーですが、今回は体を温めてくれる食材のサーモンを使用します。サーモンは胃腸を温めて血行を促進させるはたらきがあり、胃腸が弱い方や冷え性の方におすすめ。アンチエイジングや疲労回復にも期待ができるので、積極的に摂るとよいそうです。
『フリカッセは作ったことがない』という方も多いかもしれませんが、はじめてでも簡単にできるレシピなのでぜひ挑戦してみてください」
材料(2人分)
・サーモン……2切れ(約200~250g)
・塩……小さじ1/3杯
・こしょう……少々
・小麦粉……適量
・キャベツ……4〜5枚(250g)
・玉ねぎ……1/2個(100g)
・白ワイン……1/2カップ(100cc)
・生クリーム(脂肪分45%以上)……3/4カップ(150cc)
・水……1/2カップ(100cc)
・塩……小さじ1/3杯
・こしょう……少々
・サラダ油……大さじ1杯(2回にわけて使用)
・タイム……4~5本(ドライハーブなら少々)下ごしらえ
・サーモンは塩をふって10分置く作り方
1. キャベツを切る
「キャベツは芯の部分もおいしいので使いましょう。芯は真ん中を縦に切ると火の通りが早くなりますよ」2. サーモンを切る
「サーモンに塩をふると塩味がつくだけでなく、身が崩れにくくなり臭みが取れます。また、旨味もギュッと凝縮しますよ」3. サーモンにこしょうをふり、小麦粉をまぶす
「サーモンに小麦粉をまぶしておくことで、ソースにとろみが付きます」4. サーモンを焼く
「フリカッセの名前のとおり“白い色”を保つために、具材に焼き色をつけないように調理するのがポイントです。サーモンはあとで煮込むので、この時点では中まで火を通さなくて大丈夫ですよ」5. 玉ねぎを炒め、白ワインで煮詰める
6. 煮込む
「生クリームは味の決め手となるので、動物性を使いましょう。脂肪分45%以上がおすすめですが、なければ35%で大丈夫です」「キャベツはしっかり火を通したいので先に加えます。サーモンはほとんど火が通ってるので、一番上にのせてください」5. 塩、こしょうで味を調える
サーモンとキャベツで春を先取り!
「サーモンの代わりに、牡蠣やえびを入れてもおいしく仕上がります。合わせる野菜はお好みでOKですが、キャベツのように火の通りが早い食材を使うと、短時間でパパッと作れるのでおすすめです。こんなに簡単にできるのに、彩りがよくごちそう感がありますよね」と小林さん。たしかにサーモンのピンクとキャベツの黄緑色、そしてクリームの白が春らしい色合いで、気分が高まりますね。今週、毎日お届けした連載も今回が最終回です。紹介した5つのレシピは、どれも驚くほど簡単にできるものばかり。まだまだ続く寒い日にはおいしく体を温めて、健やかに春を待ちましょう!
教えてくれた人
@kobayashimasami.masaru|Instagram
料理研究家 小林まさみ | 公式ホームページ取材・文/鎌上織愛
撮影/宮本信義この連載の記事はこちら▼
※macaroniの2022年2月11日の記事(https://macaro-ni.jp/107925?utm_source=kddi&utm_medium=kddi&utm_campaign=kddi)より抜粋
タイムは庭に生えていますし、それ以外の食材もほぼ常時家にある食材なのが嬉しいです。
つくり方の手順さえ頭に入れておけば、食材のアレンジを加えていけるので今後の食生活が楽しくなっていきそう!