日本たばこ(JT)と蒸溜所がコラボし、クラフトジンを開発

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今年9月に、たばこに関する記事を2つ取り上げました。

【過去記事:紙タバコと天然香料・ハーブとの繋がりの深さを知りました。】(2021年9月3日)

【過去記事:アロマとの結びつきを強めることで、タバコの概念が変化しつつあります。】(2021年9月22日)

2021年9月22日の記事は、日本たばこ(JT)が発売した”「アロマの香り」のたばこカプセル”のニュースなのですが、今日取り上げる情報によって、日本たばこ(JT)の今後の戦略が自分の中で明確になってきました。

香りと味のマリアージュで感覚が研ぎ澄まされる! 至極の瞬間をぜひ味わって。

高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス(Ploom X)」からの新フレーバー2種の発売を記念し、JTと「紅櫻蒸溜所」がコラボしてオリジナルクラフトジンを開発。ananweb編集部が北海道の「紅櫻蒸溜所」へ行き、たばことクラフトジンのマリアージュをリポートします!

「プルーム・エックス」の新フレーバーに合わせてクラフトジンを開発!

JTの高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エックス(Ploom X)」に、カプセル搭載のたばこスティックが初登場しました。

国内紙巻たばこ販売シェアNo.1ブランド(※1)の「メビウス」から展開しているオプションシリーズは、天然メンソール100%(※2)の爽快感と、フィルター内に搭載したカプセルを潰すことで拡がる華やかな香りで、多くの人から支持されています。

その中でも特に人気のフレーバー、ベリーカプセル搭載の「メビウス・オプション・パープル」と、シトラスカプセル搭載の「メビウス・オプション・イエロー」が、加熱式たばこ用デバイスのたばこスティックになって登場。紙巻たばこ同様、天然メンソール100%(※2)ならではの爽快感と、カプセルを潰した瞬間から弾ける香り立ちが特長です。また、それぞれのフレーバーの味わいを「プルーム・エックス」の進化した加熱技術で引き立てられるよう、最適なたばこ葉のブレンドを追及しています。

『JT』は新フレーバーの登場を記念して、北海道にあるクラフトジンの蒸溜所「紅櫻蒸溜所」とコラボし、2つのフレーバーとのマリアージュにおすすめのジンを開発しました。


※1 JT調べ「紙巻たばこ市場での売上」2021年9月末時点
※2 「天然メンソール 100%」とは、本商品に含まれるメンソールが全て天然由来であることを指します。

北海道初のクラフトジン蒸溜所「紅櫻蒸溜所」

蒸溜酒「ジン」とは?

そもそも「ジン」とは、大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料とした、イングランド発祥の蒸溜酒で、蒸溜中に「ジュニパーベリー(Juniper berry)」など複数の「ボタニカル」と呼ばれる植物成分を加えることで香り付けされているのが特徴。蒸溜酒の中では比較的個性が強くないうえ、西ヨーロッパでは古くから知られているため、そのまま飲むだけでなく、「ジントニック」や「マティーニ」など、カクテルの材料として使われることが多いスピリッツのひとつです。

最近では日本のクラフトジンの人気が高く、なかなか入手できないものが増えています。今回JTがコラボ先として選んだのは、味と香りにこだわり、個性を追求しているというJTと共通の思いを持っている「紅櫻蒸溜所」。こちらのクラフトジンも入手困難なほどの人気です。

「紅櫻蒸溜所」のこだわり3つ

「紅櫻蒸溜所」は、2018年に北海道札幌市の紅櫻公園内に設立され、北海道産のボタニカル素材を多数使用してクラフトジンを作っている、北海道初のクラフトジン蒸溜所です。

1. 北海道産のボタニカル素材を使用
メインの「ジュニパーベリー」に、日本が代表する旨み成分「日高昆布」を加え、それを引き出すのに相性がいい「干し椎茸」や「切り干し大根」も加えられています。そのため、鍋物やお寿司など、和食にも合う香りに仕上がっているのが特徴。本来「ジン」は、甘みや旨みはないはずなのに、甘みを感じるような不思議な感覚を味わうことができます。そのほか、「ブルーベリー」や「ラベンダー」など、世界に誇れる北海道らしいボタニカル素材も加えられています。

2. 季節の香りを楽しむために蒸溜日が記載されている
「紅櫻蒸溜所」の代表ブランド「9148」の「#0101」は、「北海道を世界中の人に知ってもらいたい」という思いから、北海道産のボタニカルな素材を使い、蒸溜しています。同じボタニカル素材を使用しても、旬の時期は香りが強かったりと、季節によって香りが違います。香りが変化するので、商品には蒸溜した日付を記載しています(ジンは熟成期間の影響をあまり受けないため年号の記載はありません)

3. 洗練されたデザインとこだわり
ジンはもちろん、ラベルやボトル、キャップまでこだわった、アーティスティックなデザインです。ブランド名「9148」は、イギリスのディストピアSF小説「1984」(著・ジョージ・オーウェル)から取り、数字をあえて逆にすることで、“平和で自由な世界”という思いが込められています。また、ブランド名が数字4文字なので、商品名もレシピナンバーとして4桁の数字にするというこだわり。10か国以上に輸出され、人気が高まっています。

「プルーム・エックス」新フレーバーに合わせて作ったクラフトジンとのマリアージュが斬新!

