薬膳懐石と温泉で心身が癒される旅館「はづ木」＠湯谷温泉

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先程知ったのですが、今日は、満月を迎え、さらに部分月食を見ることができるそうです。

18時過ぎにはほぼ皆既月食に見えるとのこと。

今日はいい一日になりそうです。

本日は、愛知・湯谷温泉の魅力的な旅館を取り上げたいと思います。

【愛知・湯谷温泉】薬膳料理と温泉で心も身体も美しく／宇連川のほとりに佇む山里の宿「はづ木」

愛知県新城市の清流・板敷川沿いに温泉宿が立ち並ぶ、湯谷温泉。近くには鳳来寺山や阿寺の七滝といった景勝地もあり、奈良時代から親しまれてきたという温泉地です。そんな歴史ある出湯の谷で、近年特に女性に人気を集めているという宿をご紹介します。料理はすべて本場上海のシェフ監修による薬膳料理。温泉と共に心と体を整えることができますよ。

民芸調のインテリアで統一された川沿いの一軒宿

昭和初期に建てられたという数寄屋造りの建物が丸ごと宿となっている「はづ木」。JR飯田線「湯谷温泉駅」から徒歩5分という場所にあり、鳳来寺山の麓、宇連川のほとりにある山里の温泉地の中にたたずんでいます。

宿に着くと、広々とした土間の奥に大きな窓があり、川沿いの緑が映える美しい景色が目に入ります。伝統家具が並ぶロビーではウェルカムドリンクでほっと一息。華やかな香りとほんのりとした苦味があるハスの葉茶はデトックス効果もあるのだそう。館内にはオリジナルのさまざまな薬草茶を販売していて、自分にあったお茶をお土産にすることができます。

せせらぎが心地よい露天風呂で山の自然を感じて

「はづ木」宿泊客が利用できる、「湯の風HAZU」の露天風呂

まずは1300年前から人々を癒してきた湯谷温泉の源泉を掛け流しているお風呂へ。川沿いに作られた檜作りの露天風呂があり、せせらぎや鳥のさえずりが聞こえてきます。

宿泊客は近くにある系列宿「はづ別館」や対岸にある「湯の風HAZU」の大浴場も利用することができるので、湯めぐりするのもおすすめです。山の空気に抱かれながらリラックスすることができますよ。

個室やダイニングルームでゆったりと薬膳懐石を

夕食は食事用のお部屋へ。川沿いの景色が望める部屋もあります。薬膳懐石はお茶やスープからはじまり、炒め物や揚げ物、煮込み料理などをゆったりと楽しむことができます。

ドリンクも、紹興酒などの中国酒や地元の地酒のほか、自家製の漢方薬用酒などが用意されているのでぜひオーダーを。ほどよいお酒は食欲を増進させ、代謝も高めてくれます。薬膳懐石は立ち寄り入浴とセットになった日帰りランチプランでも味わうことができるようになっています。

薬膳懐石の最初は、レイシやクコの実などをお茶に浸していただく薬膳茶から。仲居さんがひとつひとつの漢方についてその効能や薬効を紹介してくれます。体によいものを食べている…と感じながらいただくことも、その効能を取り入れるためには大切なのかもしれません。

それぞれの品には高麗人参やモンゴルの野草が入った鳥ムネ肉のスープ、ダチョウ肉を煮込みにした料理など、珍しい食材がいろいろ。

血をきれいにし、肌荒れを改善してくれる紅花を入れたエビの炒め物や眼精疲労やホルモンバランスを整える真珠の粉やクコの実を入れた、卵白でふわふわになった貝柱の炒め物など女性にうれしい料理も。全メニューで30種類以上の漢方食材が使われていますが、どれも食べやすく仕上げてあります。

食事の最後は、烏骨鶏でとった味わい深いスープと視力回復、下痢止めなどが期待できる漢方、トシシが入った炊き込み御飯。ほんのり甘い羅漢果のお茶で口をさっぱりさせ胃腸を落ち着けて。

デザートは胃腸炎や高血圧、肌荒れ等によいとされる白きくらげやナツメの入ったのど越しなめらかな一品。ビタミン、ミネラル豊富なタンポポコーヒーと共にどうぞ。夕食は計11品を約1時間半ほどかけていただきます。胃腸をいたわった料理ばかりなので、不思議と体が軽く感じられました。

山の自然を感じる、心落ち着く空間

食後は部屋に戻り、ゆったり、のんびりと。全室が川沿いの景色が楽しめるようになっていて、日本家屋の風情を大切にしたレトロなインテリア。山と川に囲まれた土地ならではの静けさが、心を穏やかにし、気持ちを整えてくれるようです。

朝食の一例

鳥の声や風の音が目覚めさせてくれる朝は特に気持ちのいい時間。朝食も薬膳粥や汲み豆腐など、体をいたわる美と健康に気遣った品々が用意されています。

自家製ドリンクなどで身体を整える、ファスティングのための宿泊プランを用意するなど、美と健康をテーマにした料理やプランでおもてなしする温泉宿「はづ木」。自然に囲まれた静かな場所で自分の体と向き合い、心と体を整える時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。