味と香りに対するこだわりの詰まった「紅櫻蒸溜所」のクラフトジンと、「プルーム・エックス」の新フレーバーがコラボレーションし、オリジナルのクラフトジンが完成しました!

「プルーム・エックス」の カプセル搭載のたばこスティック「メビウス・オプション・パープル」、「メビウス・オプション・イエロー」に合うように作られたクラフトジンは、「紅櫻蒸溜所」の代表ブランド「9148」の「#0101」をベースに作られた、<左から>「#0513 Purple Moon」、「#0216 Yellow Breeze」の2種類。

「#0513 Purple Moon」は、真実のシナモンと呼ばれる天然のセイロンニッケイ種のシナモンを使用し、上品で華やかな香りに。セイロンシナモンとブルーベリーは、飲食業界では人気の組み合わせで、単体で飲むよりも、ベリーの香り豊かな「メビウス・オプション・パープル」とマリアージュすることで、清涼感とまろやかな口当たりを楽しむことができるそう。

実際に試してみると、アルコール感が控えめに感じられて甘みが際立ちます。ストレートはもちろん、氷を入れたロックで飲んでも、香り豊かで美味しくいただけます。

「#0216 Yellow Breeze」は、アールグレイのベルガモットオレンジの香りを高めています。シトラスと紅茶も相性のいいの組み合わせなので、単体で飲むよりも、シトラスの香り豊かな「メビウス・オプション・イエロー」とマリアージュすることで、シトラスの爽やかな酸味に深みが生まれるそう。

実際に試してみると、それぞれの個性が合わさって全く別の味わいに変化する感覚を楽しむことができます。お湯割りで飲むと、よりアールグレイの香りが際立ち、アフタヌーンティーの世界観に。たばことのマリアージュで、新しい感覚を味わえます。

今回の開発にあたり、ブルーベリーやシトラスなど「同じフレーバーをそれぞれ強化するだけではつまらない」と開発を担当した蒸溜技師さんが思ったそう。そのため、シトラスにアールグレイを合わせることでレモンティーになるような、香りと香りがマリアージュすることで変化が生まれるようにブレンドされました。強烈に香ることを目指しつつ、ジンの香りも残すためにバランスを重視しているので、絶妙なマリアージュを堪能することができます。

ご紹介したクラフトジンは、12月16日から一部の「Ploom Shop」で、プルームのデバイスを持つ「CLUB JT」会員、「Ploom X CLUB」会員に無料で提供。提供店舗は、仙台店、銀座店、東京駅グランルーフ店、渋谷店、名古屋店、なんば店、天神店(札幌店は2022年2月1日より提供開始)です。

マリアージュすることで味覚と嗅覚が研ぎ澄まされる!

たばこは嗜好品であり、自分の休息や楽しい時間を充足してくれるもの。個性豊かなたばこと、香りにこだわったオリジナルクラフトジンのマリアージュで感覚が研ぎ澄まされていく、素敵な体験をぜひ試してみてください。

Information

<左>メビウス・オプション・パープル・プルーム・エックス・プルーム・エス用
たばこスティック 20本 メンソールタイプ ¥570

<右>メビウス・オプション・イエロー・プルーム・エックス・プルーム・エス用
たばこスティック 20本 メンソールタイプ ¥570

※ すべて税込み価格

写真・北尾渉 文・三谷真美

※an・an webの2021年12月27日の記事(https://ananweb.jp/anan/389895/)より抜粋

たばことクラフトジンのマリアージュ、どんな感覚なのかとても興味深い!

日本たばこ(JT)の昨今の動きから目が離せませんし、今後への期待がどんどん高まっていく記事です。

たばこは、大航海時代においては、身体に悪いモノというより、「薬」という概念だったことは以前聞いたことがあります。

そのあたりについては、👇のチベット医の小川康先生の話が分かりやすいです。

【関連記事:~薬草をとおして「くすり」を学び、 気楽に集い学べる「塾」~『森のくすり塾(長野県上田市)』とは】(2018年10月17日)

この背景を踏まえると、日本たばこ(JT)の動きは自然なのかもしれません。

あと、JTのコラボ相手である2018年に誕生した北海道の「紅櫻蒸溜所」の存在は初耳でした。

深いこだわりを感じる魅力的な蒸留所です。

”酒とたばこと女”というと、男としてだらしないイメージがありましたが、その概念も令和になって変わってきているのかも??

紅櫻蒸溜所のHP

日本たばこのHP

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